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日露戦争直後、前人未踏といわれ、登ってはいけない神の山と恐れられた北アルプス、劒岳(つるぎだけ)。正確な地図をつくるため、この山頂に「三角点を埋設せよ」との至上命令を受けた測量官、柴崎芳太郎。たいへんな悪路と悪天候、かさばる器材の運搬、地元の反感などの困難と闘いながら、柴崎の一行は山頂を目ざして進む。同じく劒岳の初登頂をめざす、アマチュアの日本山岳会隊の動きに、上官からの圧力はさらに増して…山岳小説の白眉といえる傑作。映画原作!
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Posted by ブクログ
登山が好きな人には是非読んでもらいたい本です。剱岳は地獄絵図の針の山と呼ばれていて登ることはできない、登ってはならない山であったそうだ。
昨年の夏に立山連峰を登る前に読んだ。実際に室堂バスターミナルから眺める立山連峰は雄大であるが、その更に奥にそびえたっている剱岳は確かに針の山を想像させるような底が果てしない闇の中にある不気味にとんがった山である。よくこんな山を人間が登ろうと思ったものだと感心する。
街の建物などは数十年、百年も前の光景はほぼ跡形もないが、山の風景は恐らく数百年前とそれ程変わってはいないだろう。だから今自分が見ている山々や木々や花などほとんど変わらない風景を主人公達も見ていたのだろうなぁと思うと歴史のロマンを感じて感慨深くなる。
先人が作った山道を経て頂上まで辿り着けるがこの当時までは到底登れない、登っては行けない山だったというのはとても納得できる。
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