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Posted by ブクログ
人は、いかに主観だけで物事を捉えているかを思い知らされる作品だった。
作中に散りばめられた「思い込みの種」があまりに巧みである。
その種から導き出した結論めいたものは、物語が進むにつれて、ことごとく覆されていく。
どんでん返しの快感を存分に味わえた。
そしてストーリー展開の面白さに加え、引き込まれるのは登場人物たちの複雑な感情の描写だ。
特に姫川が抱え続けている深い哀しみや、母との関係性に苦しむ姿には胸が締めつけられる。
「思い込み」は、その対象への想いが強いほど誤った方向へと勝手に歪んでいく。
原因は愛なのか、憎しみなのか、それとも執着のような感情なのか……。
さらにエピローグが素晴らしい。
疾走してきた物語は、ここでやっとスピードを落とす。
ラストでは、ほのかな救いの光を見るのだが……。
胸の奥に哀しみが沈んだまま、切ない余韻が長く残る読後感だった。
これでもか
これでもかと続くどんでん返し
もうこの著者さんの作品には騙されないぞ
と毎回読み始めますが
今回もまさかまさかのどんどんでんでん返し
と伏線回収
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