作品一覧

  • 徳川将軍の側近たち
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    1巻1,001円 (税込)
    徳川幕府の生々しい権力構造がわかる! 約260年続いた江戸時代、将軍、老中などの幕閣、そして側近がいかなる力関係にあったか。代々の側近を通して見えてくる幕府政治。
  • 名門譜代大名・酒井忠挙の奮闘
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    1巻1,700円 (税込)
    五代将軍綱吉の治世―― 出世ルートから外れた、大老の嫡男が再起に挑む。 四代将軍徳川家綱の大老・酒井忠清の嫡男、忠挙。将来を約束されたはずの彼の人生は、父の失脚で、突如暗転する。 家格の降格、親族の不祥事、期待した嫡男の早世……。度重なる苦難に抗い、家の存続に奔走、時に喜び、時に悩みながらも、生涯忠勤に励んだ、ある御曹司の等身大の実像に迫る。 幕府吏僚として生きる大名の実像と生存政略! 解説・山内昌之 ※この電子書籍は、2009年6月に角川叢書より刊行された単行本の増補版として文春学藝ライブラリーから刊行されたものを底本としています。"
  • 名門水野家の復活―御曹司と婿養子が紡いだ100年―(新潮新書)
    3.7
    家康生母・於大の方に連なる名門水野家は、当主の乱心による江戸城松之廊下での刃傷事件で、譜代大名から旗本へ転落する。その立て直しに生涯を捧げることになった二人。没落した「せつなさ」に耐えながら一心に勤め上げ大名復帰を果たした御曹司忠友と、旗本から婿養子に入り「したたかさ」を武器に将軍側近かつ老中として権勢を誇るまでに家格を上げた忠成。二代にわたる水野家復活の道程を、史料を基に活写する。
  • 将軍と側近―室鳩巣の手紙を読む―
    4.0
    1巻660円 (税込)
    時に将軍の振る舞いに戸惑い、時に老中のバカさ加減に憤る――。家宣・家継・吉宗ら徳川将軍三代に仕えた儒学者、室鳩巣。彼が残した手紙には、政権や社会への批判、皮肉、嘆き、賞賛、喜びが、素直に記されている。最高権力者である将軍と、取り立てられた側近、実務を支える官僚たちが織りなす世界は余りにも人間臭い。いつの世も変わらぬ生身の人間と政治の有り様を、新進の歴史学者が生き生きと描き出す。※新潮新書に掲載の写真は、電子版には収録しておりません。
  • 将軍側近 柳沢吉保―いかにして悪名は作られたか―
    4.0
    1巻660円 (税込)
    天下取りの野望を胸に秘め、将軍を女色で籠絡するなど、小説やドラマで典型的な悪役に描かれる柳沢吉保。しかし、史料を丹念に読み込むと、見えてくるのは意外な実像だった。将軍という最高権力者の周囲に絶えず渦巻く、追従、羨望、嫉妬、憎悪……。将軍の最も側近くで仕えた吉保にとっては、悪名は宿命だったのか。将軍とその側近の実像に迫りながら、「武」から「文」への転換期の政治と権力の姿を鮮やかに描き出す。

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ユーザーレビュー

  • 将軍と側近―室鳩巣の手紙を読む―

    Posted by ブクログ

    徳川吉宗に仕えた室鳩巣の目を通して、周辺の幕府官僚の様子を描いている。

    室鳩巣が弟子との私信を、弟子がのちのちに「兼山秘策」に纏めており、その私信を読み解くことで人間模様が浮かび上がってきます。

    間部詮勝や新井白石の苦悩振りや、老中たちのピンキリ振りも分かりやすい現代語訳で、とても読み易い。

    現代でも十分に通じることも多く、面白い一冊です。

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    2014年12月30日
  • 名門水野家の復活―御曹司と婿養子が紡いだ100年―(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    資料が少ない中、よくここまで書き上げたと思う。
    出世するかどうかは、江戸時代も現代も、大して変わらないようだ。

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    2023年06月20日
  • 名門水野家の復活―御曹司と婿養子が紡いだ100年―(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    譜代の大名の家の再興と、出世について述べた本。
    折々に、資料の原文を記しながら、平易に記述していくスタイルは、故・山本博文東大教授と同じもので、私は心地よく感じた。この著者が扱う時代も山本氏と同じ江戸時代だし、山本教授の書いた書籍が好きだった私としては、よい著者を見つけたという、嬉しい発見だった。

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    2022年04月01日
  • 将軍と側近―室鳩巣の手紙を読む―

    Posted by ブクログ

    権力は誰のものか。一人の儒学者の目を通すことで、江戸の政治が生き生きとよみがえる。本書の目的は、幕府の儒学者という比較的将軍に近い位置で幕府政治を見つめてきた「室鳩巣」という一人の人物の目を通して、政治家たちの人間模様を見ていくことにある。(2014年刊)
    ・プロローグ
    ・第一部 徳川家宣・家継の巻
     第一章 理想論者・徳川家宣
     第二章 幼少将軍徳川家継
     第三章 儒者たちの闘いー新井白石と林信篤
     第四章 老中と間部詮房
    ・第二部 徳川吉宗の巻
     第一章 「八代将軍吉宗」の誕生
     第二章 前代からの老中と吉宗側近
     第三章 吉宗が信頼した家臣・吉宗が疎んだ家臣
     第四章 吉宗が目指した幕府

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    2015年02月02日
  • 将軍側近 柳沢吉保―いかにして悪名は作られたか―

    Posted by ブクログ

    いかにして悪名は作られたか。奸臣か忠臣か、資料を駆使してその実像に迫る。
    側用人柳沢吉保のイメージは決して良いものではない。むしろダーティなイメージが強い。本書は、史料を駆使し、実像に迫ろうとした、新進気鋭の学者による意欲作である。

    慎み深く「自らの出世のために、主人に媚びへつらい、良くないことを勧める者が多い」と語っていたというが、後世、自らがその様な悪名をつけられたのは皮肉な事である。

    田沼意次もそうであるが、誤解に基づく批判が少なくない。また、一旦定着したイメージを払拭する事がいかに困難かが分かる。

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    2011年08月07日

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