城をひとつ―戦国北条奇略伝―(新潮文庫)

城をひとつ―戦国北条奇略伝―(新潮文庫)

781円 (税込)

3pt

4.1

城をひとつ、お取りすればよろしいか――。小田原城に現れた男は不敵にも言い放った。ある時は馬商人、ある時は旅の僧に姿をやつし、敵中深く潜入する。人の心を操るという兵法書『孟徳新書』の「入込」の術で、相手を分断。機を見て一気に城を奪取する。曰く「敵を攻めるのではない。敵の心を攻めるのだ」。江戸城攻略をはじめ、北条五代を支えた謎の軍師一族を名手が初めて描き出す傑作。(解説・春風亭昇太)

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城をひとつ―戦国北条奇略伝―(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    所謂「北条五代」(早雲・氏綱・氏康・氏政・氏直)の中、二代目の氏綱の頃から、豊臣秀吉との戦いに敗れる五代目の氏直の時代までを背景に6つの挿話で構成されている物語である。
    6つの挿話を通読すると、北条家が勢威を拡大し、関東の覇者となり、そして滅ぼされてしまうまでの経過が視えるのだが、本作はそういう経過

    1
    2020年05月20日

    Posted by ブクログ

    講談社決戦シリーズで伊東先生を知り、いろいろ読み始めました。「城をひとつ」もそのひとつ。
    後北条氏については知らない事が多いので、その動向や、主人公である大藤一族の活躍を新鮮に楽しめました。
    特に、関東公方や里見氏や上杉氏の動向などをメインに描かれた小説は、少ないのではないかと。
    どの攻城戦も同じよ

    0
    2021年03月27日

    Posted by ブクログ

    後北条氏五代に仕え、‘入込’の調略を担った大藤氏一族を扱った小説。信基から曾孫の直信まで、連綿と続く陰の仕事人にスポットを当てており大変渋い。

    難事難局に駆り出されては鮮やかな手際で事に当たる。まさに名人芸!

    やはり当代無双・足利義明との駆け引きに手に汗握る。また、秀信と越後の龍・上杉輝虎の応酬

    0
    2021年02月03日

    Posted by ブクログ

    少し前に読んだ同じ時代の、同じ人物を取り巻く話を別の角度からアプローチした物語だ。
    フィクションではあるが別の作者が書いた作品を読むと、面白さの深みが増す感じだ。
    この様な読み方も良いと思った。
    歴史物をいくつか読んでいくと人間物語であり、伝えられている程に単純な話では無いと思ってくる。
    面白い。

    1
    2020年05月26日

    Posted by ブクログ

    簡単に説明すると歴史小説×スパイ小説。
    まず書き出しの「城をひとつ、お取りすればよろしいか」の言葉だけで、カッコいいたらありゃしない!

    城攻めというのは本来落とされないように厳重に作られ、敵の装備や食料などの準備も万端なところを攻めるわけなので、長期戦になりがち。
    そのため攻め手にとってもかなりリ

    0
    2021年12月05日

    Posted by ブクログ

    後北条氏や関東公方が描かれた東国の話は初めてで、興味深く読んだ。東国の城がたくさん出てきたが、いつか訪ねてみたい。

    0
    2021年05月29日

    Posted by ブクログ

    北条家に仕えた謎多き軍師大藤家をベースに関東一円を統べた北条家の栄枯盛衰を連作短編の流れで描く作品。大藤家は「入込」と呼ばれる術(敵の内部に侵入しやり込め内部から瓦解させる手法)を武器に城をとっていく。その様はいわゆるスパイものの読み口でく読みやすい。この手のストーリーにありがちな誰が化けているか分

    0
    2023年06月14日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    北条五代を陰から支えた一族の活躍が描かれているが、なんで先まで見通していて、また、どれだけ手札を用意しているのだと感じさせられた。また、常にうまくいくのではなく、壁にぶつかりつつも、当意即妙な対応をとっており、より痛快に感じた。

    0
    2023年03月30日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    北条氏綱の前に現れた男。江戸城を奇略によって乗っ取ると宣言する。「城をひとつ」

    当代無双の小弓公方・足利義明が館に招き入れた僧・宗円。宗円は徐々に義明に信頼されていく。「当代無双」

    北条氏綱の娘を室に持つ古河公方・足利晴氏。両上杉家から河越城への出陣を求められるが…。「落葉一掃」

    国府台合戦に

    0
    2025年11月24日

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