龍の耳を君に

龍の耳を君に

850円 (税込)

4pt

手話通訳士の荒井尚人は、ろう者の親から生まれた聴こえる子――コーダで、ろう者の日常生活のためのコミュニティ通訳のほか、法廷や警察で事件の被疑者となったろう者の通訳などを行っている。そんなある日、荒井が手話を教えている場面緘黙症の少年が、殺人事件を目撃したと伝えてきた。NPO職員が殺害された事件の現場が、少年の自宅から目と鼻の先だったのだ。話せない少年の手話は、果たして証言として認められるのか!? ろう者と聴者の間で葛藤しながらも、架け橋になろうとする手話通訳士の奮闘を描いた、『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』に連なる感涙のシリーズ第2弾。/解説=頭木弘樹

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龍の耳を君に のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    シリーズ化されていたとは知らず僥倖でした!
    1作目の内容を踏まえている描写もあり、初見の人は若干とまどうかもしれません。
    しかし聾の方々のコミュニティがなぜ閉鎖的になりがちなのか、どんな孤独を抱えていらっしゃるのかを知るには、これ以上の入門書はないのではと思います。

    朴訥で透明感のある主人公も好き

    0
    2025年03月27日

    Posted by ブクログ

    デフ・ヴォイス続編。

    「障害を持つ者が馬鹿にされ、それに気づかないわけないのだ。見下されていることを理解し、そのことに深く傷つき、そして悔しさを胸にしまう。そうやって生きてきた。」

    ろう者、難聴者、中途失聴者、そしてコーダ、それぞれの世界の違い、その中での葛藤がリアルに描かれている。

    今回は場

    0
    2025年02月11日

    Posted by ブクログ

    【「龍の耳を君に」丸山正樹】
    「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」シリーズの第2作。丸山正樹さんの作品は、ミステリとしての面白さと、社会の中で見過ごされている課題への気付きが相乗りしている。読んでいる間はすごくドキドキ・ モヤモヤするのに、読後感か爽やかなところが好き。

    不十分な通訳で無実の罪の被

    0
    2025年01月29日

    Posted by ブクログ

    デフ・ヴォイスシリーズ第二弾。丸山さんの作品は、弱者に寄り添い、代弁者として声を上げているのに、少しも押し付けがましさや説教臭さがないのがすごい。知識や情報がたくさん盛り込まれているにも関わらず、それが会話の中なために、不自然さがなく、すっと頭に入ってくる。今回も純粋にミステリーを楽しみつつ、たくさ

    0
    2024年10月15日

    Posted by ブクログ

    Audibleにて。
    前作がおもしろかったので、オススメのままに読んでみた。
    後書きによれば、もともと続編は考えてなかったが、文庫化をきっかけに要望があり前作から七年後に続編を発行なさったとのこと。
    にもかかわらず、不自然なところなどまったくなく、変わらずキャラがよかった。
    今作では子供を中心に話が

    0
    2024年08月14日

    Posted by ブクログ

    オーディブルで聴きました。

    一冊目より面白かった。
    龍はヒゲで聞けるから耳はない。落とした龍の耳はタツノオトシゴになった。。。とのこと。今年の年賀状に耳付きの龍を描いてしまったのを後悔。
    どうやって学んでいるのだろうと思っていたが、聾学校では口の中を触ったり、触らせたり、ほっぺの震えを確認しながら

    0
    2024年07月18日

    Posted by ブクログ

    なんでも、そうだと思うのですが、当事者にならないと、その人の本当の気持ちは、わからないんだろうな〜と、思います

    知る努力や、歩みよりは、できるけど、本当のところは、どこまで寄り添えるのかなぁと、考えてしまいます

    Uber Eatsさんで、聴覚障害の方がいらっしゃったことがありました

    聞こえる方

    0
    2024年04月01日

    Posted by ブクログ

    デフ・ヴォイスの続編。推理小説としては先が読める展開だが、それでも引き込まれる内容で一気に読めた。暗い話の中にあって、美和の存在が唯一明るく際立っていた。荒井とみゆきには幸せになってほしい

    0
    2024年03月02日

    Posted by ブクログ

    2作目です。
    最近のイチオシです。

    今回は、ろうだけでなく
    自閉症、緘黙についても取り上げられていた。

    緘黙については詳しく知らないので、
    そうなんかなぁーって思うだけだったけれど

    ろう学校での教育や、
    ろう者への取り調べについての部分は
    人権無視のあまりに酷い有様で、
    本当にこんなんなのか知

    0
    2024年02月18日

    購入済み

    新しい知識

    手話通訳士の荒井とみゆき、みゆきの娘の美和との微妙な関係性を軸に3つの事件を描いている。荒井の心情の根底には、コーダだった幼少期の記憶があり、物悲しさを感じる。美和の同級生のえいちくんとの障害に、前向きに取り組む荒井の姿が心強い。シリーズ2作目。

    #深い #シュール #共感する

    0
    2024年02月17日

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