太田蘭三の一覧
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ユーザーレビュー
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『顔のない刑事』シリーズの第3弾。
第1弾、2弾を読まずに読んでしまった。
警察手帳を持たない刑事、香月。単独で殺人事件から偽札を追う。
奥多摩から奥武蔵へと展開していく。彼の登りかたや装備も独特で面白い。シリーズを追って読んでみたい。
Posted by ブクログ
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だんだん、エスカレートしてきた月さん。背中に刺青をして組織に潜入。重そうな内容の割にサクッと読み進めて一日で読み終えた。山好きな作者だけに登山シーンが多いがやはりこの作品も偶然が多すぎる。世間が狭いにもほどがあるだろうに・・・でも、面白かった。女性にモテモテの月さん。今回も絡みシーン多かったなぁ。組
...続きを読む織の対立・・・他の作者だと乱闘シーンやなんかで重みが出るがこの作品は流れが速いせいか軽く流せた。刑務所生活の興味がそそられ
た。
Posted by ブクログ
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・・・・・世界中に男女差別や人種差別が根強くあるように、そしてまた年齢差別という若年層からの老人たちへの差別が厳然と存在する。人間にとって、焼肉定食じゃなかった弱肉強食であってはいけなく共存共栄でなければいけないなずなのに。
ところで、ゆめゆめ老人を侮ってはいけない。老人を汚いとか見苦しいとか見っ
...続きを読むとも無いとかヨボヨボだとかという眼で見てはいけない。というか、若年層たちよ、そう見えるのは、実は君たちの恐怖の表れなのだ。
目の前の老人は、確実に70歳なら70歳の人生を、荒波を乗り越えて生き抜いてきた人なのだ。20歳の君もやがて確実に、50年後には70歳の老人となる、必ずしもそうなるわけではない、確証は何もないのだ、一週間後に事故で死ぬかもしれないし、2年後には第三次世界大戦が起こって、君は22歳にして戦死するか、安保条約で守ってくれるはずだった米国軍によって空襲で虐殺されるかもしれない、そういうどす黒いもやもやした不安を、無意識裏に感じて、目の前の確実に生きてきた老人を、嫉妬の眼で見て君のこころは慟哭しているのだ・・・・・。
・・・・・うつらうつらしていたら、どこからか低い声で語られる黙示録めいたものが聞こえてきました。
なんだ夢か。親戚の人が心臓麻痺で亡くなりました。また葬式仏教の茶番劇が行われます。そういう時、悔しいさを紛らわすためにこの本を読んだり映画化されたものを見ます。
本書を知ったとき、びっくり仰天したものです。太田蘭三は、津村秀介や斎藤栄のような推理作家の重鎮という認識はありましたし、何作か読んでいましたが、失礼ながら、まさかこういう大傑作を書かれるとは思いもよりませんでした。
Posted by ブクログ
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同名映画の原作本。立川市の老人ホームに暮らす老人達のパワフルな日常を描いた傑作。でも最後はちょっと哀しい。最後まで痛快に終わらせて欲しかった。
Posted by ブクログ
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評価は4
内容(BOOKデーターベース)
「おれは無実だ!」戦争下の昭和十七年、久世圭介は何者かに恋人を惨殺された。だが、西青梅署は圭介を殺人犯として逮捕した。拷問による執拗な取調べは凄惨を極め、圭介は虚偽の自白を強制され、無期懲役の刑に服した。そして、敗色濃い昭和二十年三月、東京を直撃した大空襲
...続きを読む下、圭介は火炎の海の中、脱走した。その日から、圭介は別人になり変わり、冤罪を晴らすべく新たな歩を始めたのだった…。一人の男の数奇な半生を重厚、劇的に描く迫真の推理傑作。
警察官になり、検事になり懸命に冤罪を晴らす。昔はあったんだろうなぁ〜今でもあるかもしれないけど冤罪ってのは辛いだろう。誰も自分を信じてくれないなんて。私なんて言いたいこと言えないだけでも辛いのに。
Posted by ブクログ
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