散歩のとき何か食べたくなって

散歩のとき何か食べたくなって

825円 (税込)

4pt

映画の試写を観終えて、銀座の〔資生堂パーラー〕に立ち寄り、はじめて洋食を口にした40年前を憶い出す。外神田界隈を歩いていて、ふと入った〔花ぶさ〕では、店の人の、長年変らぬ人情に感じ入る。時代小説の取材で三条木屋町を散策中、かねてきいていた〔松鮨〕に出くわす。洋食、鮨、蕎麦、どぜう鍋、馬刺から菓子にいたるまで、折々に見つけた店の味を書き留めた食味エッセイ。

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散歩のとき何か食べたくなって のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    元祖食いしんぼう作家。食通の池波正太郎が各地を食べ歩き本当に愛したものを綴っている。食べ歩きマップ的な気軽な読み方も出来るが、今や失われた食文化や風俗を感じる歴史的な資料としても読めると思う。この本が出版された40年以上前から、著者が東京や京都の街の変貌を危惧していたのが印象的。日本人の生活様式も既

    0
    2025年01月20日

    Posted by ブクログ

    水のように淡々と行きつけのお店や様変わりする街の様相を哀愁たっぷりオシャレな文章で書かれている。

    …ほんとうの【たのしみごころ】を味わう術をうしなってしまった。あるものは、どこまで行っても尽きることのない【不満ごころ】のみのにほんになってしまった。

    確かに、グローバル化が進み競争社会が加速してい

    0
    2022年12月24日

    Posted by ブクログ

    すごく面白く読んだが、この本のどこが面白いのかを説明するのはとても難しい。
    一言で言えば、筆者が好きな、あるいは好きだった料理屋について語るだけの本。時代は筆者の若い頃、戦前から、おそらく昭和50年代まで。場所は、都内各所・京都・大阪・横浜・名古屋・近江・パリ、などバラエティに富んではいるが、それで

    0
    2020年11月30日

    Posted by ブクログ

    読んでいるだけでお腹が空いてくる…。こういう人のことを、美食家と言うのだろう。出てくるお店は、必ずしも高級店だけではないけれど、どれもとても美味しそうで、そしてそれは単に食べ物の味が良いだけではなく、お店の佇まいや、主人のこだわりや、そこにいる人々の会話や、それらが作り出す空間とそこで過ごす時間全て

    0
    2019年03月03日

    Posted by ブクログ

    池波正太郎の「鬼平犯科帳」のドラマが好きだったが、本で一冊も読んだことがない作家だった。エッセイなので読みやすい。単なるグルメ本っていうより、時代と町の風景、お店の佇まいなどを感じつつもおいしいものを読むことで堪能できる。いわゆる一見さんでは尻込みしちゃいそうなお店もあるけれど、蕎麦屋など本当に日常

    0
    2019年02月07日

    Posted by ブクログ

    "懐かしい昭和の料理屋を著者が思い出とともに語ってくれる。今はどれくらいのお店が残っているのだろうか?昭和の地図と今の地図を見比べて、池波正太郎さんが愛したお店を訪ね歩きたくなった。
    東京オリンピックに関する記述もあり、感慨深い。
    2020年に56年ぶりに東京オリンピックが開催される。

    0
    2018年10月28日

    Posted by ブクログ

    読むとおなかがすく本。著者みたいに美味しいものをたべることにこだわりを持って生きていきたいなーと思いました。

    0
    2015年10月06日

    Posted by ブクログ

    「何これ」「うめー」って体験憧れる

    個人経営の店に入るのにだいぶ気合いが必要な私からするとふらっと知らない店入れるの凄すぎ

    0
    2025年11月15日

    Posted by ブクログ

    池波正太郎さんの食をめぐるエッセイ集。以前にも読んでいますが、Audibleにもあったので耳読書で再読しました。東京の街が変わっていくことを嘆きながらも、通い馴染んだ名店でふらりとお酒を飲んだり甘味を食べたり。文豪のゆったりとした粋な日常に憧れながら、タイムトリップ気分で読めます。

    0
    2025年06月06日

    Posted by ブクログ

    資生堂パーラーに行きたくなった
    浅草の金寿司は池波正太郎が通ってた頃はまだ綺麗だったのかなあ
    ここ最近でクーポールの名前を二回も目にするなんて!

    0
    2023年11月21日

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