【感想・ネタバレ】アラスカ物語のレビュー

あらすじ

明治元年、宮城県石巻町に生れた安田恭輔は15歳で両親を失う。外国航路の見習船員となり、やがてアラスカのポイントバローに留まった彼はエスキモーの女性と結婚してアラスカ社会に融けこんでいく。食糧不足や疫病の流行で滅亡に瀕したエスキモーの一族を救出して、アラスカのモーゼと仰がれ、90歳で生涯を閉じるまで日本に帰ることのなかったフランク安田の波瀾の生涯を描く。

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Posted by ブクログ

宮城の裕福な家庭に生まれながら、家庭の事情で不遇な生活を送ることとなり、一念発起して渡米した安田恭輔。北極警備の船員として生活の糧を得るが、人種差別にあい、遭難しかけた船から追い出されるように救助に向かう。奇跡的に救助は成功するが、船には戻らず、現地のエスキモーと生活することを選択する。その後は、エスキモーの1人として、頑なに部族に貢献し、絶滅しかけた一族を内部へ移住させることに成功し、エスキモーのモーゼと称される。日本人でこれほど現地に影響を与えた人はいないと思えるほどだが、ほとんど知られていないのは残念。旅行記というには重たい物語だが、カナダや北極圏に旅したくなる一冊。

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2025年10月28日

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学生時代に読んで面白いと思いました。明治時代にアラスカに密航し、波乱にとんだ人生を歩んだフランク安田という人物を中心に描いたノンフィクションです。有名な人ではないですが、昔の日本人の逞しさを感じました。

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2025年04月04日

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こんな人がいることを知らなかった。
人間として、こんなことをやり遂げる方が日本人でいたのかと感服しました。最期、長命で奥様におくられたのはよかった

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2024年06月04日

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明治の人物の逞しさには驚嘆させられます!
フランク安田さん、同じ日本人としてとても誇らしく思いました。

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2024年02月05日

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時代が違うという大前提はあるけど、主人公の体験に比べたら、自分の思い悩んでることなんてちっぽけなことだなと思えた。大自然の描写がすばらしい。

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2023年01月05日

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ジャパニーズ・モーゼと讃えられ、
全滅寸前だったエスキモー達を救ったフランク安田。
「世界ナゼそこに日本人」のテレビ番組が当時にもあれば、
間違いなく高視聴率とれるネタであろう。
世界がどんどん発展していく中で、
白人社会が作り出した外部環境の変化に翻弄され、
生き場を失っていくエスキモー達。
迷惑なほどにリーダーに担ぎ上げられるフランク安田、
文化の違う世界で、
誰も見捨てることなく、
エスキモーの方々に寄り添って生きる姿、
エスキモーの嫁さんとの愛に涙します。

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2022年03月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ


「ある町の高い煙突」を読んで以来
すっかり新田次郎ファンになってしまった

緻密な取材と、骨太な文体で
the昭和な感じが良い

数ある著作の中で、本書を選んだ理由は

日本では殆ど知られてないけど
アラスカでは、今でも超有名人である
日系1世 フランク安田の物語だというトコ

以前に読んだ
「Mr.トルネード 藤田哲也 世界の空を救った男」もそうだけど
世界で活躍した日本人を知るのは
ワクワクする


フランク安田(日本名;安田恭輔)は
明治元年、宮城県石巻町の医師
安田静娯の三男として生まれる

代々、医業を営んでいた安田家は裕福で
三男の恭輔は、祖父に溺愛されて育った

乱暴者で、直情的な性格の恭輔は
祖父以外の家族からは持て余されていた

そんな祖父が、恭輔が小学校入学と共に他界し
大きな衝撃を受ける
祖父に溺愛されて育ったために
なかなか家族との折り合いが合わず

両親が相次いで他界した折
父の残した借金を理由に
田畑を売り、兄弟離散となった

恭輔は、人に勧められて
三菱汽船石巻支店に就職を決める

大失恋をした後
外国航路の見習い船員となり
アラスカ行きのペアー号に乗船する

ペアー号は、北極圏で濫獲されている
海獣保護のための警備船だった

密漁船を追い回している内に
突然襲ってきた寒波により
氷の中に閉じ込められて、身動きが出来なくなる

一冬を越せるだけの食糧を積んでいた筈が
実は2ヶ月分しかない事が判明

最後に荷揚げをした、ポイントバローでの
積荷横流し疑惑が、恭輔にかけられた


船長や事務長の信頼を得ていたにもかかわらず
当時は、有色人種であるというだけで
全てを否定しようとする偏見が根強かった

船員達から、リンチを受けるぐらいだったらと
ポイントバローまで、歩いて救助を求めにいく道を選んだ

持たされた食糧は10日分
北極海では、北極星が真上にあり過ぎて頼りにならない
磁石の示す北は地理上の北にはならない
吹雪になると、動く事ができない

食糧も尽き、燃料も底を尽き始め
吹雪のために、行く手を阻まれ
幻聴と幻覚と闘いながら16日間
たまたま通りかかったエスキモーに救助された

捕鯨会社が経営する交易所所長である
ブロワーに事情を説明し
救援物資を積んだ犬橇で
ペアー号に向かう


エスキモーは経験によって、走る距離を知り
方向は、星の動きで決め
時間は、腹時計で定める
彼らが、腹一杯肉を食べて
橇に乗った時から
彼らの腹時計は、音を立てて動き出す

彼らは地図や、磁石や、時計や速度計などを
使用しないでも、立派にナビゲーションできる

ペアー号に戻ったフランクは
自分が歓迎されていない事に傷つき
ポイントバローに残る事を決意する

エスキモー達と生活を共にし
良好な関係を築きながら
エスキモーの妻を貰う

因みに、エスキモーと言うのは
エスキモー語ではなく
インディアン語で
「生肉を食べる人間」と言う意味らしい



密漁による海獣の濫獲により
主食であり、生活の糧だった
鯨やアザラシが獲れなくなり
ポイントバローのエスキモー達は
食糧危機に苦しむ
と同時に、麻疹が流行し
多くの村民が病死していった

先細りするポイントバローに見切りをつけ
移住計画を思案していた
そんな折、砂金を掘りにやってきた鉱山師
カーターと出会う

カーターの補佐をしながら
移住先を探すフランク

ブルックス山脈を越えワインズマンから東に向かう
ポイントバローから、南に600㎞
ユーコン川沿に辿り着き
そこで砂金の鉱脈を発見する

その場所に、イヌイット達の村造りを決意するも
インデアンのテリトリーだった為
酋長と交渉を始め、了承を得る

ビーバーの毛皮を売り
村の名前をビーバー村として
砂金の収入と合わせ、村は繁栄していくが

やがて、戦争が始まり
日本人だったフランクは
日系人捕虜強制収容所へ連行されてしまう

フランク不在のビーバー村は
指導者を失い、一気に衰退してしまう

という話


あらすじだけで、だいぶ長くなってしまいましたが…(^-^;

どこも削れないぐらい、濃密なエピソード続きで
それもそのはず

新田氏が、一度は短編として書き上げた作品を
再度、1ヶ月間のアラスカ取材をして仕上げた
渾身の力作で

後のインタビューでも
自身の代表作と言って良いと豪語するほど

フランクの活躍振りを賞賛して
「ジャパニーズモーゼ」とか「アラスカのサンタクロース」
と呼ばれているのは
同じ日本人としても、誇らしい気持ちになる

明治生まれの、ヤンチャな少年が
家庭の事情とは言え
日本に収まりきれずに
人種差別が当たり前だった、世界に飛び出し
やっと受け入れて貰え
エスキモー達の指導者となって
多くの人々を救うという

フランク安田という人物
本書を読むまでは、全く存じ上げなかったですが
新田氏が、晩年
精力を注いで取材しただけのことはある
壮大な物語です




#アラスカ物語
#新田次郎
#フランク安田
#ジャパニーズモーゼ
#イヌイットの救世主
#読書好き








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2020年08月27日

Posted by ブクログ

米国沿岸警備船のキャビンボーイとして渡米し、海獣の乱獲によって飢餓に瀕していた海岸エスキモーを率いて民族移動を達成し、ビーバー村を設立。フランク安田こと安田恭輔。東北での腕白な子供時代の安田恭輔とアラスカでジャパニーズモーゼと謳われたというフランク安田の数奇な人生を新田次郎が綴った小説。

100年以上経ち、移動のし易さという意味で世界は小さくなったように感じるが、人の人生の奥行きも小さくなってはいないか?

2020.3.29

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2020年03月29日

Posted by ブクログ

後世に語り継ぎたい日本人の偉人である。
新田の綿密な取材と筆力あふれる大作。昔ながらの気質ながらやりとげる意思のある人物が魅力。女性も頼もしくてよろしい。失われた美徳を見るのはいいことだ。

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2019年04月19日

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大河小説というのだろうか。極北の大地でエスキモーの信頼を勝ち得た主人公の一生が圧倒的迫力で綴られている。

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2018年12月11日

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極地アラスカに、エスキモーの村を作った日本人がいたことを、私は知りませんでした。

食料不足や、疫病の流行により、滅亡に瀕したエスキモーを救出し、アラスカのモーゼと仰がれたその人の名は、フランク安田。
そんな彼の生涯を描いた物語です。

この静かなタイトルからは想像もつかない、激しく変化に挑んだ人生物語は、とにかく、面白い!!
運命の流れに乗って生きるとは、こういうことかもしれない。
彼の人間性やリーダーシップ、運の強さにシビレます。

著者の新田次郎は、アラスカまで足を運び、フランク安田にゆかりのある人々から話しを聞き、文献を集め、更にフランク安田が育った町や家を訪ね、生存している親族からも話しをきいて、この一冊の本にまとめ上げています。
新田さんのおかげて、フランク安田の生涯とアラスカやそこで生きるエスキモーたちの、衝撃的な事実を知ることが出来ました。

活字が好きな人はもちろん、苦手な人にも、一度は読んで欲しい*\(^o^)/*
ちょっと厚めで、単行本で460頁ほど★
でも、中盤からは、寝る間も惜しいほど、そして、後半に入ると、読み終わってしまうのがもったいなくて、休むか読み続けるかと葛藤しますよ〜★

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2017年08月14日

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ネタバレ

自分がまだ知らない、そして知っておくべき日本人がまだまだいる。フランク安田は、まさにその1人だと思う。彼がいなければ、海岸エスキモーは飢餓または麻疹により全滅していたかもしれない。彼がいなければカーターのゴールドは見つかっていなかっただろう。彼がいなければ、ビーバーという街も生まれていなかっただろうし、インディアンとエスキモーの共存もなかったかもしれない。彼だけではない。ジョージもそうだし、ミナモもそうだ。
彼がベア―号から降りて以降、毎日が真剣勝負だったろう。ポイントバローへの奇跡的到着、密漁による食糧不足、麻疹による村存亡の危機、ゴールドの探索、エスキモーの移住、第二次大戦中の強制収容、ビーバーの町おこし。遠い日本から離れて、リーダーとしての役割を期待され、ただエスキモーのために人生を費やしたフランクは、どんな気持ちだったのだろう。
彼の人生は1冊という本のも収まりきらないものだった。自分もそのような生き方ができているか?

捕鯨やアザラシ、ムースやカリブーの捕獲も興味深い。エスキモーは代々彼らを狩猟し、その生肉を食すことによって生きてきた。動物の子供は殺さないなどのルールを守っていたため、動物が絶滅することはなかった。それが、白人の乱獲により状況が変わる。現在は、捕鯨やアザラシの捕獲は、野蛮な行為などと評価され、否定的に考えられている。しかし、「野蛮」とは何なのか?ある文化で「野蛮」と考えられていることが、ある文化では「伝統」である、というに過ぎない。しかし、「野蛮」と考える文化がprevailしたから、その考え方が主流になった。歴史はいつも勝者のものである。現在エスキモーは、その勝者たる国からパターナリスティックな保護を受けている。それは、本当にエスキモーにとって誇り高い生き方なんだろうか?自力では生きていけない、アメリカの援助なしでは存続できないという状況下で生きていることは、本当に生きたい生き方なんだろうか?

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2017年06月29日

Posted by ブクログ

約100年前にアラスカに渡りエスキモー(イヌイット)の救世主となり、「アラスカのモーセ」と称えられたフランク安田の事績を描く。北極圏の荒々しい自然の描写が想像をかき立てる。何ヶ月も太陽が昇らない、骸骨の踊りのようなオーロラ、前後左右を見失うような吹雪。このような小説は出来るだけ快適な環境で詠むに限る。僕はこの小説に出てくる人間だけでなく、犬たちも健気だと思う。彼らはどんな吹雪でも迷わず家に帰れるそうだ。人物ではジョージ大島の煮ても焼いても食えないようなところが良い。本名は大島豪十で群馬出身ということだが、彼はいったいどんな人生を歩んでアラスカに来たのかよく分かっていないらしい。ジェームズ・ミナノに至っては何も分かっていないようだ。

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2016年01月08日

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アラスカについては星野道夫の書籍や写真でしか馴染みがなかったけど、この本を読まなければ、おそらくフランク安田という偉大な日本人を知ることはなかったと思う。人物像だけでなく、アラスカの自然やエスキモーの歴史・文化・生活習慣など、そしてゴールドラッシュ、白人やインディアンとの関わり合いなど深く書かれていて、勉強になった。

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2019年10月08日

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まるで創世記を読んでいるようだった。
世界の北の最果ての地に、エスキモーのために生涯を捧げた日本人がいたなんて驚きを通り越して感動を覚えた。
新田次郎お得意の雪山の描写もたっぷりで、山岳小説としても大満足。
2015/11

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2015年11月07日

Posted by ブクログ

何十年振りかで再読。現在の宮城県石巻市に生まれた安田恭輔の波瀾に満ちたアラスカでの生涯を描いた傑作記録文学である。

外国航路の船員となり、アラスカに赴いたフランク安田は、数奇な運命に導かれ、エスキモーと共に暮らす。白人による海獣の乱獲による食糧不足と疫病に苛まれるエスキモーたちを救うべく、フランク安田が取った行動は…

明治時代にアラスカに渡り、エスキモーのためにその生涯を捧げた日本人が居た事に驚きを感じるとともに彼の行動力、運命を享受する逞しい生き方には感服した。

巻末に『アラスカ取材記』が収録されており、この記録文学を描いた経緯が分かる。

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2014年06月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

明治時代にこんな人生を送った日本人もいたのかと驚き。エスキモーの文化も垣間見ることができて興味深かった。(現代では色々と変わっているかもしれないが)
臨月のネビロが狼の襲撃と立ち向かうところはどきどきした…

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2024年06月02日

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石巻に生まれアラスカの地で一生を終えた安田恭輔という男の数奇な人生を描く。アラスカの極寒での生活に順応し、その人柄と努力と能力を現地人に認められるようになる。遂にはエスキモーのリーダーとして、白人の環境開発に脅かされる少数民族の問題に取り組んでいく。

・安田恭輔の日本男児たる精神性と生き様
・エスキモーの民族性や慣習、その繁栄と衰退
・狩猟が主体の生活様式に産業を取り入れていく過程
・白人、エスキモー、インディアン、日本人間の人種差別
が見どころ。

上司に勧められて久しぶりに小説を読んだ。日本人としては、やはり安田恭輔の精神性に崇高さを感じる。(海外では奇特に映ることもあるだろう。)

総じて面白かった!

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2022年12月31日

Posted by ブクログ

小口もページの中までも黄色くなって、調べたら昭和55年の文庫初版、40数年ぶりの再読です。
主人公はアラスカで活躍した明治元年生まれの安田恭輔(フランク安田)。
巻末の30ページにわたる取材紀行文を読めば分かる通り、如何にも新田さんらしい綿密な取材を経て書かれた作品で、現地で感じた自然、景色はもちろんのこと温度や臭いまでも、新田さんは物語のバックグラウンドとして随所に上手く取り入れています。
ちょっと吉村昭さんの記録文学を思い出させる詳細さでなかなか前に進みませんが、エスキモーのみならず、白人、インディアン達からも厚い信頼を得てアラスカのモーゼと呼ばれたフランク安田の一生を見事に描いた重厚な伝記文学でした。

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2022年11月04日

Posted by ブクログ

野田知佑さんの「ユーコン漂流」でビーバー村と共にフランク安田さんとこの本のことが紹介されていたので早速手に入れて読んだ。こんな日本人が実在したことに只々感動するばかりである。ジョージ大島さんも実在した方だが、小説ではいい味を出している。

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2022年06月18日

Posted by ブクログ

2〜3回読んだはずだが、始めと終わりしか頭に残っていない。でも好きな本。最初に読んだのは18の時で入院してた時だったか。
フランク安田は日本を出てから日本に帰ることはなかった。「おれは日本に帰らないでよかった」は、あまりにも深い郷愁の裏返しか。でも最後の最期に日本に帰れたのだと思う。このラストがとにかく心に残る。

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2021年07月14日

Posted by ブクログ

昔、著者の「銀嶺の人」を読み、いたく感動して「登山したい!」と思った記憶が蘇った。
この度は、アラスカで、オーロラを観たい!ユーコン川が凍っていく様を観たいと、思わず駅にあるアラスカオーロラツアーのパンフレットを手に取ってしまった。
でも80年近く前のこの物語の風景は既に幻か。それにマイナス40℃ムリ。

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2019年10月07日

Posted by ブクログ

高校時代の国語教師に勧められた。丹念な取材と冒険家への敬意がいかにも新田次郎らしい。アラスカのモーセと言われながらほとんど知られていないフランク安田の存在がもう少し知られても良いと思う。しかし、新潮文庫から廃版にならないのはそれだけ心動かされる作品ということ。巻末の藤原ていとのやり取りが微笑ましい。

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2015年05月30日

Posted by ブクログ

結構なボリュームだった。
白人の乱獲によりクジラやアザラシが捕れなくなったアラスカに住むエスキモー達を引き連れてアラスカ内地に移動し村を作った日本人フランク安田の話。当時はジャパニーズモーゼと言われアメリカの新聞にも載ったらしい。
と言っても、彼は宗教家では無くエスキモーの嫁をもらい、エスキモーに信頼されたリーダーになってしまったようだ。多分本人も望んではいなかったのではないか?
本の中ではアラスカの気候のきびしさや、自然、特にオーロラに対する描き方が好きだった。

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2014年11月29日

Posted by ブクログ

遠い昔に読みました。
今でも所々覚えています。アザラシ食べてるところとか。
もう一度読みたい作品です。
「砂の器」と「アラスカ物語」と「氷点」は子供ながらに読んで印象深い作品でした。

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2014年05月29日

Posted by ブクログ

知らなかった、フランク安田、アラスカのモーゼとよばれた人が居たなんて。エスキモー、インディアン、日本人、つながっていると思う・・・

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2020年12月11日

Posted by ブクログ

フランク安田さんの生涯
エスキモー、イヌイットはあまりにも異文化で逆に惹かれる。
イヌイットと同化しようてしていた植村直己さんを思い出した。

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2022年02月10日

Posted by ブクログ

アラスカ最北の地にあるエスキモーの集落で暮らし、後に彼らを内陸の新たな生活環境へと導きジャパニーズモーゼとも呼ばれたフランク安田の半生を描いている。
ディテールはしっかりしている印象でよく調べているなと感じたが、文章の調子は淡々としていてあまり抑揚がない。

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2020年10月09日

Posted by ブクログ

フランク安田さんの生涯。こんな人がいたなんて知らなかった。
すごい苦労があったと思う。そして暑い日には読む極寒はいい。

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2019年08月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

フランク安田という日本人エスキモーがアラスカの地で妻を娶り、エスキモーの大酋長となって海岸エスキモーや内陸エスキモーを救う物語。
登山ものではないが、アラスカの極地でエスキモー達を救うために奔走するフランクは雪と戦うのではなく、自分の置かれた状況といつも戦い、何百人のエスキモーの運命を背負って生きた。ゴールドラッシュの時期であり、それにフランクも上手く乗ることができ、エスキモーを救ったのである。

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2016年12月22日

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