新潮社作品一覧

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  • 地雷を踏むな―大人のための危機突破術―(新潮新書)
    4.3
    「また怒らせてしまった」「信用を失った」「苦手意識が抜けない」――人間関係には数多くの地雷がある。恐ろしいのは、現代社会の地雷は増殖し、動き回る性質も持つことだ。それを避けるための相手との距離の取り方、意見や反論の仕方とは。最悪の事態を避けるための「良い謝罪」とは。警察、弁護士との正しい接し方は。巨大企業から芸能人まで実際の事件の分析も交えながら、危機管理のコンサルタントが突破術を指南する。
  • ドル・人民元・リブラ―通貨でわかる世界経済―(新潮新書)
    3.3
    一言でいえばこうだ。ドル=経済をカジノ化させた主犯。ユーロ=期待を裏切り存在感は限定的。人民元=昇竜に立ちはだかる国際化の壁。リブラ=可能性と危険性を孕む「夢の通貨」。円=黄昏を越え輝きを取り戻せるか。物の取引のツールだったはずのお金(通貨)が、逆に経済全体を動かすようになってしまった現在。主役としての通貨を理解することで、一見複雑怪奇な世界経済の構造が、すっきりわかるようになる。
  • キューブアーツ 1巻
    完結
    4.3
    春休み、高校1年生・タクトの自宅に届いていたのは、3DサンドボックスVRゲーム「キューブアーツ」の体験版。そのβテスターには全国の高校生が選ばれているらしい……。VRヘッドセットで没入した先に広がる、無数のブロックでできた世界!! 採掘・建築・畜産・鍛冶・狩猟、そして争い。……クエストなきオープンワールドで、君たちはどう生きるのか? ――“なろう系”に新基軸を開く、全く新しい青春冒険ストーリー!
  • ヒル・ツー 1巻
    完結
    4.5
    四宮ユウキは高卒認定を取って大学進学することを志し、日々バイトと勉強に明け暮れていた。 ある日、いつものように夜勤バイトから帰宅すると、 部屋には刃物で腹を刺された見知らぬ男が座っていた。男は「やあ……」と口にするが――!? 完結より4年。WEB・アプリで人気となった話題作『ヒル』が新たな主人公とともに復活!
  • 女系図でみる日本争乱史(新潮新書)
    3.0
    みんな身内の争いだった――母親が誰かに注目した「女系図」を丹念に読み解けば、日本史のややこしい部分がすべてクリアに見えてくる。なぜ中大兄皇子は長い間天皇に即位しなかったのか、応仁の乱の本当の原因は何だったのか、徳川慶喜はなぜ戦わずして降伏したのか。乙巳の変(大化の改新)、新羅親征、壬申の乱、平将門の乱、関ヶ原合戦、戊辰戦争等、日本の転機となった争乱の見方が一変する一冊。
  • 残機×99 1巻
    完結
    2.6
    アルバイトの面接に出かけた新田あきらは、気づくと番号の入った体操服を着せられ、出口のないだだっ広い部屋に多くの女たちと共に閉じ込められてしまう。彼女たちは番号順にスクリーンの向こう側へ転送され、目の前に現れたモンスターを前になすすべもなく無残に殺されてゆく。はたしてあきらは、ここから脱出することができるのか――。 99人の女の命で挑む、史上最悪の「死にゲー」、スタート!!
  • 秋吉敏子と渡辺貞夫(新潮新書)
    4.0
    なんだ、この音楽は――ジャズの魅力に取りつかれてから、70年以上。1929年生まれの秋吉敏子と1933年生まれの渡辺貞夫は今なお演奏活動を続ける。ジャズとの出合い、アメリカでの修業、そして世界的ミュージシャンとしての栄光――戦後日本ジャズ史に重なる2人の人生を、本人達への長年の取材を基に描き出す。ペギー葉山、山下洋輔、原信夫、渡辺香津美ら、レジェンドたちの証言も満載。
  • 拷問迷宮 1巻
    -
    1~2巻792~836円 (税込)
    「爪だ。爪を剥ぐ」痛みを可視化する、密室自傷ゲーム。目覚めると、そこは無骨で無機質な空間。あるのは、扉と拷問器具のみ。状況を把握出来ないまま、右手の甲に浮かび上がるアラビア数字。“君の痛みを僕は知る”痛みと扉が連動していることを知った青年の行動はただ一つ、耐えること。
  • ロジカとラッカセイ 1巻
    4.0
    1~3巻792~836円 (税込)
    とある惑星で暮らす、ロジカとラッカ。 彼らは、暇つぶしに穴を掘って“謎の円盤”を手に入れたり、 森の中で“秘密のダンジョン”を見つけたり、毎日楽しく過ごしている。 その惑星には、まだまだふたりが知らないことが沢山あって……。 新鋭ストーリーテラーが放つ、遠き惑星で生きるすこしふしぎな“ひとびと”の物語、開幕!!
  • コオリオニ 上
    4.6
    1~2巻792~836円 (税込)
    1990年代、北海道――全国を震撼させる警察の不祥事が明らかになっていった……! 警察庁は相次ぐ拳銃事件の対策として全国的な銃器摘発キャンペーンを始めた。そのノルマをこなすため警察がヤクザと手を組むというデキレースも横行、そんな中にエースと呼ばれる男・鬼戸圭輔(きど けいすけ)がいた。彼は何人もの犯罪者を情報提供者として抱え、ノルマを超える多くの拳銃を摘発していった。そして彼は誠凛会(せいりんかい)の幹部・八敷 翔(やしき しょう)と出逢う。より大きい山を当てるために鬼戸は柏組(かしわぐみ)の武器庫に注目。八敷を潜入捜査に誘い、八敷は薬の密輸入を目溢しすることを条件に鬼戸と組んだ。2人は甘美な成功を期待して潜入捜査に乗り込むが――。話題沸騰の問題作の上巻、新たな描きおろし20Pを含め、ついに電子版で登場。
  • マグネット島通信 1巻
    -
    空から謎の金属片が降る島・磁辺島。タイ語翻訳家をしている本山田は、叔父の空き家を借り、都会から磁辺島へ移住することとなった。海が見える景色、豊かな自然、ゆっくりと流れる時間、人懐っこい島民との触れ合い。そんな新しい生活に心踊らせていたところ、島の空から謎の金属片が落ちてきた。それ以外にも見つかる島の謎。島の秘密が解き明かされていく、新感覚! SFファンタジー×アイランドストーリー!!
  • 1本5000円のレンコンがバカ売れする理由(新潮新書)
    3.9
    霞ヶ浦のほとりのレンコン農家に生まれ、民俗学者となった若者が実家の農家を大変革。目玉は1本5000円と超破格の値段のレンコンだ。マーケティングと民俗学の知識を応用した戦略で、そのレンコンはニューヨーク、パリ、フランクフルトなどの高級和食屋で使われるだけでなく、注文を断るほどの「バカ売れ」に。「ブランド力最低の茨城県」から生まれた、日本農業の方向性を示す「逆張りの戦略ストーリー」。
  • 「場当たり的」が会社を潰す(新潮新書)
    3.7
    会社や上司が「場当たり的」だ。そう感じたことがない会社員は少ないのではないか。方針がコロコロ変わる。根拠不明な数値目標を挙げる。「社員の自主性」を口実に、下に全てを丸投げする。なぜこんなことになるのか。数多くの企業の研修に携わってきた著者が、「場当たり的」を発生させるメカニズムを鮮やかに解明し、有効な解決策を示す。総力戦を戦える体制を早急に作らなければ、御社はもはや生き残れない!
  • 実験品家族―クリーチャーズ・ファミリー・デイズ― 1巻
    完結
    -
    全2巻792~902円 (税込)
    8500万PV獲得! 香港出身の俊英が紡ぐ渾身の家族物語がついに日本上陸! マッドサイエンティストの両親に育てられた少年タニスは5人兄姉の末っ子。「普通」の家族と違うのは、兄姉が全員、身体を改造された怪物たちだということ――。「普通」を知らない子どもたちは、自分たちの正体を隠しながら、本当の家族になるべく奮闘するのだった。
  • 角の男 1巻
    完結
    4.8
    かつて「人族」のユエには、鬼と蔑まされる種族「角族」のジャオという親友がいた。幼いころ誓った「空を一緒に飛ぼう」という夢を叶えるためユエは10年ぶりにジャオと再会する。だが、彼は人間の奴隷として過酷な労働を強いられていた。二人は憎悪が渦巻く種族間の軋轢に巻き込まれていく――前作『兎が二匹』で「このマンガがすごい!2017 オトコ編 第9位(宝島社)」を受賞した実力派作家 山うたが描く、苦しくて切ない友情の物語!
  • アクチュアルワールド 1巻
    完結
    -
    全2巻792円 (税込)
    仮想現実か。拡張現実か。このふざけた世界へ、ようこそ。“それでは、殺し合いをお楽しみください”ゲームアプリ『Actual World』のダウンロードが始まり、少年少女たちの日常が崩れ落ちる。ゾンビの群れを排除し、生き残るのは誰か――。
  • ねじけもの 1巻
    完結
    4.7
    時は戦国、場所は九州、日向の国。かつて仲間を殺され、流浪の山賊となったカガシは、仇討ちのため諸国を巡っていた。そんな折、彼は立ち寄った村で狐の妖怪退治を頼まれる。山深く立ち入った彼が出会ったのは、人知れず生きる人外の女だった――。圧倒的筆致で描く、戦国ピカレスクファンタジー!
  • マインドアビス―精神科医沖名皐月のカルテ― 1巻
    完結
    4.0
    全2巻792~836円 (税込)
    「部屋の中にいつも女がいる。女は絶えず砂を吐き続けている……。」そう話すのは、親から虐待を受けていた少女。彼女の目にうつる不気味な女の正体とは――。そんな奇妙な症例ばかりに興味を示し、警察にも協力を依頼されるのは、異端の精神科臨床医・沖名皐月。その美貌と謎めいた性格から「魔女」とあだ名されている彼女は、人の心を視ることができるという。現代人の心の病が生む、幻想と真実の診療録。
  • メシノトモ 1巻
    完結
    3.3
    「俺とあんたは、飯を食う時だけの友人だ!」 洋食文化が広がりを見せていた大正時代――警視庁に勤める青年・稲荷司は、厳格な父を亡くして以来、ハイカラな洋食を毛嫌いするようになっていた。そんな中、ある騒動をきっかけに謎の男・牛丸と食卓を囲むことになり、司は洋食の魅力にとりつかれていく……!? 誰かと食べるご飯(洋食)は美味しい♪ 浪漫あふるる大正グルメコメディ♪ いまでも食べられる洋食店のグルメガイド付き!
  • HIDE AND SEEK 1巻
    完結
    -
    時計屋を営む青年・ハイドが住む街で起きた謎の連続行方不明事件。なぜか青い目を持つ人物だけが狙われ、跡形もなく消えるその事件を追うことになったハイドの幼馴染みの警官・マーティンは、彼の周辺をうろつく謎の医者・フランクと出逢う。フランクがハイドをつけ回すのは、ふたりが関わる事件に端を発した恐ろしい理由があった……。追う男と追われる男のテリブル・チェイス!!
  • 甲子園という病(新潮新書)
    3.9
    甲子園はいつもドラマに事欠かないが、背後の「不都合な真実」に光が当たることは少ない。本来高校野球は「部活」であり「教育の一環」である。勝利至上主義の指導者が、絶対服従を要求して「考えない選手」を量産したり、肩や肘を壊してもエースに投げさせたりするシステムは根本的に間違っている。監督・選手に徹底取材。甲子園の魅力と魔力を知り尽くしたジャーナリストによる「甲子園改革」の提言。
  • BTOOOM! 1巻
    完結
    3.9
    日々を無為に過ごす典型的なニートの坂本竜太は、突如見知らぬ男たちの手によって南海の孤島に連行される。そこで彼が強いられたのは、同じく島に連れ去られて来た人々との爆弾を駆使した殺し合い!?なぜ、誰が、何の目的で!?ゲームの名は『BTOOOM!』。その中身は驚愕の「リアルボンバーデスゲーム」。時限式、クラッカータイプ、リモコン型。数種の爆弾を使いこなし生き残るために爆殺せよ!!容赦なしのサバイバルゲームがスタート!!
  • 兄ート先生の発酵メシ 1巻
    3.0
    休職中の中学校教諭・意志人。お肉大好き弁護士・凛子。ひとつ屋根の下で暮らす新野兄妹の、ちょっぴり変わった食卓!!
  • 天久鷹央の推理カルテ 1巻
    完結
    5.0
    「お前の病気〈ナゾ〉、私が診断してやろう。」河童に会った? 人魂を見た? 天才女医・天久鷹央がそんな摩訶不思議な事件の裏に隠された“病”を解き明かす! 大人気メディカル・ミステリーを美麗な筆致でコミカライズ!
  • GANGSTA:CURSED.EP_MARCO ADRIANO 1巻
    完結
    4.1
    狩猟者(ハンター)として育てられた第二駆逐隊(フタロイ・エスミーニツ)・スパスは、任務を遂行すべくエルガストルムを襲撃。略奪と殺戮の果て、潰えた感情とは――。人が人であるために、破砕の第1巻。
  • 神武天皇vs.卑弥呼―ヤマト建国を推理する―(新潮新書)
    3.3
    神武天皇、卑弥呼、神功皇后……。実在したのか定かでない人々のことをあれこれ考えて何になる、と思うなかれ。古代史の常識は遺跡の発掘など考古学の進展により日々改められており、その常識に沿って『日本書紀』を虚心坦懐に読んでみると、様々な謎が解けてくる。縄文時代から脈々と築かれたネットワークを司り、ヤマト建国の背後で暗躍した海の民の存在とは? 歴史作家・関裕二が問う驚きの日本古代史。
  • トレンチフラワーズ 1巻
    完結
    4.5
    帝国と王国が長く対立する世界。フラタニア帝国側の皇女に仕える女性だけの部隊・それが武装奉仕(メイド)団。その中でも曲者揃いの602号室部隊を率いるマリンのもとに、新兵シルックがやってくる。硬直した戦線での長閑な塹壕生活が続くかと思いきや、ノーマランド王国の奇襲作戦によって現場は一気に緊張する!! そして男性兵士から軽んじられてきた精鋭メイド部隊が出撃!! 日常と戦争を描くメイド×塹壕戦の超異色ファンタジー戦記スタート!!
  • わたしのカイロス 1巻
    完結
    4.5
    全3巻792~990円 (税込)
    そこは砂と鉄で覆われた捨てられた惑星。殺し合いの見世物、「剣闘刑」を科された少女・グラジオラスが送られたのはそんな場所。いわれなき罪を背負わされた少女にとって、それは「死刑宣告」に等しかった…。そんな絶望的な状況下、ひとりの小さな住人との出会いが彼女の運命を大きく変えることに――。新鋭作家が贈る、新時代の冒険SFファンタジー開幕!
  • 一変世界 1巻
    4.6
    魔物の棲まう、深い森に囲まれた神殿。神の森とも呼ばれるその地域の中央に「ガーデラン女神の神殿」は佇んでいる。プーリョは、そこで暮らしている少女。大巫女になるために日夜厳しい修行に励んでいる。数多の石像が眠るデラ神殿には、不思議な力が秘められていて――。『坂の上の魔法使い』の気鋭が贈る禁秘の森の巫女ファンタジー、開幕!!
  • 笑劇の人生(新潮新書)
    3.0
    ようこの歳まで、こんなすかたんやってきたなぁ。兄・雁之助とともに戦後間もなく“笑劇”の世界へ。「番頭はんと丁稚どん」「裸の大将」等など、人を笑わせ続けて七十年。溢れるほどに稼いだカネを蕩尽し、三度の結婚うち二度は人も呆れる歳の差婚。国内有数の映画マニアにしてモノ蒐集家――そんな“怪人”の人生から、戦後上方芸能史の裏側が見えてくる。最初にして最後の異色自伝、どうぞ、わろてやってください。 ※新潮新書版に掲載の写真の一部は、電子版には収録しておりません。
  • 考える障害者(新潮新書)
    3.9
    往々にして世間は障害者を汚れなき存在のように扱う。一方で、表には出てこないが、「厄介者」扱いする人もいる。そんな両極端の捉え方ってなんかヘンじゃないか――身体障害者芸人として20余年活動してきた著者は、偽善と建前を痛烈に嗤い、矛盾と盲点を鋭く衝く。「24時間テレビ」「バリバラ」「乙武氏」「パラリンピック」から「やまゆり園事件」まで、本音度100パーセントで書き尽くした、前代未聞の障害者論。
  • 日本人と象徴天皇(新潮新書)
    4.0
    日本人が今では当たり前の存在として受け入れている「象徴天皇」。それは、「戦犯」と「現人神」の間で揺れ動いていた天皇の存在を、戦後社会の中に正しく位置づけるべく、関係者が苦心して「血肉化」した結果だった。戦後巡幸、欧米歴訪、沖縄への関与、そして続く鎮魂の旅──。これまで明かされなかった秘蔵資料と独自取材によって、二代の天皇と日本社会の関わりを描いた戦後70年史。
  • たべたいの(新潮新書)
    4.1
    生ハムは、ピザやパスタにトッピングされ、オーブンに入れられてもまだ「生」なのか。ラブホテルで頼むピザのサイズはSMLどれが正解なのか。賞味期限切れの牛乳はいつまで「チャレンジ」できるのか。謎めく才女の脳裏に食を巡る疑問、懸念、記憶の数々が渦巻き続ける。自分の納豆の食べ方は普通ではないのか。イメージDVDにつきものの魚肉ソーセージとはどうつきあうべきか。「食べ物」が壇蜜を語り出す――。
  • バスキュレ 1巻
    4.3
    「向ヒ兎堂日記」の鷹野久、最新作は“兎”が“狼”を支配する世界――この塔のような国は、上階の1番街から13番街は兎が住み、それより下の階層には虐げられた狼が住んでいる。フロアは下へ行くほど治安も暮らしも悪くなる。圧倒的世界観で描く新感覚ファンタジー、待望の第1巻!
  • 日本の暗黒事件
    3.7
    巨悪。凶行。陰謀。残虐。日本を震撼させ、戦後体制を変えた「暗黒事件」を忘れてはならない。「よど号」犯の北朝鮮亡命と連合赤軍事件、田中角栄とロッキード汚職、かい人21面相によるグリコ・森永事件、史上最悪の山一抗争、謎(なぞ)多きイトマン事件、前代未聞のテロ集団・オウム真理教、救いなき「少年A」……。その最前線で事件の真相に挑み続けてきた著者が、取材秘話を明かしながら、今、「わるいやつら」の闇を衝く。
  • 東大卒貧困ワーカー
    3.8
    東大卒、元アナウンサーの筆者が、介護退職した後に見たのは、奴隷労働にも等しい「派遣・非正規」の実態だった。徹夜での12時間労働、日給1300円の仕事、研修名目で3ヶ月間無給等々、人の弱みにつけこむ求人が、今も堂々とまかり通っている。さらに資産家のふりをさせる詐欺紛いの「替え玉」派遣まで登場――徹底した現場主義による潜入取材で見えてきた、知られざる労働現場の真実。
  • 生涯現役論
    4.0
    今の自分は10年後の自分より10歳若い。老け込んでいるヒマなどない──。プロ野球史上最も長く現役を続けた「球界のレジェンド」と、投資ファンドの代表、航空会社の経営者、大学教授の三足の草鞋を履く最強ビジネスマンが語り合う。下積みを厭わない。地道な努力を続ける。「好き」を追求しつづける。異なる世界で生きてきた二人の姿勢は驚くほど共通している。人生100年時代に贈る、勇気と希望の仕事論。
  • うつ病休職
    4.1
    「仕事がきついので、会社を休みたい」とクリニックに駆け込む人々。マニュアル通りの問診で「うつ病」と診断する医師。診断基準の変化や新型薬の普及で、うつ病やそれを理由に休職する者が増大、こうした状況に企業も困惑し、社会問題化している。しかし、それは本当に“病気”と言えるのか? 医学ではなく労務上の問題ではないか? あやふやな診断が社会に与える影響は? 精神科医が「うつ病休職」の正体に迫る。
  • 夜の香り
    -
    1巻792円 (税込)
    都会のはざまに生起消滅する濃やかで奔放な人間ドラマを描き、現代生活の暗部を照射する純文学作品集。「街道の際」「畑の声」「駆ける女」「夜の香り」を収録。
  • 指名手配犯 1巻
    完結
    -
    日本全国には、1100人を超える指名手配犯が存在。日本警察は手配犯を検挙すべく最新鋭科学捜査を導入する一方、手配写真を脳裏に焼き付け街頭で手配犯を捜し出す“見当たり捜査”を行っていた。中でも傑出した相貌認識力を持った捜査官・見影守人は、“スーパーレコグナイザー”と呼ばれているが――。
  • コスパ飯
    3.7
    ある時は最高の「牛めし」を決めるべく数十種を食べ比べ、またある時は美味しいサラダのコツを求めて評判のオーベルジュに足を運ぶ。東にいい食材を探し、西で名物料理の味を試す。「うまさ」は前提条件。その上でどれだけ投資効率が良いか、つまりコスパを追求。ネットを駆使して情報や現物を集め、想像力全開で工夫も凝らす。持ち前の知的好奇心で数々の「うまい!」に辿りついた軌跡を語る初めての「食」の本。
  • 人間の経済
    4.5
    富を求めるのは、道を聞くため――それが、経済学者として終生変わらない姿勢だった。「自由」と「利益」を求めて暴走する市場原理主義の歴史的背景をひもとき、人間社会の営みに不可欠な医療や教育から、都市と農村、自然環境にいたるまで、「社会的共通資本」をめぐって縦横に語る。人間と経済のあるべき関係を追求し続けた経済思想の巨人が、自らの軌跡とともに語った、未来へのラスト・メッセージ。
  • ネコドモ
    4.7
    都心から南方面の電車に一時間ほど乗ると、猫たちの住む「猫ヶ原」へ到着します。キジトラ白の男の子・太郎くんとシングルマザーの裕子さんは、この街でふたり暮らし。楽しいことも哀しいことも、いつもふたりで乗り越えています。キュートな母子に心あったまる猫マンガ、開幕です♪
  • 上海白蛇亭奇譚 1巻
    完結
    3.7
    時は1927年。世界大戦後も土地をめぐる各国の争いが加速する中、自治権をもつ国際的自由都市として、様々な人種や文化、あやかしまでもが入り乱れる街、それが上海。「魔都」と呼ばれるこの街で、茶館『白蛇亭』を営む花琳は大妖怪 女?(ジョカ)の血をひく半妖の少女であった。人々の思惑や、あやかしの気配が漂う魔都で、次々に舞い込む怪事件に茶館の主と変わり者の下宿人たちが挑む!!
  • 中国人観光客の財布を開く80の方法
    -
    たとえ「爆買い」に陰りが見えても、中国人インバウンドビジネスが終わることはない。団体旅行から個人旅行にシフトしつつある訪日客の嗜好・習性・ニーズから、将来有望なリピーター獲得のノウハウ、そして困った行動の理由まで。上海で起業し、海千山千の中国人とわたり合ってきた著者が、「ポスト爆買い」時代の繁盛戦略を惜しみなく指南。販売促進、コミュニケーションに役立つ「いますぐ使える○○集」付き!
  • ウロボロス―警察ヲ裁クハ我ニアリ― 1巻
    完結
    4.2
    龍崎イクオと段野竜哉は、最愛の人を亡くした15年前の事件をきっかけに、ある巨大組織に守られた男への復讐を誓う。因縁の男を探し出す為に、そして復讐を果たす為に、龍崎は刑事になり、段野は極道になった。二人が追う男が身を置く巨大な組織、それは……日本の警察機構! 読む者の心を揺さぶる本格ポリス・エンターテイメント、第1巻!!
  • 薬物とセックス
    3.9
    やめられない。とまらない。そして“破滅”がやってくる。清原和博、高知東生、押尾学、ASKA、酒井法子……スポーツ界や芸能界で頻発する「薬物」スキャンダル。彼らはなぜカップルで逮捕されるのか? 覚醒剤とコカインとのちがいは? 入手方法や価格は? 闇ビジネスや暴力団との関係は? 廃人はどう作られるか?……新聞、テレビが決して伝えない深層を、斯界の第一人者が詳しく解き明かす「薬物と性」の最前線。
  • とらわれない
    5.0
    明るい話は少ない。人間関係は薄くなる。超高齢化は止まらない。モノや情報はあふれても幸福感は得られない……そんな時代でも、心に自由の風を吹かせることはできる。「気の合う人とは距離をおいて接する」「マイナス思考だから失望もしない」「老人もまた荒野をめざす」など、著者ならではのとらわれない思考法で、情報と常識でがんじがらめの頭をときほぐす。洞察とユーモアをたたえた「生き抜くヒント」集!
  • 爆発的進化論―1%の奇跡がヒトを作った―
    3.9
    生命誕生から約40億年。変化は常に一定ではなく、爆発的な進歩を遂げる奇跡的な瞬間が存在した。眼の誕生、骨の発明、あごの獲得、脚の転換、脳の巨大化……。数多のターニングポイントを経て、ゾウリムシのような生物は、やがてヒトへと進化を遂げた。私たちの身体に残る「進化の跡」を探りながら、従来の進化論を次々と覆す、目からウロコの最新生物学講座!
  • ゴジラとエヴァンゲリオン
    3.5
    戦後日本における特撮とアニメの最高峰――それがゴジラとエヴァンゲリオンだ。異形の怪物はどのように生み出されたのか。なぜ大衆の心をつかんだのか。製作者たちの過酷な戦争体験はどう作品に反映されたのか。庵野秀明監督と「ゴジラ」をつなぐ線とは何か。なぜオタクたちは「エヴァンゲリオン」に熱狂するのか。日本SF大賞受賞の著者が、作品への深い愛情と膨大な資料をもとに、鬼才たちの企みを解き明かす。
  • 家裁調査官は見た―家族のしがらみ―
    3.8
    妄想に囚われ、妻の浮気を責める夫マサヨシ。単純な嫉妬と見える振る舞いには、本人も気づかぬ深層心理が絡んでいた――。地道な調査とカウンセリングを武器に、家庭裁判所調査官は家族問題の現場へ踏み込む。誰にも起こる感情転移、知的エリート女性の挫折と暴力、「家族」代わりの薬物使用、「家族神話」のダークサイド……。十八の家庭に巣食った「しがらみ」の正体を明かし、個人の回復法を示す実例集。
  • 違和感の正体
    3.9
    メディアや知識人によって語られる今どきの「正義」、何かがおかしい。どうも共感できない。デモ、教育、時代閉塞、平和、震災など、現代日本のトピックスをめぐり、偉大な思想家たち――網野善彦、福澤諭吉、吉本隆明、高坂正堯、江藤淳――らの考察をテコに、そんな「違和感」の正体を解き明かす。善悪判断の基準となる「ものさし不在」で、騒々しいばかりに「処方箋を焦る社会」へ、憂国の論考。
  • 学者は平気でウソをつく
    4.7
    学者の言うことを、真に受けてはいけない。データの改竄や人為的ミスがなくても、「画期的な発見」の大半はのちに覆される運命にあるのだから――。医学、教育学、経済学等々、あらゆる学問の「常識」を疑い、学問との上手な距離の取り方を模索する。学問という名の宗教に振り回されず、正しい選択をして生きるために必要な思考法と、健全な猜疑心の持ち方とは? 「学者のウソ」をメッタ切りにする、痛快な一冊!
  • イスラム化するヨーロッパ
    4.2
    多発するテロ、移民二世・三世の増加、押し寄せる難民──欧州は今まさに「イスラム化」の危機に瀕している。西欧育ちの若者が、なぜ過激派に共鳴するのか。 自由の国フランスで、なぜベールの着用が禁止されるのか。戦後復興の担い手は、いかにして厄介者となったのか。そして、欧州の「自由」と「寛容」は、いかに失われつつあるのか──。長年の現地取材に基づき、欧州を覆う苦悩から、世界の明日を読み解く!
  • ほめると子どもはダメになる
    3.9
    頑張れない、傷つきやすい、意志が弱い。生きる力に欠けた若者たちは、欧米流「ほめて育てる」思想の産物である。一九九〇年代に流入した新しい教育論は、 日本社会特有の「甘さ」と結びつき様々な歪みを引き起こした。「ほめても自己肯定感は育たない」「欧米の親は優しい、は大誤解」「母性の暴走が弊害のもと」……臨床心理学データで欧米の真似ごとを一刀両断! 教育と人材育成に関わるすべての日本人必読の書。
  • 市川崑と『犬神家の一族』
    4.0
    生誕百年を迎える、日本映画界の巨匠・市川崑。その作品は現在も色褪せない。『ビルマの竪琴』『黒い十人の女』『炎上』『東京オリンピック』『細雪』など、実に多彩なジャンルの名作を撮り続けたその監督人生をたどり、“情”を解体するクールな演出、襖の映り方から涙の流れ方まで徹底的にこだわり抜いた画作りなど、卓抜な映画術に迫る。『犬神家の一族』の徹底解剖、“金田一耕助”石坂浩二の謎解きインタビューも収録。 ※新潮新書に掲載の写真の一部は、電子版には収録しておりません。
  • 組織の掟
    4.0
    あらゆる組織には「掟」がある。暗黙の内に共有され、時に法より重んじられ、破れば代償を払わされる。組織で生き抜く極意とは、この掟を熟知して利用することにある。「組織は上司に味方する」「ヤバい話は聞かないでおく」「外部の助言で評価を動かせ」「問題人物は断固拒否せよ」「斜め上の応援団を作れ」「後輩のために仕事をサボれ」……“最恐”の組織、外務省にいた著者が全ビジネスパーソンに贈る「超実践的処世訓」。
  • MAMA 1巻
    完結
    4.4
    そこは神に選ばれた者のみが集う寄宿学校。本当の才能の持ち主には、多大なる名誉、そして死が与えられるという……。子供達を待ち受けるのはライバルからの嫉妬、母との確執、禁断の恋、そして自分の才能への自信と戸惑い。今最も最新作が待ち遠しい作家・売野機子、待望の長編連載作品がついにベールを脱ぐ! 天使の歌声を持つ少年達が繰り広げる“才能”の物語をご堪能ください。
  • ハシビロ家族
    完結
    3.0
    おっとりした妻・やんちゃだけど可愛いふたりの娘……そんな美人ぞろいの一家の大黒柱は、ハシビロコウ――!? 微動だにしないあの絶滅危惧種の鳥・ハシビロコウなお父さんと楽しい家族が繰り広げる、ほんわかファミリーコメディ♪
  • 王者の遊戯 1巻
    4.0
    時は三国時代。職を求め洛陽を出た主人公・郭嘉は旅の途中、袁紹軍の軍事演習に遭遇する。彼が軍事楼閣の上に見たものは、少年の姿をした異形の軍師達だった! 彼らは「軍師であるために」自分の成長を捨てたという。果たして郭嘉はこの異様な戦国乱世を生き抜くことができるのか!? それぞれ違った特殊能力をもった少年軍師が、武力を持った将軍と契約を結びコンビになって戦う“バディバトル三国志”第1巻。今だかつてない迫力戦争シーン満載の戦国絵巻を見逃すな!
  • 姫路城リビングデッド 1巻
    完結
    4.0
    全2巻792円 (税込)
    群雄割拠の戦国時代が徳川によって終結し、秩序の世が開かれた十七世紀初頭。播磨の国の姫路城には、城好きの平民・虎次が天守閣を眺め、石垣に貼り付いては城を堪能していた。そんな折、突如異様な姿をした化物に襲われる虎次。どうやら城の回り一帯が恐るべき化物に包囲されていたようで? 織田信長、武田信玄、上杉謙信といった死んだはずの戦国武将が復活! 完成したばかりの姫路城に一斉に襲い掛かる!!
  • 殿しゃん!~立花宗茂上方滞在記~ 1巻
    3.0
    戦国時代末期、関ヶ原の戦いで敗れた九州の大名・立花宗茂は、領土を没収されてしまった為、数人の家臣を引き連れて、大坂へとやって来る。その中にはまだ子供の家臣・八幡丸がいた。多くを失い、慣れない貧乏暮らしをする一行だが、新しい土地に好奇心を刺激された八幡丸は元気一杯! 立花家を再興させると意気込むが? 殿と八幡丸による心温まる日常物語、開幕!
  • 「ストーカー」は何を考えているか
    3.8
    五百人ものストーキング加害者と向き合い、カウンセリングなどを行ってきた著者が、彼らの思考パターンと危険度、実践的対応を多くの事例とともに解き明かす。今や「ストーカー」をめぐるトラブルは年間二万件。なぜ彼らは常識を踏み外すのか、警察は後手に回るのか、その時どう対処すればいいのか――老若男女を問わず、誰もが当事者となりうる時代の必読書。
  • ヒル 1巻
    完結
    3.9
    佐倉葉子21歳。彼女は不当に手に入れた鍵を持ち、住人が不在の家を渡り歩いて、生活をしている。そんな葉子の前に、突然現れたのは、死んだはずの同級生・月沼マコト。彼の口から語られるところによると、葉子は知らず知らずのうちに「ヒル」と呼ばれる存在になっていたらしい。「ヒル」とは一体、何なのか?『SEED』の今井大輔が描く、新時代のドロップアウトストーリー、待望の第1巻。
  • 雨

    -
    「行方不明の旦那様」にうり二つと、羽前国平畠藩の紅花問屋の当主にまつり上げられた金物拾いの浮浪者徳。莫大な財産と美貌の新妻を目のあたりにして、本物の当主になりおおすべく、色と欲との二股かけた必死のお芝居の始まり。東北弁もマスターし、邪魔者は消して、大願成就と思いきや……。根なし草の主人公を襲うどんでん返しの運命。
  • 國語元年
    -
    明治七年、文部省官吏南郷清之輔は「全国統一話し言葉」の制定を命じられた。織田信長や太閤秀吉の天下統一にも比すべき大事業! しかし彼の家では家族、奉公人など十の方言が入り乱れて大混乱……。戯曲版・井上ひさし日本語連続講座。
  • 短歌のレシピ
    4.0
    短歌の上達に早道や抜け道はないが、陥りやすい“落とし穴”を知っていれば、無駄な回り道はせずにすむ。そして“素材”(=伝えたい思い)の持ち味を生かすために、さまざまな“道具”を持ち、“調理法”を知っておくことが大切だ。「味覚に訴えてみよう」「理屈は引っこめよう」「季節の変わり目をとらえよう」――。現代を代表する歌人が投稿作品の添削を通して伝授する、日本語表現と人生を豊かにする三十二のレシピ!
  • ザッドランナー 1巻
    完結
    4.0
    二人組で行われるマシン競技「XAD」にのめり込むのは高校1年生ザッド部所属のポテチ。デビューとなる大会を前にして興奮を隠せない彼だったが、相棒のマッキーが骨折。急遽一緒にコンビを組む相手を探すことに。ひょんな事から出会った抜群の運動センスを持つ少女・小梅に一目惚れしたポテチは、パートナーになることを申し入れるが、小梅は誰もが声をかけることすら躊躇するような札付きの超問題児だった!
  • 栄光の岩壁(上)
    4.0
    1~2巻792円 (税込)
    戦前に幼少時を過した竹井岳彦は18歳のとき八ヶ岳で遭難し、凍傷によって両足先の大半を失う。戦後の荒廃した雰囲気の中で、青春を賭けるものは山しかないと考えた岳彦は、鴨居からロープを吊して、まず歩行訓練をはじめる。やがて“ない足”を甦らせて、未登攀の岩壁をつぎつぎと征服し、強烈な意志の力と不屈の闘魂によって日本一のクライマーにまで成長していく……。

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  • ピカソは本当に偉いのか?
    3.9
    「なぜ『あんな絵』に高い値段がつくのか?」「これって本当に『美しい』のか?」。ピカソの絵を目にして、そんな疑問がノド元まで出かかった人も少なくないだろう。その疑問を呑み込んでしまう必要はない。ピカソをめぐる素朴な疑問に答えれば、素人を煙に巻く「現代美術」の摩訶不思議なからくりもすっきりと読み解けるのだから――。ピカソの人と作品に「常識」の側から切り込んだ、まったく新しい芸術論。

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  • くるみのき! 1巻
    完結
    3.8
    地味で引っ込み思案な女の子くるみは、子供番組「いっちぃはっちぃ」を見ては、自分の殻に閉じこもってばかり。そんな彼女は、ある日、拉致同然で見知らぬ男にバンの中に押し込まれ、幼稚園に連行される。あれよあれよという間に着ぐるみを着せられ、強引に舞台に立たせられたくるみ。極限の緊張状態から、無意識のうちに演じきってしまう!着ぐるみで自身の世界が一変することを知ったくるみは、劇団に入団を決意して……。
  • 誰かカフカを守って 1巻
    完結
    4.0
    ネットで話題の都市伝説「片面男」は、顔の右半分が焼けただれ、その正体は半獣半人の新生物、凶悪犯、UMA、妖怪等様々な姿で語られていた。とある中学校に突如現れた「片面の男」から生徒を救う為、勇敢にも立ち向かった女教師だったが、謎の爆発によって腕2本を残して消滅してしまう……。この爆発と男との因果はあるのか?「片面の男」は都市伝説の「片面男」と同一なのか……!?謎が謎を呼ぶ戦慄のSF巨編スタート!
  • 新・堕落論―我欲と天罰―
    3.6
    列島を揺るがせた未曾有の震災と、終わりの見えない原発事故への不安。今、この国が立ち直れるか否かは、国民一人ひとりが、人間としてまっとうな物の考え方を取り戻せるかどうかにかかっている。アメリカに追従し、あてがい扶持の平和に甘えつづけた戦後六十五年余、今こそ「平和の毒」と「仮想と虚妄」から脱する時である――深い人間洞察を湛えた痛烈なる「遺書」。

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  • ブレイブ・ストーリー~新説~ 1巻
    完結
    3.6
    他人よりゲームが上手いのが取り得の中学生、三谷亘。彼のクラスに芦川美鶴が転入して来た事により、亘の日常が壊れはじめた…。父の不倫と家出…亘の生活は無惨に崩壊した。芦川は過去に家族を亡くしており、亘は芦川から幻界(ヴィジョン)と呼ばれる異世界を知る。幻界で使命を果たせば、何でも願い事が叶うというのだ。運命に立ち向かい幻界へと旅立つ亘。そして香織も幻界へと…。宮部みゆきの原作を、新鋭小野洋一郎が独自の観点より漫画化!
  • 彼女を守る51の方法 1巻
    完結
    4.0
    XXXX年2月23日午後7時35分、東京をM8の直下型地震が襲った。平凡な大学生だった三島ジンが、震度7のお台場で遭遇した光景とは!? 衝撃のリアル震災コミック!!
  • 俺たちは神じゃない―麻布中央病院外科―(新潮文庫)
    続巻入荷
    3.9
    1~3巻781円 (税込)
    剣崎啓介は腕利きとして知られる中堅外科医。そんな彼が頼りにするのが松島直武だ。生真面目な剣崎と陽気な関西人の松島。ふたりはオペで絶妙な呼吸をみせる。院長から国会議員の癌切除を依頼された剣崎は、松島を助手に得意なロボット手術を進める。だが、その行く手にはある危機が待ち受けていた――。現役外科医が総合病院で日夜起こるドラマをリアルに描く、医学エンターテインメント。
  • お伽草紙(新潮文庫)
    4.2
    1巻781円 (税込)
    困難な戦争期にあって、深く芸術世界に沈潜することで時代への抵抗の姿勢を堅持し、日本文学の伝統を支えぬいた太宰中期の作品から、古典や民話に取材したものを収める。“カチカチ山”など誰もが知っている昔話のユーモラスな口調を生かしながら、人間宿命の深淵をかいま見させた「お伽草紙」、西鶴に題材を借り、現世に生きる人間の裸の姿を鋭くとらえた「新釈諸国噺」ほか3編。(解説・奥野健男)
  • 外科医キアラは死亡フラグを許さない―死人だらけのシナリオは、前世の知識で書きかえます―(新潮文庫nex)
    4.0
    天才外科医・桐原アキラは、『シンデレラの婚約』の世界に主人公キアラ・ベルワースとして転生した。そこは魔法での治癒に依存し、医療で救えるはずの人々が見捨てられる世界。そんな状況を許せるわけもないキアラは、本来死ぬはずだった患者を令嬢姿で手術し、物語を改編してしまう。型破りなキアラだが王子になぜかプロポーズされ――転生医療ファンタジー漫画、完全ノベライズ!
  • 伊勢大名の関ヶ原(新潮文庫)
    3.0
    戦国武将富田信高が移封させられた伊勢国。そこはしたたかな商人や地侍が根を張る、一筋縄でいかぬ土地。信高は穏やかな気性と慧眼で治世を進め、領民の声を聞き、新田開発に乗り出し、胆力のある蓼姫も娶った。だが時は大乱前夜。城に迫りくる毛利・吉川の大軍に対峙するのは、挙国一致の富田勢。孤軍奮闘する信高の前に、馬上の「若武者」が現れた。異色な大名と知られざる夫婦の戦を描く傑作。
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)
    4.6
    雪の夜、木挽町の芝居小屋の裏手で、菊之助なる若衆が果たした見事な仇討。白装束を血に染めて掲げたるは父の仇、作兵衛の首級(しるし)。二年後。目撃者を訪ねる武士が現れた。元幇間、立師、衣装部屋の女形……。皆、世の中で居場所を失い、悪所に救われた者ばかり。「立派な仇討」と語られるあの夜の〈真実〉とは。人の情けと驚きの仕掛けが、清々しい感動を呼ぶ直木賞・山本周五郎賞受賞作品。(解説・中島かずき)
  • 蜘蛛屋敷の殺人(新潮文庫nex)
    4.0
    寒い正月のことだった。恋人の現役女子大生イタコ探偵・水鏡氷華(みかがみひょうか)とともに飛騨の山奥“蜘蛛(くも)屋敷”を訪れた僕は、迷宮入りした女当主密室殺人事件の謎を調査する。高額賞金に釣られて現れた怪しい便利屋・樋山(ひやま)さんと氷華の火花散らす超絶推理合戦。二人の名探偵が辿り着いたのは、哀しきひとつの真実だった。雪が降るたび思い出す、あの美しい名探偵を。元カノ実家訪問系トラベルミステリ。
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)
    4.5
    1~3巻781~880円 (税込)
    産婦人科医の北条衛は、伊豆中央病院に異動を命じられた。予期せぬ都落ち、しかも鬼の老教授が医局を支配していると聞く。着任早々、その教授と手術を行うはめになった衛。彼は、地域の命の砦を守る重責を感じつつ、個性ゆたかな先輩医師に学びながら成長してゆく。激務に疲れた衛に活力を与えるのは、伊豆半島の海と山の幸だった。現役医師が描く、興奮と感動の医学エンターテインメント。(解説・杉江松恋)
  • トットの欠落帖(新潮文庫)
    4.3
    何かひとつ自分だけの才能を見つけようとあらゆる事に努力し挑戦したトット。クラシック・バレー、犬の調教、オペラの演出、九官鳥の言葉の先生etc. そして、音楽学校を卒業したトットは、NHKのテレビ女優としてデビュー。ある日突然、予想もしない悲しいことに気がついた=欠落人間だ! しかし、トットの発想にはそれなりの訳があるのだ。いま、噂の魅惑の欠落ぶりを自ら正しく伝えます。(解説・久米宏)
  • 鳥類学は、あなたのお役に立てますか?(新潮文庫)
    4.5
    ある日は南の島で情熱的に調査を行い、ある日は鳥が地球を支配できるかについて机上で深く考察。大量のハエと格闘し、ミズナギドリの和名に苦悩。命がけの冒険は辞さないが時に東京で迷子になったりもする。「どうして鳥の研究をするのですか?」「楽しいから。他に理由が必要かい?」ベストセラー『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』堂々の姉妹編。「鳥類学者の散歩道」を特別収録。(解説・岩井圭也)
  • 江戸川乱歩名作選(新潮文庫)
    4.2
    見るも無残に顔が潰れた死体、変転してゆく事件像(「石榴(ざくろ)」)。絶世の美女に心奪われた兄の想像を絶す る“運命”(「押絵と旅する男」)。謎に満ちた探偵作家・大江春泥(しゅんでい)に脅迫される実業家夫人、彼女を恋する私は春泥の影を追跡する――後世に 語り継がれるミステリ「陰獣」。他に「目羅博士」「人でなしの恋」「白昼夢」「踊る一寸法師」を収録。大乱歩の魔力を存分に味わえる厳選全7編。(編者解説・日下三蔵)
  • 鬼にきんつば―坊主と同心、幽世しらべ―(新潮文庫)
    4.5
    「鬼の河原(かわはら)」と皆が恐れる同心の河原小平次(こへいじ)には秘密が二つある。甘い菓子にはめっぽう目がなく、じつは幽霊が大の苦手。「この家には幽霊がいます」と家賃の値下げを迫る店子の僧侶・蒼円に、秘密を二つとも見破られた小平次は、それが人知れず殺された女の霊と知り、蒼円の推理を元に下手人を探し出す――。異能を持つ美貌の僧侶と、強面だが心優しい同心が、市井の謎を解く大江戸人情推理帖。(解説・恩田陸)
  • 編めば編むほどわたしはわたしになっていった(新潮文庫)
    4.1
    祖母が畑で作っていた苺のやわらかさ、何に触れても心がヒリヒリとした中学生のころ、アルバイト先で出会った夫との恋、インフルエンザで入院した8歳の息子の体温。息苦しさを抱えていた少女は大人になり、毛糸と編み針を手に最初はおそるおそる、そして次第に胸を張って、人生を編みだしてゆく。誰のなかにもきっといる「あのころの少女」が顔を出す、珠玉のようにきらめくエッセイ集。(解説・津村記久子)
  • ヤクザの子(新潮文庫)
    3.9
    DV、ドラッグ、差別、貧困――暴力団の家庭には社会のあらゆる問題が詰まっている。両親は朝から注射を打ちセックスに耽り、クスリが切れた瞬間に血だらけになるまで殴り合う。学校では極道家庭と白い目で見られ孤立し、出自が影響して就職は不可能に近い。ヤクザの血を継ぐ人間は表の世界で生きられないのか。14人の「ヤクザの子」が証言する哀しい半生。「ヤクザ・チルドレン」改題。
  • 春(新潮文庫)
    3.6
    岸本捨吉の教え子勝子に対する愛は実を結ぶことなく、彼の友人であり先輩である青木は理想と現実の矛盾のために自ら命を絶つ。――青春の季節に身を置く岸本たちは、人生のさまざまな問題に直面し、悩み、思索する。新しい時代によって解放された若い魂が、破壊に破壊をかさねながら自己を新たにし、生きるべき道を求めようとする姿を描く、藤村の最初の自伝小説。(解説・亀井勝一郎)
  • 夜明け前 第一部(上)(新潮文庫)
    完結
    4.1
    全4巻781~880円 (税込)
    山の中にありながら時代の動きを確実に追跡する木曽路、馬籠宿。その本陣・問屋・庄屋をかねる家に生れ国学に心を傾ける青山半蔵は偶然、江戸に旅し、念願の平田篤胤没後の門人となる。黒船来襲以来門人として政治運動への参加を願う心と旧家の仕事にはさまれ悩む半蔵の目前で歴史は移りかわっていく。著者が父をモデルに明治維新に生きた一典型を描くとともに自己を凝視した大作。
  • あわこさま―不村家奇譚―(新潮文庫)
    3.6
    東北地方の旧家・不村家では数代に一度、特別な子供が誕生する。人智を超えた才知を授かることから繁栄の兆しと崇められる一方、「あわこさま」と呼ばれる怪異があると畏れられてもいた。異形の奉公人たちの手で守られる平穏な日常が闖入者により瓦解したとき、人々は思い出す。――あわこさまは、不村に仇なすものを赦さない、と。「水憑き」一族の栄枯盛衰を描く、危険すぎるホラーミステリ。(解説・朝宮運河)
  • リセット(新潮文庫)
    完結
    3.9
    全1巻781円 (税込)
    「――また、会えたね」。昭和二十年五月、神戸。疎開を前に夢中で訪ねたわたしを、あの人は黄金色の入り日のなかで、穏やかに見つめてこういいました。六年半前、あの人が選んだ言葉で通った心。以来、遠く近く求めあってきた魂。だけど、その翌日こそ二人の苛酷な運命の始まりの日だった→←流れる二つの《時》は巡り合い、もつれ合って、個の哀しみを超え、生命と生命を繋ぎ、奇跡を、呼ぶ。(対談・宮部みゆき)
  • ターン(新潮文庫)
    3.9
    1巻781円 (税込)
    真希は29歳の版画家。夏の午後、ダンプと衝突する。気がつくと、自宅の座椅子でまどろみから目覚める自分がいた。3時15分。いつも通りの家、いつも通りの外。が、この世界には真希一人のほか誰もいなかった。そしてどんな一日を過ごしても、定刻がくると一日前の座椅子に戻ってしまう。ターン。いつかは帰れるの? それともこのまま……だが、150日を過ぎた午後、突然、電話が鳴った。(解説・川上弘美)
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)
    3.6
    ふたりの食卓に並ぶのは、決して甘いばかりのお菓子ではなかった。睦まじく見えるふたりの不穏な秘密。本能がかき乱される出会い。一言では言い表せない関係性、どうしても忘れられない人のこと──。食べて「なかったこと」にはならない濃厚な物語が気鋭の作家たちと食のエキスパートたちの手によって饗される。小説、エッセイに仕立てた10品の「恋と食」をどうぞ召し上がれ。
  • 工藤會事件(新潮文庫)
    3.5
    クラブ襲撃、建設事務所への発砲、見せしめとして射殺。「血の掟」で結ばれ、一般市民への攻撃を繰り返す指定暴力団・工藤會。その暴走は止まることなく、北九州市は「修羅の街」と化していた。この状況を打破するべく警察と検察はタッグを組み、全国から精鋭を集結、史上最大の頂上作戦を展開する。紆余曲折の舞台裏からトップ逮捕まで、前例のない捜査の全貌を描く圧巻のノンフィクション。
  • 財布は踊る(新潮文庫)
    3.8
    「今よりもう少し、お金がほしい」専業主婦として穏やかに暮らす葉月みづほ。彼女はある夢を実現するために、生活費を切り詰め、人知れず毎月二万円を貯金していた。努力が実り、夢を実現した喜びも束の間、夫に二百万円以上の借金があることが発覚する。株での失敗、リボ払いの罠。日常に潜むお金の落とし穴からどう逃げる? 切実な想いと未来への希望を描く「お金のつくりかた」超実践小説。(解説・朱野帰子)
  • 捨て童子・松平忠輝(上)(新潮文庫)
    完結
    -
    全3巻781~880円 (税込)
    「色はあくまで黒く、目は逆しまに裂け、腕にはお魚の鱗がおありになる……」道々の者の末裔を母に持ち、徳川家康の第六子として生まれた松平忠輝だが、その異形と途方もないエネルギーを家康に恐れられ、捨てられてしまう。帰る場所のない忠輝は、謀略を企む秀忠と執拗に命を狙う柳生と対峙するが……。弱き者、そして愛する者を守るべく、虚々実々の乱世を“鬼っ子さま”が駆け抜ける!
  • とんちき 蔦重青春譜(新潮文庫)
    4.0
    1巻781円 (税込)
    蔦屋重三郎の店「耕書堂」に集う男たち。のちに十返舎一九に曲亭馬琴、東洲斎写楽、葛飾北斎となる彼らだが、今はまだ才能の開花を待つ、何者でもない若者たちだった。金はないけど、夢はある。元気もある。お上ににらまれているけれど怖いものなし! だが、偶然発見した「死体」から一波乱が巻き起こる。創作者たちの熱い魂が胸をすく痛快青春出版物語。『とんちき 耕書堂青春譜』改題。(解説・細谷正充)
  • 雀の手帖(新潮文庫)
    4.0
    食卓のおでんやすきやきが、筍とそら豆になるまでの一月から五月、何気ない日々の出来事を書き留めた百日の手帖。女にとって親密なことば「きざむ」、隅田川の意外な光景「川の家具」、道路掃除の仕事をする女のひとの話「掃く」、季節に心の機微を読む「春の雨」、ほか「おこると働く」「木の声」「朝の別れ」「豆」「吹きながし」等、移りゆく暮らしの実感を自在に綴って今なお古びない名随筆。(解説・出久根達郎、青木奈緒)
  • 大家さんと僕(新潮文庫)
    4.4
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 都内にある木造2階建て一軒家。1階に大家のおばあさんが住み、2階を芸人の「僕」が間借り生活中。上品な大家さんの挨拶は「ごきげんよう」、好きなものは伊勢丹とNHKと羽生選手。誕生日にはおはぎにロウソクでお祝いをし、強風の日には飛ばされないよう支え合ってランチへ……。日本中がほっこり泣いて笑った、手塚治虫文化賞短編賞受賞の大ヒット日常マンガ。カラーイラスト8P収録! (解説・瀬尾まいこ) ※このコンテンツは固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

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