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Posted by ブクログ
これを手に取ったののは
この時にはまっていたヴァンパイアの物語らしいということと表紙のイラストに目をひかれたため…
改めて物語を考えると
血なまぐささが際立っていてもおかしくないのでは?
と思うけど
読んでいるときはそんな感覚は一切なくて
どこか影を感じたり
耽美さを感じたり
必死さや
泥臭さ
人の気持ちの複雑さを味わえる
ミステリーでありファンタジーであり
家族の物語であり…
一人の男の半生の物語でもあるのかなと…
そして、
物語とは全く違うところで…
私にとって
ヴァンパイアとはどんな物語においても
綺麗で耽美でちょっとわがままで
どうしようもなく気持ちが捕らわれる
人とは違う人
なんだなぁと改めて実感
多分これからもヴァンパイア作品を見つけるたび
手に取っていくんだろうなぁ……
Posted by ブクログ
長きに渡った大戦が終わった後の荒廃した世界。人肉を扱うリストランテ(飲食店)で、“解体師”として働くオズヴァルド。食材として冷凍されてきたはずの青年に突如襲いかかられて首筋を噛みつかれてしまう。青年•ルカは吸血鬼を自称し、生き別れた双子の妹の血を飲めばオズヴァルドは助かるという。オズヴァルドはルカの妹•アンナの行方を追うが…
新年早々、インフルエンザにかかってダウン。仕事も数日休んで寝床に伏せていたが、読書は思うようにはかどらず。読んでてもあっちこっちへ思考が飛んでしまうのは、連休後半始業前あるあるか。
さて本書。突飛な設定と二人称語りの独特な文体のせいか序盤は読み進めるのに時間を要したが、中盤以降は一気読み。
吸血鬼に魔女に殺し屋、そして謎めいた“解体師”など登場人物それぞれがミステリアスで個性的。誰が敵で誰が味方なのか、手探りで進む緊張感。静的対話から動的アクションへ切り替わる場面展開など、緩急の使い方が上手い。また、次の展開が気になる章の幕引きはリーダビリティを高め、死生観を問うテーマは読み応えがあった。
独特な世界観なので好みは分かれそうだが、今後の活躍が期待される新進気鋭のミステリ作家さんの登場だ。
新潮ミステリー大賞 受賞(2024年)
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