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貧乏大学院生で人見知りの律は、不本意ながら成金令嬢・理緒の家庭教師をすることに。科学大好き小学生の理緒は彼女を「教授」と呼んで慕ってくる……無類に楽しい、理系乙女ミステリシリーズ誕生!!
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Posted by ブクログ
単行本『プチ・プロフェスール』の文庫版になります。(文庫化にあたり、『リケジョ!』に改題されました。) 伊与原新さんの8冊目に『ブルーネス』を先に手に取りましたが、疲れと眠気に勝てず(涙)、後から入手した連作短編集になっているこちらを先に読むことにしました。 貧乏学生の律と小学生の理緒が事件を解決...続きを読むしていくんですが、周囲のキャラクターも面白くて、テンポも良く、ユーモもあって、そこに伊予原さんの理系の知識と謎掛けも盛り込まれていて、切なさもありながら、最後まで楽しく読み終えました。またまた好きな作品が増えました〜(*´︶`*) 裏書きより、 「貧乏大学生で人見知りの律は、留学費用を稼ぐため、不本意ながら成金令嬢・理緒の家庭教師をすることに。だがこの生徒、いまどき珍しい理科大好き小学生。律を「教授」と呼び、慕ってくる。そこへ降りかかる奇妙な事件の数々……「教授、科学の力で解決しましょう!」 引き気味の律と、あくまで前向きな理緒。いつしか2人に、不思議なコンビネーションが生まれて… 無類に楽しい、理科乙女ミステリシリーズ誕生!」 本書に何度も登場するジョージ・ガモフの『不思議の国のトムキンス』(本筋のキーにもなっています。ネタバレ内緒ですね)も気になってしまいますね〜(*´ω`*) (ひだまりトマトさん、とても面白かったです♪既にひだまりトマトさんが読まれているガモフの本も気になります。まだまだ先になるかもしれませんが、読んでみたいです(*´ω`*)。愉しい一冊をありがとうございました。)
正しいかどうかは人によるとして、葛藤を乗り越えようとする意思の美しさと、未来のあることの素晴らしさよ。
理系大学院生の女性が留学のための資金を貯めるため、理系かぶれの小学生の女の子の家庭教師をするお話し 連作短編理系ミステリと言うことで、ガリレオシリーズっぽいものを感じる 最後のお話しが一番いい それまでにちょっと感じていた違和感が読み進めていくうちに晴れていく感じ 伏線と気付かない程のささやかな違...続きを読む和感が序盤からあって 「あ~、こーゆーキャラなんだね」と解釈していたけど、実は理由があったという構造はとても大好きだ この本は元々「プチ・プロフェスール」という題名の単行本を文庫化する際に改題したもののよう よりによって何で「リケジョ!」なんて俗な題にしたのかね? 全部読んだら断然「プチ・プロフェスール」という題名の方が何十にも意味を持たせてあるのでしっくりくる ま、でももし「プチ・プロフェスール」という題だったら僕は手に取らなかったかもしれないので、何とも不思議なものですね
物理が全く分からないと、ついていけないところもありますが、楽しく拝読させていただきました。生物系や化学系のリケジョの話も読んでみたいです。物理苦手な方も是非読んでみてください
10年程前にリケジョなる言葉がちらほら聞こえてきたが、その頃に刊行された作品。旬の時期に読んでいたかった。捻くれた少年が猫殺しの犯人と疑われる話が面白かった。文系人間にとっては感心してしまう雑学が満載で、それだけでも結構楽しめる。キャラクターがしっかり作られているので、鼻につくような言動もなく好感...続きを読むが持てたのも高ポイント。難しくてついていけないテーマも正直あったが、ほとんどが興味を持てる日常の謎を解説してくれている。殺人事件の動機が陳腐過ぎる点だけが残念。
素直に、楽しいストーリーで、理科の説明もわかりやすくて、好き。 最近海外の裏切りのひどいドラマばかり観てたせいか、心が洗われる気がした。よい。
そそるね! 理系脳の俺からすれば、フレーズから痺れたわー 物語の回収作業もバッチリで余韻の残る感じでクールでした。
科学は全く詳しくないため少し難しく感じた部分もあったが、個々のキャラクターが魅力的で最後の手紙でグッと惹き付けられた。 科学で日常の謎を解決!のイメージで読み始めたが 人と人との繋がりもあって良かった。 コペンハーゲンから帰ってきた話も読んでみたい。
★「そう、挑戦です! わたしたちリケジョへの!」(p.35) 【感想】 ・続編希望。このキャラクタたちとはまた会いたいものです。 【一行目】 やっぱり六等分だろう。 【内容】 ・幽霊と量子力学。 ・地球外知的生命体とFM放送。 ・チェシャ猫と偽薬。 ・星の王子さまと赤い月。 ▼簡単なメモ ...続きを読む 【浅尾朋香/あさお・ともか】律の高校時代の同級生。特に親しくはなかったが大学に残っているうちに交流が増えた。理緒にプリズムをプレゼントしてくれた。認知科学で「幻視」を研究テーマにしている。 【いじめ】《解決に必要なのは、同情じゃなくてノウハウだ。》p.19 【エクル】九歳の律が北海道の大学に入院したときやはり入院していた十六歳の女性。『星の王子さま』を原文と日本語訳交互に音読していた。普通の日本人らしい。 【飼いならす】《――いい? 律ちゃん。飼いならすの。悲しくて寂しくてどうしようもない気持ちがあっても、毎日ちょっとずつ近くに寄っていって、飼いならすの。そしたら、いつかきっと、そんな気持ちとも仲よくなれる――》p.282 【科学】律いわく《科学っていうのは、態度のことなんだよ!》p.53。科学の側から見たらそうかな。門外漢から見たら…手法かな? 理緒いわく《わたしは、知りたい! だから――》p.53。《科学は道しるべになる。どんな人にとっても答えが同じになるのが、科学のいいところだからね》p.314 【金田】戸川塾に通う高校生。金髪ピアス。 【木元康輔/きもと・こうすけ】戸川塾に通っている生徒。四年生のリーダー格。どうやら理緒にいやがらせをしてるようだ。 【黒瀬】オープンキャンパスで見物に来た理緒に「SETI@home」のことを教えてくれた。自称電波オタク。 【恵人/けいと】馬淵家のアルバイト運転手。本職はガラス職人見習い。美形。時間にルーズ。 【才田】水橋小の六年生。笑う猫の死体が投げ込まれた家の人から疑われている。「水橋大砲クラブ」の部員。 【笹本拓海/ささもと・たくみ】浅尾朋香の恋人。同棲していたが殺人事件の容疑者扱いされた後同棲を解消した。 【視覚】自分の見ているものと他者の見ているものはほんとうに同じかどうか? 自分が見ているものを自分はすべて知覚しているのかどうか? 結局のところよくわからないわけで。個人的には右の目と左の目では若干色合いが異なるのに気づいたときから、自分の見ている色と他者の見ている色がほんとうに同じように感じられているのかどうかわからなくなった。うっかりするとぼくご赤と思ってあるものが他の人には緑に見えることもあるのかも? とか。 【シュレーディンガーの猫】たとえが秀逸すぎて本質がつかめてないと思う。言葉としては理解しているけど。 【田川】律と同期で有機化学専攻。 【舘】水橋小の養護教諭。松野が頼りにしている。 【谷本綾/たにもと・あや】盗聴されているかもしれない高校二年生女子。 【遠山】朋香のとこの講師。 【戸川恭子】戸川塾を主宰している女性。どっしりと重心が低い。愛称は「ビッグママ」。中卒だがアメリカの大学を出た。 【戸川塾】律と理緒が出会った。授業はなく生徒が自学自習できるよう工夫された教材プリントに取り組む。受験戦争とは無縁。落ちこぼれをつくらない、学ぶことの楽しさを伝えること、ひいては子どもの選択肢を広げていくことが目的のようだ。 【トキノ】馬淵家の住み込みの家政婦さん。理緒のことを「いとはん」と呼ぶ。霊感ばあさんらしい。律とは考え方がまったく異なるので苦手にしている。 【投げ出し墓】馬淵家の近所の墓地。脚が出てきてつまずくんだとか。糸川くんがつまずいた。 【仁科真実子/にしな・まみこ】律の母 【仁科律】→律 【仁科律の父】料亭で板前をやっていたが律を北海道の病院に入院させるためそちらの食堂に移った。 【沼田静子/ぬまた・しずこ】目が不自由な初老の女性。遠山の研究の被験者をしている。理緒のことを「琥珀色のお嬢ちゃん」と言った。音に色を感じる共感覚者だとか。いろいろあって、視覚、聴覚、味覚、触覚などが独立していないそうだ。 【念のために】《理緒の「念のため」はときに律の思考の盲点を突くことがある。》p.86 【博士号】《理系研究者の世界では、それが運転免許みたいなものだから》p.8 【ハンダごて】温度調節機能付き。理緒のムテキアイテム。理系というより工学系やんか。 【久光修平/ひしみつ・しゅうへい】遠山の研究の被験者のひとりだったが今はやめている。沼田の友人。六十代の精悍で禿頭の男性。 【福澤】浅尾朋香の後輩。MP3プレイヤーを盗まれたらしい。声がデカい。 【不思議の国のトムキンス】ガモフの一般向け科学啓蒙書。理緒のバイブル。律の子どもの頃の人生を変えた一冊。律のは父親が『不思議の国のアリス』と間違って買ってきた。もっとも、アリスのほうも科学的センスをそこはかとなく感じるんやけど。 【プチ・プランス】律のクオーツ腕時計は星の王子さまモチーフらしい。たぶんアニメの? 安物だが当たりで、年に五秒しか狂わない。 【松野】水橋小の教師。才田くんのクラスの副担任。律よりも若い。 【馬淵理緒】→理緒 【理緒】馬淵理緒。小学生のリケジョ。リケジョとしてままだ未熟だが柔軟な発想と究明心と行動力を持っている。 【理緒の父】ワンマン経営者で人の話を聞かない。いまフランスにいる。 【律】仁科律。語り手。理論物理学専攻の大学院生。それで名字が仁科で、ニールス・ボーア研究所に行ける(かも)ってのはなかなか。アパートではコケを飼っている。喫緊に百万円用意しなければならない。
科学をロマンチックに語るのが上手だなと思う。 聞き慣れない科学的な言葉での会話が続く場面に共感のしにくさというか非現実感が現れてくる。けれども、純粋でいて、かつ、ヘンテコな人たちの微笑ましさを感じることのできる作品だなとも思う。
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