乱反射

乱反射

880円 (税込)

4pt

幼い命を死に追いやった、裁けぬ殺人とは? 街路樹伐採の反対運動を起こす主婦、職務怠慢なアルバイト医、救急外来の常習者、飼犬の糞を放置する定年退職者……小市民たちのエゴイズムが交錯した果てに、悲劇は起こる。残された新聞記者の父親が辿り着いた真相は、法では裁けない「罪」の連鎖だった!

...続きを読む

乱反射 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年01月04日

    前に読んで本棚にあった本。たしかドラマ化にもなっていたような記憶。このどこにでも有り得る悲劇の連鎖のストーリーはずっと心に残り忘れることがない。必読です。

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月24日

    一つ一つの話が、結末に向けて紡がれていく。
    悪や善とも言い切れない人間の行動が起こす連鎖。。。

    自分が読んだ貫井さんの本の中ではダントツ。
    少し嫌な気持ちになるけど、好きだなぁ、こういうの()

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月19日

    さすがにこれは鈍感な私でもちゃんと理解できましたよ。
    貫井 徳郎先生の作品、慟哭、愚行録を読んで、イマイチピンと来てなかったところもありましたが、これは分かりやすく良かったです。

    ネタバレなるのでなんも書けねえ!って感じなんですが、前半は個別の話だったのが、だんだんつながってきて、残り1/3くらい...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年05月15日

    利己心ってのは大なり小なり持ってるものだし、利己的に考え自分だけはと最初は意識的に悪いなと思った事でも慣れてくるって事は誰しもやってると思う。
    勿論それは追求されれば、当初悪いと思ってやってた事なので余計にムキになって否定するよね…
    周りが細かい違反してるから自分も許容範囲との主張は、「自分よりスピ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年02月14日

    2020/07/26
    #乱反射
    #貫井徳郎

    まぁいいか。って日常生活のほんの些細なルールを怠る事によって、他の誰かの負担になっている。そして、その行為は誰かを殺めるきっかけになってしまうかもしれない。

    人間は1番可愛いのは自分で、今日だけは。今だけは良いか。
    明日からやれば良いか。ってや...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年10月17日

    かなり苦しくなる。
    ちょうど真ん中位から加速度的に面白くなります。今までの話が見事に繋がっていきます。
    後半はひたすら切なく、最後の父親の気付きの瞬間は天を仰いでしまいました。

    0

    Posted by ブクログ 2022年08月05日

    正しいのは自分で間違っているのは他人や社会、そんな自己愛の強い登場人物たちの身勝手ではあるけれどささいな「悪」。そのひとつひとつの点と点が最悪の巡り合わせでつながって一つの犯罪が形成される。その「犯意なき犯罪」をテーマにすえたミステリー。登場人物たちの「自分はそこまで悪くない」という、微細な悪のあり...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月07日

    モラル違反や罪には問えない様な出来事が連鎖した事による悲劇。
    やり場の無い怒り、悲しみ、寂しさなどが綴られ、どう帰結するのかと思ったが、納得の終話。迫るものがある佳作。

    0

    Posted by ブクログ 2023年10月20日

    娘が勧めてくれました。
    初めましての貫井さん。面白かったです。

     みんなの罪にもならない小さな自分勝手が重なり合い、大きな悲しい事故が起こってしまう。新聞記者である被害者の父親が誰に責任があったのか調べていくのですが、調べれば調べるほど虚しくなっていって、、、というお話です。

     ー44章から始ま...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年09月03日

    後半はノンストップで読んでしまった。終始少しだけ嫌な気分で読んでいる感じだった。
    悪い行いにしろ良い行いにしろ、それ以降におこる出来事のプロローグになっているのだなあと感じた。
    世の中に存在する事故と呼ばれる物全てがこんな感じなんだろうと思う。

    0

乱反射 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

貫井徳郎 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す