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幼い命を死に追いやった、裁けぬ殺人とは? 街路樹伐採の反対運動を起こす主婦、職務怠慢なアルバイト医、救急外来の常習者、飼犬の糞を放置する定年退職者……小市民たちのエゴイズムが交錯した果てに、悲劇は起こる。残された新聞記者の父親が辿り着いた真相は、法では裁けない「罪」の連鎖だった!
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Posted by ブクログ
とても考えさせられる内容でした。 「別に誰も見てないし」「一回くらい」「これこそあるべき姿だ」などなどいくらモラル違反、ルール違反をしていようとも肯定しようと思ったらいくらでも出来る。 それで人が死に取り返しのつかないことにつながっていることを糾弾されると、自分が一番かわいいので、「自分は関係ない。...続きを読む悪くない。」と保身に走る。 正直ほんとうに胸糞が悪いけど、これが生々しい人間の本質なんだろうなと思った。 自分の過去を振り返ってもそんな違反をしていませんだなんて言えないし、気づいていないだけで負の連鎖に加担していたのかもしれないと思うとゾッとした。 ただ今回は負の連鎖にフォーカスしていたが、逆に小さいことでも「親切」「感謝」「礼儀」など良い連鎖にも加担することも可能なんじゃないかとも思えた。
とにかくするする読めました。 マイナス50と大きい読み始めていき、 事件が起こった日にやっと0になる展開が面白く、手がとまらなかったです。 読み終わって感じたことは、小さなことでも選択は大切に、責任を持って選ばなければならないということでした。 あとは加山さんが絶望を味わいながらも現実を受け止めて、...続きを読む前に進もうとしている心境を細かく伝えられる貫井さんすごい。最後は泣きながら読み終えました。
人間の本質的な弱い部分を見せられた一冊。 今回は事故にあった2歳の子供を題材にしていたが、個人的にはコトの大きさではないということを感じた。 今まで自分が犯した小さなエゴ、我儘は、たまたま事故や事件になっていないだけで、知らない誰かが代わりに罪を償っていてくれた(補ってくれた)可能性も考えられる。 ...続きを読む「自分が好き勝手することは誰かを苦しめることになる。」そんなことを思いました。
まだまだ積読が読みきれてない貫井さんの作品。 今回もなかなかの分厚さだが、面白いのでどんどん進む。 という割にはあまり時間を使えず、結構かかってしまったが…。 内容はオムニバス形式で、なぜか章番号がマイナスから始まる。 色々な登場人物が色々なシチュエーションで少しずつ連鎖していき、章番号がプラスに...続きを読むなったところでその連鎖が不幸を生む。 その後は誰を罪に問えるのか、というフェーズに進むんだが、これがまたやりきれない。 自分は大それたことはしていない、と言いつつも連鎖が連鎖を生んでとんでもないことを生み出している可能性もあるってことに軽い恐怖を覚えた。 そう考えると、パワハラまがいの発言とか、余計な仕事増やす人とか、昨日と違うこと言ってる人とか、マジで改めて欲しいなと思った。 負の連鎖を生む人は、だいたい正しいことやってる、ってクソ誤認識してたりするからな…。 あ、愚痴になってしまった。 有意義な読書タイムをありがとうございました この読後感を噛み締めつつ 昔、加トちゃんケンちゃんごきげんテレビで、車から投げ捨てた空き缶からいろんな連鎖が生まれて、最後は大きくなって自分に返ってきて、『ポイ捨てはやめましょう』みたいな注意喚起があったことを覚えてるんだが、誰が同じ記憶ある人いる?
カウントダウンは登場人物それぞれの平凡と見られる日常。カウントアップは伏線回収でそれぞれの傲慢さが露呈される。 事故は不運。不運の積み重ね。それでもひとりひとりの傲慢さの連鎖。 自分はどうだろうか?傲慢に生きていないだろうか? 誰も見てないからいいや、はいつか自分の身に降りかかり後悔することになるだ...続きを読むろう。
夜間に街路樹が倒れ、たまたま通りかかったベビーカーに乗った2歳児を連れた母子を直撃し、子供が大怪我をする。やっと来た救急車でも病院に受け入れを拒否されたりしているうちに子供は亡くなった…父親が原因と責任がどこにあるか関係者に話を聞くも…死の原因になった事故は、多くの人々の、「この程度のことなら」とあ...続きを読むまり考えずに起こした行動が原因だった。 街路樹は伐採される予定だったが、主婦たちの伐採反対運動があった。 また検査をする業者は倒れた木の根元に犬の糞があったため、その木だけ検査を怠った。 犬を連れた老人は糞の始末が面倒だから、いつも倒れた木の根元に糞をさせていた。 救急車は路上に放置された車のために立ち往生した。 夜間の救急病院は患者が多すぎて、受け入れを拒否した。 病院にくる患者たちは、夜間なら空いているだろうと安易に考えた… 誰も子供が死んだのは自分が悪いとは言わない。 いたたまれない結論。しかしリアルすぎる結論だ。 この小説がすごいのは、第44章から始まる。何気ない人物の何気ない行動を43.42…と描き、「0」となった時点で事故当日が描かれ進んでゆく。彼らの行動がどう事故に結びつくのががあとからわかるわけだ。皆、何気ない引き金となり、罪に問えるものではない…これは辛い。 結局、父親は自分への罪を問うような悲しい結末だ。運が悪かった…暗澹たる思いだけが残る。
面白かった!登場人物皆んなクセ有りで個々のエピソードが面白かった。知らない間に自分の行動が誰かを殺すパズルの一部になっているかもしれないと思わせる小説。
些細なことが巡り巡って人の死まで辿り着く話。可能性はなくはないが自分の起こした行動がどうなるか想像して行動しようと思った。 とにかく一気読みできて2025年今の所No.1
面白かった。あらすじの事件は半分ぐらいになっても起こらず、途中まではこれらの話がどう繋がるのか?という感じだったが後半から一気に読んだ。 終始うっすらと嫌な気分で読んだ。でもこういう人達の考え方や行動ってあるあるだと思う。自分も含めて。 久しぶりに小説を読んだけど、楽しかった。 こういう面白い本...続きを読むが世の中にまだまだ無限にあると思うと、やはり読書は最高な娯楽。
時間あったので600ページくらいあったけど1日半くらいで読み終えました。 齋藤飛鳥が確か乃木坂時代におすすめしてた本。 推しが推してたので手に取ってみました。 物語は小さなモラル違反やマナー違反により、風が吹けば桶屋が儲かる方式で、一人の子供の命が亡くなってしまうというもの。 街路樹が倒れ、木...続きを読むの下敷きになり子供が亡くなる →その木の点検を業者が怠る →その業者は病的なまでの潔癖で、木の下に糞が放置されていたことにより、点検ができなかった。 →その犬のフンを何度も放置している飼い主 →フンを掃除してくれと市民からの要望があるも、それを無視した市役所職員 →自己顕示欲から街路樹伐採に反対し、街路樹の点検を邪魔する主婦 →子供が下敷きになり、救急搬送されるも、道が渋滞 →その渋滞の原因は、車の駐車が苦手な女性が、車道から自宅の駐車場に駐車できず、嫌になり、路上に車を放置したことによるものだった。 →子供の搬送先の病院にて、自身が内科医であり、クレームを言われたくないことや、夜間なのにしょうもない風邪症状で来院してくる患者の対応のため、搬送拒否をする医師。 →夜間診療の方空いているため、ただの風邪でも夜間に通院する大学生 などなど。 こんなモラル違反により一人の子供が死ぬ。 どこまで事件の責任を追及できるのが。 法律上裁けないのであれば、残された家族はどうすればいいのか。 重い話だった。 主人公というか亡くななった子供の親以外が全員クソ。 確かに子供の死に直接関係ないとは言え、まず謝れよ。 私もちゃんとルール、モラル、道徳を守ろうと思う
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