ウェルカム・ホーム!

ウェルカム・ホーム!

826円 (税込)

4pt

4.3

派遣切りに遭い、やむなく特養老人ホーム「まほろば園」で働く康介。体に染みつく便臭にはまだ慣れない。それに認知症の人や言葉が不明瞭な人相手の仕事は毎日なぞなぞを出されているかのようだ。けれど僅わずかなヒントからその謎が解けた時、康介は仕事が少し好きになり……。介護する人される人、それぞれの声なき声を掬うあたたかな連作短編集。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

ウェルカム・ホーム! のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    100人以上の入居者のいる特別養護老人ホームで働く新人介護士のお話だ。もちろん文章ではあるが介護現場のリアルが多少なりともわかった。
    どこからともなく漂う便臭、認知症による徘徊、陰部洗浄、宿便対応、孤独な入居者の事情、そして死…果たして自分にはできるか…そして現実問題として、これから我がオフクロを施

    1
    2025年04月12日

    Posted by ブクログ

    よかった!!!一気に読んでしまった。
    鈴子さんと自分の境遇が重なる部分があって、うわーわかるぅ、、ってなったりも。
    できていたことができなくなる、伝えたいことが伝えられない状況ってしんどいなあ。介護する側の時はできるだけ相手の立場に立って考えていきたいなあって思った。それが難しいんだろうけどね。

    1
    2024年12月03日

    Posted by ブクログ

    介護する側もされる側も、皆んな幸せになってほしい、そんな想いでいっぱいになった。

    介護する側は、時間に追われて効率重視な行動になってしまう。
    だからといって、一人一人の要介護者と向き合ってしまうと一日の業務が終わらない。時には心身共に壊れてしまう…。
    このもどかしさは、小説を読んだことで感じた。

    1
    2024年08月21日

    Posted by ブクログ

    いやあいっぱい詰まってた。康介の介護士の仕事の成長(人としても)が読んでいてわかりやすくて、風俗で発散して自分の心のバランスをとるとか、でも同窓会で言われた重労働がバランス取れるのかって今でも思うけど、お菓子にカップ麺を食べるとか。ラスト依田さんの事件も、園の本音と建前とあるのが切ない、自民党のダメ

    0
    2024年10月15日

    Posted by ブクログ

    ウェルカム・ホーム/真夜中の行進曲(マーチ)/
    立派なお仕事/別れのワルツ/揺れる康介/
    とりあえずのトリアージ/パニック・イン・三〇五

    特養で働く新米の介護職員、康介。
    先輩職員や入所者と過ごすなかで、少しずつ考えて考えていく。

    ほぼ妹におまかせだった母の介護。
    夫の主導ながらほんの少し分担し

    0
    2024年10月01日

    Posted by ブクログ

    特別養護老人ホーム「まほろば園」、そこで働き始めた大森康介は慣れない介護士の仕事に振り回されている。そんな康介の心の支えは風俗嬢のこのみちゃんと職場の先輩鈴子さん。
    ホームでの入居者さん達のお世話は辛い事も多いが学ぶ事もある。そんな康介の毎日を描いた作品。
    老人介護の問題を柔らかく、丁寧に描いていて

    0
    2024年08月22日

    Posted by ブクログ

    介護の仕事は大変なのに、何故か見下される。そして、離職率も多い。
    それは責められない。
    なかなか出きることではない仕事だから。
    私は介護士でもないが、身近にこの現場があるので、独特の空間やその匂いが解るだけにこの本は一気に読めてしまった。
    あらためて、介護を生業としている人に頭が下がる物語。
    仕事と

    0
    2024年07月23日

    Posted by ブクログ

    丸山正樹『ウェルカム・ホーム!』幻冬舎文庫。

    7話から成る連作短編集。

    派遣切りに遭い、やむなく特養老人ホーム『まほろば園』で働く大森康介が介護士として少しずつ成長していく姿を描く。

    今や正社員になれるのは介護業界くらいなものかも知れない。但し、毎日の業務はきつく、それでいて給与は低いのだから

    0
    2024年07月16日

    Posted by ブクログ

    介護にはどうしてもネガティブなイメージがあったんだけど、1人の介護士の成長物語をメインに、介護される側のストーリーも興味深く、読み終わる頃には少しポジティブで前向きな印象に変わりました。
    ただ、実際の現場は壮絶なだろうなと改めて感じましたね。。。
    自分は行きたくないって思ってしまった。
    介護する側に

    0
    2024年10月24日

ウェルカム・ホーム! の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

幻冬舎文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

丸山正樹 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す