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Posted by ブクログ 2023年03月22日
自分も昔ピアノを習っていて、先生から絶対音感があると言われたが、けどそれが何だか良くわからないまま、結局音楽からはそのうち離れてしまった。
本書を通して、絶対音感があった方がいいのかは、様々なインタビューを通しても、必ずしも必須な能力だとは言われていない。
そして本作が、絶対音感から最終的に、音楽と...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年05月28日
絶対音感とは音楽性と違い、手段。相対音感(調性感)が重要。音とは結局、人と人との間の空間をどれだけ大きく揺るがすことができるかという超能力の様なもの。発せられた音だけを表現だと思うのは、鑑賞者である。創り手にあっては、物理的な音現象が始まる前に、その音が欲しいという欲求がすでに自分の中で立ち上がり、...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
面白かった!
最後の五嶋みどりのエピソードはそうでもなかったけど、それ以外がとても面白かった!
「絶対音感」てのを探っていくと、日本の音楽教育にぶち当たるわけですね。ヤマハも出て来たし、
自由学園の音楽教育も出て来たぞ!
でも、突き詰めていくと「絶対音感」て何だかわからなくなるものなんだね。「固定…...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
絶対音感についてのルポです。
音感の付け方の本、というよりは、音感がある人はどんな世界で生きているの?とかそのような謎に向かった本です。
実際に音感がある人への取材や脳の働き、はては戦前の音楽教育の話まで様々な角度からの考察が面白いです。
音がわかるって、どんな音でも音符に直せてしまうのだろうか。...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月18日
最相葉月(1963年~)氏は、関西学院大学法学部卒、広告会社、出版社、PR誌編集事務所勤務を経て、フリーのノンフィクションライター。本作品で小学館ノンフィクション大賞(1998年)、『星新一 一〇〇一話をつくった人』で講談社ノンフィクション賞(2007年)、大佛次郎賞、日本SF大賞等を受賞。
本書は...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月12日
原著は1998年刊行。
それからほぼ四半世紀経つ。
たしかに、脳科学も、知覚系の心理学、AIも(まだ「人工知能」という呼び方しかしなかったころだ)、執筆時とは状況が大きく変わっているに違いない。
また、終盤に出てくる五嶋龍少年は、今や世界で活躍するバイオリンのソリストとなったことを思うと、時の経過...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年11月24日
本書は、若き日のパステルナークと、彼の音楽の師であったスクリャービンとの対話を記すことからはじまります。パステルナークに音楽の道を断念させたものは「絶対音感」でした。その神秘的な能力を与えられなかった者は、そのことに苦しみ、与えられた者は人びとの好奇の視線を向けられて苦しむことになります。こうした事...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年11月04日
ノンフィクションの地道さ、堅実さ、らせん状に深まっていく真相。
こういう仕事をちゃんと待って、評価していくことが本当に大事だと思う。
当時、きっとすごく読まれたであろうけど、
最後まで読み切れなかった人もいるんじゃないだろうか。
ひとつの疑問やイメージから、丁寧に文献に当たり、当事者の声を聞いていく...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年01月13日
この本が出るまでまったく聞いたことがなかった「絶対音感」って言葉だけど、そのスジでは超がつくほど有名だったんだね(゚д゚)!
なんと 戦前から(゚д゚)!
霊能力やESPっぽくて「自分にもあったら面白いかも」なんて思ってたけど、本書を読み進めていくうち そんな大したもんでもないことに気がつい...続きを読む
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