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〈津波監視システム〉は実現できるのか?
はぐれ研究者たちの情熱溢れる理系エンタメ!
「津波監視システムの実現に手を貸して欲しい」。
東日本大震災後、地震研究所を辞めた準平は、学会で異端視されている武智に誘われる。
海洋工学や観測機器などのエキスパートだが個性が強すぎて組織に馴染めない“はみ出し者”たちと、準平は前人未到のプロジェクトに挑むか……。
研究者の情熱ほとばしる科学エンタメ!
解説・巽好幸(神戸大学海洋底探査センター教授・センター長)
※この電子書籍は2016年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています
Posted by ブクログ 2020年09月22日
津波、そして地震は島国日本が未来永劫付き合っていかなければいけない天災。
この小説は、いずれ被災するであろう国民目線ではなく1秒でも早く、少しでも正確な地震・津波情報を伝えたい、という信念を持ち津波監視システムの実現に取り組む科学者の話です。
津波監視システムには科学的考察や知識が取り入れられてお...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月20日
東日本大震災の地震予知、津波観察の失敗を受け、実際に科学的根拠を持って書かれた小説。
一秒でも速く津波情報を被災地に届けようとするシステムは、現在でも実際に進められているようだけど、やはり学会の派閥などの影響もありスムーズには進んでいないようだ。
その辺も含め書かれているので、大変興味深くかつ面白く...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月02日
震災後、地震研究者が打ちひしがれているという報道に、今こそ奮起してくれよ!と思ったものだったけど、自分が研究していたことがなんの役にも立たなかった、となったらそれは確かに茫然自失にもなるわな、と思った。
トンガの地震による火山性地震が起きた後に読んだからものすごくリアリティがあった。
大槌の市川君は...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月02日
東北大震災以後、地震を研究する人達は予測できなかったことで避難されていた。どうすれば正確な津波の予知ができるのか、どうすれば津波から人を救うことができるのか。様々な人が出会い、それぞれの知識や知恵で地震予知システムの計画を達成していくドラマ。
あくまでフィクションなのでどこまでが現実かわからないが、...続きを読む
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