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川の向こうには、私がするはずだった生活がある――。父が遺したアトリエ兼自宅でリペア職人として生計を立てている透子。大きく狂い、止まっていた歯車が、婚約者だった男との再会によって動き出した。目を背けてきた過去と向き合う時、浮かび上がるのは「あの女」……一人で生きる女の強さと弱さ、覚悟と不安。彼女からすべてを奪った十年前の事件の真相を、アトリエに持ち込まれる品々にひそむ人間ドラマとともに描きだす。「紅雲町珈琲屋こよみ」の吉永南央によるミステリアス・ストーリー。
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Posted by ブクログ
革製品のリペア(修理)で生計を立てている透子。持ち込まれる品物に隠れた生活を見つめながら、10年前の破談から現在に繋がる謎を解き明かして行く。逃げることの出来ない不器用さで解いていく。読みながら、そこまで自分を追い込まなくてもと思ってしまう。ゆったりとした心で微笑むことが出来る日が早く来ますように。
三十三歳で長身の透子が革製品の修理をして暮らす、父が遺したアトリエの真ん前の対岸に、元婚約者の敬史が妻子を連れて越してくる。生々しさもどこかドライで、透子とお客の仕事模様や敬史の小二の息子の微笑ましい聡明さを楽しんだけれど、透子の母親の事件が絡んで来るサスペンス的な後半は特に上手く入り込めなかった。
もっと何事も起こらない淡々とした話かと思いきや!起こりまくりだった。。。 革製品のリペア、に関してはあれこれ起こる現実との対比のように静かで、確かな空気がよかった。その静かさ、が透子を支え、救っていたんだよね。結構人間の欲望の生々しさが描かれているけれど、落ち着いて読めました。
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吉永南央
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