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明治元年、宮城県石巻町に生れた安田恭輔は15歳で両親を失う。外国航路の見習船員となり、やがてアラスカのポイントバローに留まった彼はエスキモーの女性と結婚してアラスカ社会に融けこんでいく。食糧不足や疫病の流行で滅亡に瀕したエスキモーの一族を救出して、アラスカのモーゼと仰がれ、90歳で生涯を閉じるまで日本に帰ることのなかったフランク安田の波瀾の生涯を描く。
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Posted by ブクログ
宮城の裕福な家庭に生まれながら、家庭の事情で不遇な生活を送ることとなり、一念発起して渡米した安田恭輔。北極警備の船員として生活の糧を得るが、人種差別にあい、遭難しかけた船から追い出されるように救助に向かう。奇跡的に救助は成功するが、船には戻らず、現地のエスキモーと生活することを選択する。その後は、エ...続きを読むスキモーの1人として、頑なに部族に貢献し、絶滅しかけた一族を内部へ移住させることに成功し、エスキモーのモーゼと称される。日本人でこれほど現地に影響を与えた人はいないと思えるほどだが、ほとんど知られていないのは残念。旅行記というには重たい物語だが、カナダや北極圏に旅したくなる一冊。
学生時代に読んで面白いと思いました。明治時代にアラスカに密航し、波乱にとんだ人生を歩んだフランク安田という人物を中心に描いたノンフィクションです。有名な人ではないですが、昔の日本人の逞しさを感じました。
こんな人がいることを知らなかった。 人間として、こんなことをやり遂げる方が日本人でいたのかと感服しました。最期、長命で奥様におくられたのはよかった
明治の人物の逞しさには驚嘆させられます! フランク安田さん、同じ日本人としてとても誇らしく思いました。
時代が違うという大前提はあるけど、主人公の体験に比べたら、自分の思い悩んでることなんてちっぽけなことだなと思えた。大自然の描写がすばらしい。
ジャパニーズ・モーゼと讃えられ、 全滅寸前だったエスキモー達を救ったフランク安田。 「世界ナゼそこに日本人」のテレビ番組が当時にもあれば、 間違いなく高視聴率とれるネタであろう。 世界がどんどん発展していく中で、 白人社会が作り出した外部環境の変化に翻弄され、 生き場を失っていくエスキモー達。 迷惑...続きを読むなほどにリーダーに担ぎ上げられるフランク安田、 文化の違う世界で、 誰も見捨てることなく、 エスキモーの方々に寄り添って生きる姿、 エスキモーの嫁さんとの愛に涙します。
米国沿岸警備船のキャビンボーイとして渡米し、海獣の乱獲によって飢餓に瀕していた海岸エスキモーを率いて民族移動を達成し、ビーバー村を設立。フランク安田こと安田恭輔。東北での腕白な子供時代の安田恭輔とアラスカでジャパニーズモーゼと謳われたというフランク安田の数奇な人生を新田次郎が綴った小説。 100年...続きを読む以上経ち、移動のし易さという意味で世界は小さくなったように感じるが、人の人生の奥行きも小さくなってはいないか? 2020.3.29
後世に語り継ぎたい日本人の偉人である。 新田の綿密な取材と筆力あふれる大作。昔ながらの気質ながらやりとげる意思のある人物が魅力。女性も頼もしくてよろしい。失われた美徳を見るのはいいことだ。
大河小説というのだろうか。極北の大地でエスキモーの信頼を勝ち得た主人公の一生が圧倒的迫力で綴られている。
極地アラスカに、エスキモーの村を作った日本人がいたことを、私は知りませんでした。 食料不足や、疫病の流行により、滅亡に瀕したエスキモーを救出し、アラスカのモーゼと仰がれたその人の名は、フランク安田。 そんな彼の生涯を描いた物語です。 この静かなタイトルからは想像もつかない、激しく変化に挑んだ人生...続きを読む物語は、とにかく、面白い!! 運命の流れに乗って生きるとは、こういうことかもしれない。 彼の人間性やリーダーシップ、運の強さにシビレます。 著者の新田次郎は、アラスカまで足を運び、フランク安田にゆかりのある人々から話しを聞き、文献を集め、更にフランク安田が育った町や家を訪ね、生存している親族からも話しをきいて、この一冊の本にまとめ上げています。 新田さんのおかげて、フランク安田の生涯とアラスカやそこで生きるエスキモーたちの、衝撃的な事実を知ることが出来ました。 活字が好きな人はもちろん、苦手な人にも、一度は読んで欲しい*\(^o^)/* ちょっと厚めで、単行本で460頁ほど★ でも、中盤からは、寝る間も惜しいほど、そして、後半に入ると、読み終わってしまうのがもったいなくて、休むか読み続けるかと葛藤しますよ〜★
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