慟哭は聴こえない

慟哭は聴こえない

799円 (税込)

3pt

旧知のNPO法人「フェロウシップ」から、民事裁判の法廷通訳をしてほしいという依頼が荒井尚人に舞い込んだ。原告はろう者の女性で、勤務先を「雇用差別」で訴えているという。かつて勤めていた警察で似た立場を経験した荒井の脳裏に苦い記憶が蘇る「法廷のさざめき」。何森刑事と共に、急死したろう者の男性の素性を探る旅路を描く、シリーズ随一の名編と名高い「静かな男」など、コーダである手話通訳士・荒井が関わる四つの事件。社会的弱者や、ろう者の置かれた厳しい現実を丁寧な筆致であぶり出した〈デフ・ヴォイス〉シリーズ第3弾。/解説=池上冬樹

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慟哭は聴こえない のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    デフ・ヴォイスシリーズで、これだけ読んで無かったので。

    決して明るい話ではないけれど、知るべきことが記されてる本というか、読んで良かったと思うし、色々と考えさせられる。

    ろう者ではないけれど、何森さん、何だか気になる人だなぁと思ったら、スピンオフ出てるのか!
    まだ文庫にはなってないのかなぁー。

    0
    2025年07月17日

    Posted by ブクログ

    前の二作品を読んでから少し時間が経ってしまったので、読み返してから手に取りました。

    「聞こえない」ということは、世間的には「障害」といわれることもありますし、日常生活の中で苦労することも多々あるのだと思います。
    それでも、「日本手話」という言語と「ろう」という文化をもち、暮している彼らの生きざまは

    0
    2025年04月11日

    Posted by ブクログ

    「デフ・ヴォイス」シリーズの第3弾
    聴こえない人たちが直面する様々な現実を、前作よりも更に深く、読者に突き付けてくる内容だった。
    医療へのアクセス、
    教育機会へのアクセス、
    聴者が抱く「クールなパフォーマンス」としての手話の「イメージ」と、ろう者にとっての「言葉」であり「文化」である手話のギャップ、

    0
    2025年02月16日

    Posted by ブクログ

    デフ·ヴォイス シリーズの第三弾。
    手話通訳士の荒井尚人が依頼を受ける人々との関わりの中に、大切な事がこの世には沢山ある。ということを教えてくれる。
    昨年は草彅剛さん主演でドラマ化もされました。
    このシリーズでは新井さんに新しい家族が出来ます。父となった新井さんは少しずつ心ほどかれ、柔らかな表情を見

    0
    2025年01月22日

    Posted by ブクログ

    デフ・ヴォイスシリーズ3作目。
    今回も面白かったです。
    今までと違って、4つのお話からなる連作短編集になっていて、前より読みやすくなったと思います。
    『静かな男』では泣いてしまいました。
    この作品を読むと、いつも切なくて温かい気持ちになります。

    0
    2024年11月10日

    Posted by ブクログ

    シリーズ3作目。ろう者を取り巻く問題を知ることができる社会的な側面と、家族の成長も温かく見守ることができるハートフルな側面を合わせ持つ、特別なシリーズだと感じる。続けて4作目も読みたいと思う。

    0
    2024年10月16日

    Posted by ブクログ

    デフ・ヴォイスシリーズ第三段。
    『慟哭は聞こえない』
    聾者にとっての緊急通報の問題。作中では、サービスの欠如で通報が遅れ、痛ましい結果となったが、現在は、事前登録することでメールやチャットでの通報対応、GPSでの位置検知対応などができる緊急通報サービスが整備されているよう。文字の入力が難しくても状況

    0
    2024年10月27日

    Posted by ブクログ

    こういう本を読む人が増えることでろう者の世界に理解を持つ人、歩み寄れる人が増えるといい。知るための足掛かりとしての小説の役割は大きい。

    0
    2024年07月17日

    Posted by ブクログ

    彼女は何か叫んでいた 彼女も彼も知らない声で。と締めくくられたラストの赤ちゃんが助からない現実 これこそがデフヴォイスの真髄なんだって事。どれもこれも司も瞳美もみんな障害を持って何かしらの差別を受ける、本当に歩み寄らないとダメなのはどっちなんだよって話で自分にも絶対あった筈だから、恥ずかしい 外伝ぼ

    0
    2024年05月27日

    Posted by ブクログ

    シリーズ第3弾。すっかりこのシリーズの虜になってしまった。

    コーダである主人公荒井がついに家族を持つ。荒井家の6年間と、手話通訳士の仕事を通してろう者の生きる世界、取り巻く環境、社会問題を浮き彫りに。

    ろう者の緊急時通報が少し前までとても大変で、事前登録が必要だったとは驚き。現在はアプリがあるが

    0
    2024年05月19日

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