墓が語る江戸の真実(新潮新書)

墓が語る江戸の真実(新潮新書)

814円 (税込)

4pt

3.5

なぜそこにあるのか、誰が建てたのか、並び方の意味は……。墓は歴史を知り、その真実を浮かび上がらせる。悪女と恨まれた側室と藩主の絆(鹿児島・福昌寺)、後継ぎの兄よりも弟の自分を愛してくれた母への強い思い(高野山奥の院)、死後も将軍家を見守ろうとした乳母の執念(湯島麟祥院)、百万石の安泰をもたらした不遇の兄への気配り(金沢・野田山墓地)……。墓が語る、江戸時代の愛憎と恩讐の物語十話。

...続きを読む

墓が語る江戸の真実(新潮新書) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2018年12月25日

    藩主と側室の墓が寄り添う。正室なのに墓は別の寺・・・墓が語る
    肉親の、兄弟の、夫婦の、そして同志たちの愛憎と恩讐の物語。
    第一話 死んでもお前は隣ーお由羅と島津斉興
    第二話 死んでも母が一番ーお江と徳川忠長
    第三話 死んでもお前は別ー鷹司孝子と徳川家光
    第四話 死んでも穴から見てるー春日局と淀藩稲葉...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月27日

    <目次>
    第1章  死んでもお前は隣
    第2章  死んでも母が一番
    第3章  死んでもお前は別
    第4章  死んでも穴から見てる
    第5章  死んでも思いは豊臣
    第6章  死んでも落ち着けず
    第7章  死んでも兄上が上
    第8章  死んでも見捨てられず
    第9章  死んでも悪評は続く
    第10章  死んでも戒名...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年12月31日

    加藤 徹(中国文化学者・明治大教授)の2018年の3冊。今も残る墓を手がかりに、島津斉興、お江、徳川家光、春日局、松平秀康、柳沢吉保、前田利家、高尾太夫、藤堂高虎、赤穂義士らの隠れた愛憎と恩讐おんしゅうを読み解く。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年10月29日

    墓石や墓のエピソードを元に、10篇の話を盛り込んだ読みやすい一冊。
    話があちらこちらに飛ぶところがあり、頭の整理を余儀なくされるが、それ以外は非常にまとまっている印象。

    メインのエピソードはよく知られたものだけど、
    意外と知らないものもあり、興味深い。
    島津斉興とお由羅の墓が隣合わせなのに、子ども...続きを読む

    0

墓が語る江戸の真実(新潮新書) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮新書 の最新刊

無料で読める ノンフィクション

ノンフィクション ランキング

岡崎守恭 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す