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Posted by ブクログ
初めて医療ミステリーを読んだけどめちゃくちゃ面白かった、知念さんはお医者さんでもあるから最初の手術のシーンのリアルな感じとか緊迫感とか凄かった、ミステリーでもあり家族の話しでもあり、所々泣きそうになる部分もあった、犯人は最後らへんで薄々勘づいて分かったけど、最後はなんとも言えない読後感だった、犯人は最後らへんで薄々勘づいて分かったけど、最後はなんとも言えない読後感だった。
あと過去一レベルで想像しやすくて最初から最後まで映像で見てるかのような読書体験だった、「硝子の塔の殺人」でも思ったけど知念実希人さんの文体が合ってるのかめちゃくちゃ読みやすい、読んで良かった
Posted by ブクログ
『祈りのカルテ』にも登場した冴木親子が登場、同作の主人公であった諏訪野良太や別シリーズの刑事・桜井も登場するなど、知念作品ファンには非常に嬉しいストーリー。
本編は非常にシビアで切ない幕切れ。大学教授選に関わる人物が何人も死亡しているが、死因もそれに至る経過もバラバラで誰が犯人でも今ひとつしっくりこない展開で進む。
読みながらもどんな結末が待っているのか、興味津々で読み進め、途中狭い集落の中でおきた差別やネグレクトの記述に不快感を感じたが、しっかり真相に繋がっており主人公・裕也にとっても辛い事実を知るきっかけになってしまう。正直、最後まで犯人やその動機も分からず、医師である作者らしい内容であると感心してしまった。久しぶりの★5つであった。
後半は一気読みで、最終章やエピローグでの親子のやりとりは切なさとどこかに温かさも感じる内容であった。真相を知り、自分が背負ってしまった運命に向き合わなければなら裕也、仲直りした妹・真奈美と前向きに頑張り、またどこかの知念作品に出てきてほしい。
Posted by ブクログ
本作は、純正医科大学附属病院という巨大組織を舞台に、外科医・冴木真人が「父の死の真相」という過酷な謎に挑む、重厚な医療ミステリーです。
最大の見どころは、現役医師である著者だからこそ描き得た、圧倒的な「専門的ディテールによる論理性」にあります。手術室の構造や麻酔の知識、術中の手順そのものがトリックの鍵となっており、読み進めるほどに緻密に計算された罠の巧妙さに驚かされます。
しかし、本作の真価はトリックの面白さだけに留まりません。描かれているのは、命の最前線で繰り広げられる「生と死」と「欲と正義」の攻防です。医療技術がどれほど進歩しようとも、それを扱う「人間の心」がいかに重要であるかという問いが、物語の底流に力強く流れています。
知的好奇心を刺激する極上のエンターテインメントでありながら、プロフェッショナルとしての生き方を厳しく、かつ深く問いかけてくる。まさに、知念実希人氏の筆致が冴え渡る骨太な傑作といえる一冊。
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