作品一覧

  • 大名左遷
    -
    1巻950円 (税込)
    お家存亡の危機 取り潰し、V字回復など大名たちの悲喜交々を、藩という「家」、そこにいた藩主と家臣の「人」を軸に点描。いつの時代も人事は怖い! 第一章 「出世藩」から「懲罰藩」へ――左遷の地「棚倉」 第二章 不吉 殿様の名は家康の「家」――高取藩植村家 第三章 仇討 赤穂浪士は作州浪士――津山藩森家 第四章 自害 「首なし」ブリ百匹――福知山藩稲葉家 第五章 復活 取り潰しから筆頭老中――松本藩水野家 第六章 引越 国替えは一代で五回――松平大和守家 第七章 詐欺 湖面で水増し一万石――堀江藩大沢家 第八章 最大 空前絶後の大左遷――静岡藩徳川家
  • 遊王 徳川家斉
    3.0
    1巻880円 (税込)
    在位50年、子どもは50人以上! 泰平の世のはまり役、「オットセイ将軍」の治世は、賄賂と庶民文化の花盛り。 「種馬公方」と揶揄されがちな家斉。映画やドラマでは常に脇役扱いで、評伝などもほとんど見当たらない。しかし、明治期に「古きよき時代」と懐かしがられたのは彼が50年にわたって治めた文化文政の世だった。華やかで、のびやかな権力者生活を謳歌した十一代将軍とその時代を詳らかにする。 【目次より】 はじめに 家斉のススメ 第一章 将軍家奪取 一橋家の野望 第二章 十一代将軍への道 第三章 「性」と「生」への執念 第四章 「政」はお任せで、仕事はぜいたく 第五章 相撲も歌舞伎も浮世絵も 第六章 赤門の溶姫様と悪名高き「三侫人」 第七章 家斉の死去と幕府の落日  エピローグ 浜御殿の川路聖謨
  • 墓が語る江戸の真実(新潮新書)
    3.5
    なぜそこにあるのか、誰が建てたのか、並び方の意味は……。墓は歴史を知り、その真実を浮かび上がらせる。悪女と恨まれた側室と藩主の絆(鹿児島・福昌寺)、後継ぎの兄よりも弟の自分を愛してくれた母への強い思い(高野山奥の院)、死後も将軍家を見守ろうとした乳母の執念(湯島麟祥院)、百万石の安泰をもたらした不遇の兄への気配り(金沢・野田山墓地)……。墓が語る、江戸時代の愛憎と恩讐の物語十話。
  • 自民党秘史 過ぎ去りし政治家の面影
    4.0
    1巻825円 (税込)
    田中角栄・大平正芳・金丸信・竹下登・・・・・・あのころの政治家は、どこか器の大きさを感じさせる人たちであった。憎らしくも愛される、人間味あふれる政治家たちの、喜劇的とさえいえる素顔と権力模様。

ユーザーレビュー

  • 墓が語る江戸の真実(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    藩主と側室の墓が寄り添う。正室なのに墓は別の寺・・・墓が語る
    肉親の、兄弟の、夫婦の、そして同志たちの愛憎と恩讐の物語。
    第一話 死んでもお前は隣ーお由羅と島津斉興
    第二話 死んでも母が一番ーお江と徳川忠長
    第三話 死んでもお前は別ー鷹司孝子と徳川家光
    第四話 死んでも穴から見てるー春日局と淀藩稲葉家
    第五話 死んでも思いは豊臣ー松平秀康と越前家
    第六話 死んでも落ち着けずーお保良と柳沢吉保
    第七話 死んでも兄上が上ー前田利久と利家
    第八話 死んでも見捨てられずー高尾太夫と榊原政岑
    第九話 死んでも悪評は続くー藤堂高虎と徳川将軍家
    第十話 死んでも戒名に差別ー寺坂吉右衛門と赤穂義士
    墓所の配置

    0
    2018年12月25日
  • 遊王 徳川家斉

    Posted by ブクログ

    べらぼうに触発された事もあるが、色好みの君主に興味があり読んでみた。
    田沼〜松平の政治や、御三家〜御三卿の流れなど、歴史初心者によくわかる詳しい(くどい?)解説で良い勉強になった。
    どうやら家斉というのは、魅力的な人たらしだったようで、長きにわたって(統治はせず)君臨した様子がよくわかった。

    0
    2025年11月09日
  • 墓が語る江戸の真実(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    墓石や墓のエピソードを元に、10篇の話を盛り込んだ読みやすい一冊。
    話があちらこちらに飛ぶところがあり、頭の整理を余儀なくされるが、それ以外は非常にまとまっている印象。

    メインのエピソードはよく知られたものだけど、
    意外と知らないものもあり、興味深い。
    島津斉興とお由羅の墓が隣合わせなのに、子どもをたくさん残し、優秀だった正室の墓が遠いというのもなんだか切ない話。
    結城秀康の墓がある寺の門の裏が豊臣の家紋とは知らなかった。徳川には複雑な思いもあったんだろうか。優秀だっただけに余計にかも…。

    0
    2023年10月29日
  • 墓が語る江戸の真実(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    <目次>
    第1章  死んでもお前は隣
    第2章  死んでも母が一番
    第3章  死んでもお前は別
    第4章  死んでも穴から見てる
    第5章  死んでも思いは豊臣
    第6章  死んでも落ち着けず
    第7章  死んでも兄上が上
    第8章  死んでも見捨てられず
    第9章  死んでも悪評は続く
    第10章  死んでも戒名に差別

    <内容>
    元新聞記者、それもどちらかというと政治部が主の前歴。あとがきにあるが、引退した実業家などの集まりで、歴史のうんちくを語ったところからこの本ができたという。歴史の専門家ではないが、よくある専門家っぽい筆致ではなく、アマチュアですよという感じは好感が持てる。墓からと言いながら、その人

    0
    2023年08月27日
  • 墓が語る江戸の真実(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    加藤 徹(中国文化学者・明治大教授)の2018年の3冊。今も残る墓を手がかりに、島津斉興、お江、徳川家光、春日局、松平秀康、柳沢吉保、前田利家、高尾太夫、藤堂高虎、赤穂義士らの隠れた愛憎と恩讐おんしゅうを読み解く。

    0
    2018年12月31日

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