将軍と側近―室鳩巣の手紙を読む―

将軍と側近―室鳩巣の手紙を読む―

660円 (税込)

3pt

4.5

時に将軍の振る舞いに戸惑い、時に老中のバカさ加減に憤る――。家宣・家継・吉宗ら徳川将軍三代に仕えた儒学者、室鳩巣。彼が残した手紙には、政権や社会への批判、皮肉、嘆き、賞賛、喜びが、素直に記されている。最高権力者である将軍と、取り立てられた側近、実務を支える官僚たちが織りなす世界は余りにも人間臭い。いつの世も変わらぬ生身の人間と政治の有り様を、新進の歴史学者が生き生きと描き出す。※新潮新書に掲載の写真は、電子版には収録しておりません。

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将軍と側近―室鳩巣の手紙を読む― のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2014年12月30日

    徳川吉宗に仕えた室鳩巣の目を通して、周辺の幕府官僚の様子を描いている。

    室鳩巣が弟子との私信を、弟子がのちのちに「兼山秘策」に纏めており、その私信を読み解くことで人間模様が浮かび上がってきます。

    間部詮勝や新井白石の苦悩振りや、老中たちのピンキリ振りも分かりやすい現代語訳で、とても読み易い。

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    0

    Posted by ブクログ 2015年02月02日

    権力は誰のものか。一人の儒学者の目を通すことで、江戸の政治が生き生きとよみがえる。本書の目的は、幕府の儒学者という比較的将軍に近い位置で幕府政治を見つめてきた「室鳩巣」という一人の人物の目を通して、政治家たちの人間模様を見ていくことにある。(2014年刊)
    ・プロローグ
    ・第一部 徳川家宣・家継の巻...続きを読む

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