龍の耳を君に

龍の耳を君に

850円 (税込)

4pt

手話通訳士の荒井尚人は、ろう者の親から生まれた聴こえる子――コーダで、ろう者の日常生活のためのコミュニティ通訳のほか、法廷や警察で事件の被疑者となったろう者の通訳などを行っている。そんなある日、荒井が手話を教えている場面緘黙症の少年が、殺人事件を目撃したと伝えてきた。NPO職員が殺害された事件の現場が、少年の自宅から目と鼻の先だったのだ。話せない少年の手話は、果たして証言として認められるのか!? ろう者と聴者の間で葛藤しながらも、架け橋になろうとする手話通訳士の奮闘を描いた、『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』に連なる感涙のシリーズ第2弾。/解説=頭木弘樹

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龍の耳を君に のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月01日

    なんでも、そうだと思うのですが、当事者にならないと、その人の本当の気持ちは、わからないんだろうな〜と、思います

    知る努力や、歩みよりは、できるけど、本当のところは、どこまで寄り添えるのかなぁと、考えてしまいます

    Uber Eatsさんで、聴覚障害の方がいらっしゃったことがありました

    聞こえる方...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月02日

    デフ・ヴォイスの続編。推理小説としては先が読める展開だが、それでも引き込まれる内容で一気に読めた。暗い話の中にあって、美和の存在が唯一明るく際立っていた。荒井とみゆきには幸せになってほしい

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    Posted by ブクログ 2024年02月18日

    2作目です。
    最近のイチオシです。

    今回は、ろうだけでなく
    自閉症、緘黙についても取り上げられていた。

    緘黙については詳しく知らないので、
    そうなんかなぁーって思うだけだったけれど

    ろう学校での教育や、
    ろう者への取り調べについての部分は
    人権無視のあまりに酷い有様で、
    本当にこんなんなのか知...続きを読む

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    購入済み

    新しい知識

    2024年02月17日

    手話通訳士の荒井とみゆき、みゆきの娘の美和との微妙な関係性を軸に3つの事件を描いている。荒井の心情の根底には、コーダだった幼少期の記憶があり、物悲しさを感じる。美和の同級生のえいちくんとの障害に、前向きに取り組む荒井の姿が心強い。シリーズ2作目。

    #深い #シュール #共感する

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    Posted by ブクログ 2023年07月30日

    前作があるのを知らずにこの書籍を初めて読みました。
    龍の耳と書いて「聾(ろう)」このタイトルの意味にそんな意味があったのですね。聴覚障害者の想いや環境などなかなか知ることも出来ないことが、こんなにも沢山あるんだと実感しました。手話にも色んな表現があり、書籍にもどのように表現するかひとつひとつ明記され...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年07月03日

    デフ・ヴォイスシリーズ第二弾。
    発達障害と場面緘黙症を併せ持つ少年が、手話を習得することで他者とのコミュニケーションが取り易くなるということが驚き。なるほど。その手があったか。
    モリカケ問題を連想させるストーリーを絡め、発達障害者を持つ親の苦悩も描かれ、前作よりも広く、深く、厚みを持った作品になって...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年07月01日

    タイトルの意味も分からず読んで、のめり込んでしまった前作。ミステリー仕立てなのに、現代社会における聴覚障害の方たちへの認識不足を思い知らされた。
    今回はさらに、支援学級にまでテーマが広がっており、読後は自分の見解が深くなるのを実感する小説だった。

    0

    Posted by ブクログ 2023年06月15日

    やっぱり最後泣いちゃったな。
    私自身ADHDとASD持ってるっていうのもあって、確かにって思いながら読んでた。
    いいなーーー。
    またいいの読んだって満足感。
    一気に読めた。

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    Posted by ブクログ 2023年06月14日

    なんといってもストーリー自体が面白い。楽しんで読みながら、自分が何気なく暮らす社会が障害=人と異なる特徴をもっていることで、いかに暮らし難い社会なのかということが伝わってきました。

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月02日

     デフ•ヴォイス第二弾。
     「障害」について考えさせられる。
     連作短編の形をとっていて、表題作の第3話『龍の耳を君に』がメインでもちろん、面白い。しかし、個人的には第2話の『風の記憶』が印象的で一番好き。

    0

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