リロ・グラ・シスタ~the little glass sister~

リロ・グラ・シスタ~the little glass sister~

660円 (税込)

3pt

私立吏塚(りづか)高校の屋上で葉群(はむら)という男子生徒の屍体(したい)が見つかる。その前日、「吏塚の名探偵」は、生徒たちが帰宅し出払った宵闇の更衣室で、同級生の観鞍(みくら)に遭遇していた。最も怪しむべきその人物は名探偵に依頼する。「葉群の死に関わっていないって証明してよ」……。独特の文体、極限まで凝った趣向。ミステリ界の破格のトリックスターによる衝撃のデビュー作!

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リロ・グラ・シスタ~the little glass sister~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    久し振りに再読。ネタは憶えていたが、想像の中にしかなかったシーンも。それが良い本というものだ。叙述トリックのひとつは割と早めに解ると思う。探偵が先か事件が先かという命題の後に哀しみ。ハードボイルドのパロディにもなってた。

    0
    2020年06月19日

    Posted by ブクログ

    学園ハードボイルド・ミステリーといったところだろうか。ハードボイルドの文体でありながら、奇妙な高校生たちが繰り広げる学園ドラマという感じで、何とも不思議なテイストのミステリーだった。

    私立吏塚高校の屋上で発見された男子高校生の墜落死屍体。学内で探偵を生業とする高校生の『私』は同級生からの依頼で男子

    0
    2015年07月22日

    Posted by ブクログ

    学校を舞台にし、主人公も学生ですが、探偵がいて、情報屋がいて、娼婦がいて、パパラッチがいてと、構造的にはハードボイルド。主人公の行動にもう一つ思い切りがないあたりに中途半端な感じがしないでもないですが、文体含めて個人的には好きな作品です。

    0
    2014年01月15日

    Posted by ブクログ

    雰囲気やキャラクターもどこか好みではないし、このトリックも正直使い古された感じが...
    もちろん使い方次第ではあるんだろうけど。
    ただ、そこを誤認させることで自然と犯人から外れるっていうのは悪くはないと思う。
    時計のトリックもよくあるって感じ。
    この作品はそんなにハマれなかったが、とりあえず詠坂さん

    0
    2021年05月04日

    Posted by ブクログ

    先に「ドゥルシネーアの休日」を読んでしまって、似た雰囲気の登場人物が印象に残ってたのがちょっと失敗。やっぱり順番は守らないと、自分。
    それはそれとして。会話を含む独特の言葉使いと雰囲気に引き込まれます。
    情報屋、切ないっ。

    0
    2016年04月12日

    Posted by ブクログ

    学園/ミステリー/ハードボイルド
    気軽に読める学園ミステリーかと思っていたら…。
    どこかいびつでわかりづらい。
    誰もが怪しく、謎も多い。
    屋上で発見された墜落死体という魅力的な謎も、淡々と流された印象。
    うまく表現できないが、不思議な魅力があるのは確か。

    0
    2015年04月09日

    Posted by ブクログ

    もう一度読まないと分からない感じ。あまり好みには合わなかったかな。動機が良く分からなかった。感想を書くのが難しい本。

    0
    2014年03月06日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    私立吏塚高校の屋上で葉群という男性生徒の遺体が見つかる。遺体には墜落死の痕跡があり、犯人が屋上から落とした後で再度持ち上げたという疑惑が出るか・・・。最も疑わしい校舎に残っていた人物から無罪証明を依頼される「吏塚の名探偵」。喉を煙で焼きながらハードボイルド風の意妙な学園ミステリ開演。

     後に遠海事

    0
    2023年03月01日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この本の前に読んでいた本が「探偵」が実は「男」だった、という叙述トリックがあり、この本も同様のトリックが仕掛けてあったのがほぼ意味をなさなかった。
    加えて、詠坂雄二の本は、先に遠海事件を読んでいたのも、楽しみを減らしてしまった一因。こっちから先に読めば、もっと楽しめたのかと思うと残念!

    ストーリー

    0
    2016年02月14日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    個人的には楽しめた。デビュー作であると聞いてなんとなく納得な作りではあるけど、物理トリックを仕掛けた理由付けなどがしっかりしていた(と思った)から、個人的に満足。
    ただ読み終わってから気になったのは、街中での喧嘩のシーンと、空咲というキャラクターの存在。あざといというか、ずるいというか、狙いすぎとい

    0
    2014年01月16日

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