八甲田山死の彷徨

八甲田山死の彷徨

616円 (税込)

3pt

日露戦争前夜、厳寒の八甲田山中で過酷な人体実験が強いられた。神田大尉が率いる青森5聯隊は雪中で進退を協議しているとき、大隊長が突然“前進”の命令を下し、指揮系統の混乱から、ついには199名の死者を出す。少数精鋭の徳島大尉が率いる弘前31聯隊は210余キロ、11日間にわたる全行程を完全に踏破する。両隊を対比して、自然と人間の闘いを迫真の筆で描く長編小説。

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八甲田山死の彷徨 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    日露戦争前夜の八甲田山での日本陸軍の遭難事件。あまりにも有名な事件だけれど、ほぼ全滅した連隊とは別に、無事生還した連隊があったことがどこまで世間に知られているのか。第五連隊の準備不足、指揮命令系統の混乱、組織論理の優越から来る非合理的な判断、劣等感から意見の飲み込みなど。現代社会において組織に生きる

    0
    2025年01月03日

    Posted by ブクログ

    まず、ここまで克明にリアルな表現で書いてくださった著者新田氏に感謝したい。
    この小説に出会わなければ、八甲田山の雪中行軍の悲劇をしらずに生きていただろう。
    人間模様まで聡明にイメージできた。
    新田氏、有難うございます。

    0
    2024年12月03日

    Posted by ブクログ

    八甲田山遭難のあまりの過酷さに食い入るよう読みました。当時の粗末な装備と、知識や情報もない中のでの彷徨は考えるだけで恐ろしい。凍傷で服のボタンが外せずに用も足せず失禁した衣服が凍って凍え死ぬとか想像を絶する。

    0
    2024年11月06日

    Posted by ブクログ

    小説とは言いつつも、史実に即した内容は興味深く読めた。
    指示系統の曖昧さが起こす悲劇は、今の社会も変わらない気がする。

    0
    2024年10月31日

    Posted by ブクログ

    「人の不幸は蜜の味」などというが、まあ読書好きなんて人種は下世話なもので様々なカタチの他人様の不幸を自室でゆったりまったりと楽しんでやろう、なんて連中ばかりである。そういう意味で本書はその不幸の度合いが桁違い。なんせ世界最大レベルの山岳遭難事故なのだから。
    弘前歩兵第31連隊と青森歩兵第5連隊の並列

    0
    2024年05月22日

    Posted by ブクログ

    「坂の上の雲」を読んだときは明治はチャンスに満ちて明るい時代だったのかなと思ったけど、この本を読むとまた見方が変わる。今と比べて根性論の方が科学よりも優位で階級社会や差別意識が強く残っている世の中の窮屈さみたいなもの感じた。無謀に挑まされることを強いられて途方もなく辛い思いをして気が狂って苦しくも無

    0
    2024年05月08日

    Posted by ブクログ

    何ですか、この既視感というか、無能さというか、自意識の欠如は。
    うろ覚えの映画のイメージとはかけ離れていて、あまりに酷過ぎる話を濃厚に飲み込まされる。
    色々な立場からの見方はあるんでしょうが、とにかくどんなことがあろうと謙虚さは不可欠ですなぁ。

    0
    2024年04月26日

    Posted by ブクログ

    組織論やリスク管理などのビジネスの視点でも興味深い本でした。

    参加者ほぼ全滅という結果になってしまった無謀な八甲田山の冬季軍事訓練。
    メディアで見たことがある「ほぼ全滅」したのは青森の5聯隊であり、5聯隊と逆ルートで八甲田山越えを目指した弘前の31聯隊は「全員生還」したといいます。
    この事実を知っ

    0
    2024年03月22日

    Posted by ブクログ

    新田次郎氏の特長が活かされたノンフィクションの傑作。雪中彷徨の表現の迫力に引き込まれた。事実と描写のマッチに圧倒された。

    0
    2023年05月04日

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