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Posted by ブクログ
嘗ては'官庁の中の官庁'と言われ、最強の力を誇示していた財務省(旧大蔵省)。東大法学部卒が大多数を占める偏った集団で、頭脳明晰は当たり前の中、仕事ができる表現として、'ワル'という称号が、特に飛び抜けていた人物に与えられていた。こうした頂点を極めた集団の暗部として、昨今の公文書改竄やトップのセクハラ疑惑が露見し、常識感を喪失した組織として問題視される。政治家との確執の中で変容していく組織、硬直した歪みを正す変革は見出せない。理系出身で大蔵省に入った人から見た次の言及は的を得ている。「法学部の人は既存制度を所与のものとして考える傾向が強いため、制度を変えると知識の根幹が変わるので対応が難しくなる不安から前例踏襲になりがちなのに対し、理系は論理から結論を導き出し、最適な状態から思考する。ここに大きな違いがある。」これからの時代、東大法学部卒の呪縛から逃れ、多様な人材を採用する度量が試されるだろう。
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