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戦前に幼少時を過した竹井岳彦は18歳のとき八ヶ岳で遭難し、凍傷によって両足先の大半を失う。戦後の荒廃した雰囲気の中で、青春を賭けるものは山しかないと考えた岳彦は、鴨居からロープを吊して、まず歩行訓練をはじめる。やがて“ない足”を甦らせて、未登攀の岩壁をつぎつぎと征服し、強烈な意志の力と不屈の闘魂によって日本一のクライマーにまで成長していく……。
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Posted by ブクログ
昔一度読みましたが、再度購入して読んでみました。細かい所は殆ど覚えていなかったので、新鮮な気持ちで読めました。「岩壁に向かったあの真剣な気持、身体中の神経が音を立てて鳴るほど張りつめたあの瞬間」わかる気がします。
一気に読んでしまいました。 主人公竹井岳彦の「山に行きたい、山に生きたい」という思いを止めることができない心理に共感しました。 悪い友人に何度も騙されるのには、読んでいて、辛くなって来ます。 この小説に、この悪者の存在がなければいいのに、と思ってしまう程。 今後、話の展開がどうなるか、楽しみです。 ...続きを読むできれば、遭難でなく、ハッピーエンドであって欲しいです。
この本のモデルの吉野満彦氏が5日に亡くなられた。 本を読むと、本当に実在の人物だろうかと疑いたくなるほど、ドラマチックで壮絶な人生を送ったアルピニストだということが分かる。 朝日新聞のスポーツ欄に掲載されている写真は何歳頃だろうか?おだやかな顔つきだ。 このような、素晴らしい岳人がいたから新田次郎氏...続きを読むの小説にも磨きがかかったのだろう。 わくわくするような素晴らしい本でした。 ご冥福をお祈りします。合掌!
ハッピーエンドの感動作。 アイガー北壁に失敗し、翌年マッターホルン北壁に成功する主人公。そして彼を取り巻く魅力的なパートナーたち。 特にザイルを組んだパートナーとの呼吸や日本に残した妻への思いがラストで一気に&爆発的に表現されクライマックスを迎える。 実在の人物が
若くして凍傷により両足の指先を全て失いながらも、果敢にクライミングに挑んでいく岳彦の人生を描いた、実在の人物をモデルにした傑作。 伯爵や元帥などの涸沢貴族と呼ばれるユニークな山仲間も登場します。 クライマックスのマッターホルン北壁を血にまみれた「足のない足」とともに一歩一歩登っていく姿は壮絶です。 ...続きを読む自分の力を極限まで使い、様々な困難にひとつずつ打ち勝っていく姿に感動します。
足の指、踵を失いながらも山に生き、数々の初登攀を成し遂げてきた男の話。 日本中の期待を背負ってアイガー北壁に挑むも、天候に恵まれず断念するのだが、その判断力を賞賛していた点が印象的。 命懸けの登攀は決してかっこよくはない、それは今後、私の山行を支えてくれる鉄則となるだろう。 謙虚であるということもだ...続きを読む。 モデルの芳野満彦氏の婿入り先が、地元のモリ商会だったことに驚き。
竹井岳彦という男の生涯。 岳彦は、山で足に凍傷を患い、両足の先を失います。 でも、岳彦は山を諦めませんでした。 失った足をゆっくりゆっくり前に運び山を続けるうちに 足は蘇り始めたのです。 『「おれの足が蘇ったぞ」岳彦は、その喜びを力いっぱいの声で叫び続けた』 これは登攀中に、 感覚がないはずの義...続きを読む足に倦怠感を覚え、手でそこをさすったら治った時です。 本物の自分の足には普通のことだけれども、 義足が本当の足になったという瞬間と。 すごく感動しました。 また、岳彦とザイルを組んだ人は3人とも(岳彦の責任というわけではなく)、 事故にあい山で命を失ってしまいます。 岳彦は心の中で責任を感じていますが、 そののち、 その命を落とした仲間は岳彦が遭難にあいかけたとき、 不思議な体験として岳彦の元へ戻ってきて助けてくれるのです。 岳彦と山を結び付ける何か。 これを、全編通して心の中にぐいぐいとせまってきます。 本当にすばらしい。 常に、3行先が気になる。 早く読みたい。 早く知りたい。 こんな気持ちであっという間に読んでしまいました。 最後の部分もすごく味わい深い。 決して単純な終わり方をせず、何か影を落としています。 単純な趣味ではない、自分に取り憑いた山というものを マッターホルン成功した岳彦は、どういう気持ちで見つめていたのか。 彼が義足という障害を乗越えた先にみたものは、達成感と何であったのか。 余韻にひたってしまう作品です。
日本人で初めてヨーロッパアルプスの3大北壁の一つを制覇した実在の人物をモデルにた物語 友人と足の半分を失った若き日の悲しみから、いかにして山への思いをつなぎ続けたかが語られる
登山中に凍傷で両手足の大半を失った主人公が、山への思いをいっそう強め壮絶な執念で岩壁に張り付く。上巻
読んだきっかけは2022年7月、スイスでアイガー北壁を見たこと。これどうやって登るの?!とアイガーの姿に驚いた。 山に魅了された少年の物語。 遭難により友人だけでなく、自分の足までも凍傷でなくしてしまう。 その様子は、読んでいるだけで目を背けたくなるほど秀逸に描かれている。その後の山登りや岩壁登り...続きを読むの描写にぐっと惹きつけられた。
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新田次郎
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