作品一覧

  • 神話商人
    値引きあり
    -
    1巻770円 (税込)
    1452年。聖像画(イコン)を学ぶために日本からやってきた若者が一人のヴェネツィア商人に出会う。その出会いと歴史の大きなうねりが彼の人生を翻弄していく。 分厚い城壁に囲まれ難攻不落といわれたコンスタンティノープル(現在のイスタンブール)がオスマン・トルコ軍の猛攻を受けて陥落する世界史上のターニングポイント。 その場に、画家にして最強の日本人剣士・亜無(あむ)がいたら? 神話商人とは? コンスタンティノープルを窮地から救う秘策とは? 疾風怒濤、一気読み必至の歴史小説がここに誕生!
  • 僕は令和で棋士になる
    3.7
    1巻1,564円 (税込)
    正徳元年11月9日。次期名人を争う渦中にいた天才少年棋士・伊藤印達は、日本橋駿河町の呉服屋に仕立てが終わった小袖と羽織を引き取にいく途中だった。 「悪いことは言わねぇ、巾着を置いてさっさと失せな」 腰に太刀を帯びた男たちに取り囲まれた印達は生い茂るススキのなかに飛び込んだ―。 眼を開けるとそこは令和2年の東京。あらゆるものが江戸とは違う世界だった。 15歳で肺結核のため夭逝した実在の将棋指し・伊藤印達が、死の1年前に羽生善治、藤井聡太が生きる現代にタイムスリップしたら・・・。 『時空棋士』で将棋ペンクラブ大賞優秀賞を受賞した新井政彦による、新しいタイムスリップ将棋小説!
  • 時空棋士
    4.0
    将棋のプロ棋士を目指し、棋士養成機関である奨励会で戦いを続けている天才少年・中島遼平(15歳)。しかし、今期の奨励会三段リーグは4戦した時点で1勝3敗と苦しい星となった。落ち込んでベッドに倒れ込んでいると、幕末の江戸へタイムスリップしてしまう。 煮売茶屋で働きながら、賭け将棋に命を張る浪人や、将棋家元の元内弟子で三間飛車を得意とする盲目の棋士と対戦。 そしてついに、幕末の天才棋士と謳われた天野留次郎(後の天野宗歩)と対戦する日が訪れる―。 令和の天才少年と江戸の伝説の棋士、時空を超えた対局で彼らが得たものとは?
  • 硝子(ガラス)の記憶
    3.0
    1巻825円 (税込)
    夫・徹夫の元から逃げ出した実優は、2年たった今でも、暴力の悪夢を見る。徹夫からの追及を恐れていたが、ついに居所を突き止められてしまう。離婚を主張する実優に、夫の代理人である弁護士は、暴力などなかったと言う。事実を証明しようと、実優はかつて住んでいた街を訪れたが、自分が間違っていたことに愕然とする。彼女の記憶の深淵に隠された真実とは!?
  • ふたりのノア
    -
    1巻825円 (税込)
    心理学者の立原健人は、自らの心の内に巣くう「モンスター」の欲望が命ずるまま、次々と若い女性を殺していく。周到に計算された「完全犯罪」――。だが、警察の捜査が彼のもとへと迫り来る。逮捕に怯える理性と、次なる獲物を求めてやまない狂気……。追い詰められた健人が迎えた驚愕の結末とは? ネット犯罪を背景に、現代社会の病巣を鋭く抉る心理サスペンス。(『ノアの徴』改題)
  • ユグノーの呪い
    5.0
    1巻770円 (税込)
    メディチ家の末裔(まつえい)である美少女・ルチアは、ある日突然、目と口が不自由になった。16世紀に先祖が新教徒・ユグノーを大量虐殺した呪いなのか!? ルチアのトラウマを取り除くため、ヴァーチャル療法士・高見健吾は僚友・礼子とともに、彼女の記憶空間へと入り込む。そこでは殺戮の限りが尽くされていた! 第8回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作品。

ユーザーレビュー

  • ユグノーの呪い

    Posted by ブクログ

    第八回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作品。


    脳内の世界は無限の可能性を秘めていると言われています。

    ヴァーチャル療法士なる存在を世界に据える事により、無限の可能性の世界を描き出した筆者の発想に感服。

    メディチ家の少女の精神世界で繰り広げられるユグノーの呪いが打ち払われていく展開に、ただただ眼福。

    最後の一頁まで至福の時を過ごした私です。

    難があるとすれば解説が少しネタバレしてる気が・・・。

    0
    2011年03月31日
  • 僕は令和で棋士になる

    Posted by ブクログ

    ちょうど「盛り上がってきた・・・!」ってところで唐突に終わる。
    続編が出るなら必ず買うが、もしもこのまま終わるのならこの中途半端さに☆4。

    江戸時代の少年が現代のおやつを美味しそうに食べる小説。
    棋譜も載っており、それに伴う気持ち等もしっかり書かれているが、もう少しそちらを減らして主人公の描写を増やしても良かったのでは?と思うくらいにはページ数のわりに内容は短い。

    0
    2021年11月04日
  • 僕は令和で棋士になる

    Posted by ブクログ

    将棋を知らない方でも楽しめる
    一冊だと思います
    またコロナの中リアルな描写も
    こんな時代だなと言う現実感もあります
    江戸時代からタイムスリップしてきた天才棋士がなんでも美味しそうに食べるというなんとも食欲のわく一冊でした
    続編に期待です!



    0
    2020年10月29日
  • 時空棋士

    Posted by ブクログ


    指す将には及川先生の棋譜監修も
    目を惹く所のある作品だと思われますし
    私のような観る将には
    このストーリーを
    存分に楽しむ事が出来ます
    将棋ってやっぱり人生と
    似てる『平常心』や『無心』
    何かを行動する上でも
    生活する上でも大事な事

    江戸時代の将棋の歴史にも
    触れられていて興味深いし
    何よりも読みやすく将棋を知らない人も
    楽しめて将棋好きになってもらえそうな
    そんな作品でした
    少年少女に読んで欲しい一冊です

    0
    2020年01月26日
  • 僕は令和で棋士になる

    Posted by ブクログ

    ついにコロナの時代の小説が登場しました。登場人物がマスクをしている。。実際の棋譜がちゃんと描かれていてすごいんですけど、将棋がわからないのです。続編があってほしい。

    0
    2020年10月23日

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