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Posted by ブクログ 2022年03月15日
ジャパニーズ・モーゼと讃えられ、
全滅寸前だったエスキモー達を救ったフランク安田。
「世界ナゼそこに日本人」のテレビ番組が当時にもあれば、
間違いなく高視聴率とれるネタであろう。
世界がどんどん発展していく中で、
白人社会が作り出した外部環境の変化に翻弄され、
生き場を失っていくエスキモー達。
迷惑...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年03月29日
米国沿岸警備船のキャビンボーイとして渡米し、海獣の乱獲によって飢餓に瀕していた海岸エスキモーを率いて民族移動を達成し、ビーバー村を設立。フランク安田こと安田恭輔。東北での腕白な子供時代の安田恭輔とアラスカでジャパニーズモーゼと謳われたというフランク安田の数奇な人生を新田次郎が綴った小説。
100年...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年08月14日
極地アラスカに、エスキモーの村を作った日本人がいたことを、私は知りませんでした。
食料不足や、疫病の流行により、滅亡に瀕したエスキモーを救出し、アラスカのモーゼと仰がれたその人の名は、フランク安田。
そんな彼の生涯を描いた物語です。
この静かなタイトルからは想像もつかない、激しく変化に挑んだ人生...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年01月08日
約100年前にアラスカに渡りエスキモー(イヌイット)の救世主となり、「アラスカのモーセ」と称えられたフランク安田の事績を描く。北極圏の荒々しい自然の描写が想像をかき立てる。何ヶ月も太陽が昇らない、骸骨の踊りのようなオーロラ、前後左右を見失うような吹雪。このような小説は出来るだけ快適な環境で詠むに限る...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年10月08日
アラスカについては星野道夫の書籍や写真でしか馴染みがなかったけど、この本を読まなければ、おそらくフランク安田という偉大な日本人を知ることはなかったと思う。人物像だけでなく、アラスカの自然やエスキモーの歴史・文化・生活習慣など、そしてゴールドラッシュ、白人やインディアンとの関わり合いなど深く書かれてい...続きを読む
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