あらすじ
正徳元年11月9日。次期名人を争う渦中にいた天才少年棋士・伊藤印達は、日本橋駿河町の呉服屋に仕立てが終わった小袖と羽織を引き取にいく途中だった。
「悪いことは言わねぇ、巾着を置いてさっさと失せな」
腰に太刀を帯びた男たちに取り囲まれた印達は生い茂るススキのなかに飛び込んだ―。
眼を開けるとそこは令和2年の東京。あらゆるものが江戸とは違う世界だった。
15歳で肺結核のため夭逝した実在の将棋指し・伊藤印達が、死の1年前に羽生善治、藤井聡太が生きる現代にタイムスリップしたら・・・。
『時空棋士』で将棋ペンクラブ大賞優秀賞を受賞した新井政彦による、新しいタイムスリップ将棋小説!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ちょうど「盛り上がってきた・・・!」ってところで唐突に終わる。
続編が出るなら必ず買うが、もしもこのまま終わるのならこの中途半端さに☆4。
江戸時代の少年が現代のおやつを美味しそうに食べる小説。
棋譜も載っており、それに伴う気持ち等もしっかり書かれているが、もう少しそちらを減らして主人公の描写を増やしても良かったのでは?と思うくらいにはページ数のわりに内容は短い。
Posted by ブクログ
将棋を知らない方でも楽しめる
一冊だと思います
またコロナの中リアルな描写も
こんな時代だなと言う現実感もあります
江戸時代からタイムスリップしてきた天才棋士がなんでも美味しそうに食べるというなんとも食欲のわく一冊でした
続編に期待です!