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“六文足”の竹井岳彦は水戸で運動具商を営む美しい女性のもとに婿入りする。しかし岩壁への執念は断ちがたく、ひたすらヨーロッパへの憧れはたかまる。最初、アイガー北壁に挑むが、持ち前の慎重な判断力により途中断念する。再度、血みどろの足をひきずり、日本人としてはじめてマッターホルン北壁を征服する。実在の人物を素材にして、あらゆる困難にうちかつ男を描いた長編小説。
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Posted by ブクログ
久しぶりにこの本を読んだ。登山家竹井岳彦の執念で、マッターホルンの北壁を吉田広とともに征服した。山の厳しさを乗り越えて、岩壁を登りきった2人に感動した。
上巻のワイルドさとは打って変わり、現実に戻された会社員生活。 結婚するくだりは山岳小説は思えない、別の意味でハラハラとさせらせました。 ハッピーエンドを願いながら読みました。
1/25-1/25 一気に読んでしまった。雪山にも挑戦したくなってきた。ロッククライミングは無理としてもヨーロッパの山に行きたい!
登山中に凍傷で両手足の大半を失った主人公が、山への思いをいっそう強め壮絶な執念で岩壁に張り付く。下巻
舞台がヨーロッパに移ってからは夢中で読んだ。特にマッターホルン北壁で足の出血に耐えながら登攀する場面は最もハラハラし、また登頂時は本当に嬉しかった。
岳彦は山屋である。 壮絶なリハビリの末、日本を代表するクライマーとなった彼に、 スイス・マッターホルン登頂の話が舞い込む。 信頼できる相棒をようやく獲得し、マッターホルンの頂上へ・・・ 実在の人物がモチーフになってるみたいだ。 かなり読みやすい小説。
圧巻。登攀のリアリティは作者のどんな体験に基づくと描けるのだろうか。このリアリティさがあってはじめてこの小説の醍醐味が浮かび上がってくる。他の小説も読みたい
最後まで思っていたよりは面白く、時間もかからずに読むことができました。 下巻では途中でなんと恋愛小説に転換。最後、また山の話に戻っていよいよクライマックスと思ったら、久々の悪役復帰。いろんな展開があったけど、娯楽要素を詰め込もうとしたのかな?
山の描写がきれいでいいな。 最後の津沼はもうなんかお約束感があって逆におもしろい。「やっぱきたー!」みたいな。作者は狙って書いてるねこれ。 結婚の章もなんか少年雑誌の恋愛マンガみたいでおもしろい笑 もうピンチに次ぐピンチの連続でどのていどピンチなのかわからないピンチのゲシュタルト崩壊が起きていた。広...続きを読むは登れて大五郎は登れない。巡り合わせの奇妙さ。
--君たちは勇気ある退却をしたのだ。登ることよりそのほうがむずかしいことなのだ」-- 凍傷によって両足先の大半を失った竹井岳彦は、不屈の闘志で日本一のクライマーに成長した。 悪天候のアイガー北壁から逃げ帰ったときに、老登山家から言われた言葉。 翌年、彼は日本人初のマッターホルン北壁登攀に成功する。
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