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越野ハルカ。父の失踪により母親の故郷に越してきた少女は、弟とともに過疎化が進む地方都市での生活を始める。だが、町では高速道路の誘致運動を巡る暗闘と未来視にまつわる伝承が入り組み、不穏な空気が漂い出していた。そんな中、弟サトルの言動をなぞるかのような事件が相次ぎ……。大人たちの矛盾と、自分が進むべき道。十代の切なさと成長を描く、心突き刺す青春ミステリ。
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Posted by ブクログ
民俗学ミステリというジャンル? 土着信仰もので面白かった。じわじわと街の奇妙な部分を主人公の目線で知っていく。
ここまで壮大な話ではなくても、閉鎖された地域にありがちなことだなと思った。田舎出身者には感じるものがあると思う。
日常の平凡系と思いつつ読み進んでいくので、最初の方はちっと微妙なのかも?とか思ってたわけです。が、微妙な違和感が少しずつ溜まっていくこの不快感は好きなんよ。 あえて例えさせて頂くならばテクノなんかでジワーッと次の曲に繋げていく際に少しだけ音階をずらしながら行くけど段々と次に繋がって行ってあれいつの間...続きを読むにか次の曲にキレイに流れているというあの爽快感が! と勝手に例えつつ、田舎にはありそうななさそうなしきたりだかなんだか分かんない世界とか全体的にドカンとなるようなネタではないんだけどだからこその絶妙さが職人っぽいというかいや適当にフィーリングだけど自分的にはずっぽりハマったですよ。
米澤穂信のトークショーがあるらしくて、これを期にまだ読んでない作品全部読んじゃお!と思って読みました。 内容全然知らなくて、なんとなくタイトル似てるインシテミルみたいなデスゲーム系?(インシテミルも読んではないけど、藤原竜也の映画は観た)と思ってたら全然違った。尚、トークショーは落選した。 あとはボ...続きを読むトルネックとインシテミルと犬はどこだを読んだら米澤穂信制覇出来るぞ!(たぶん?)頑張る。 後味悪すぎるー!!!いや裏表紙のあらすじに青春ミステリって書いてあるけど青春にしては重すぎる辛い。 面白かったけど子供達が可哀想なので−1です。 ミステリとしても面白くて、弟サトルの予知能力?みたいな不審な言動や、街のどんよりした雰囲気や怪しげな言い伝えとか。。節々になんか違和感の無い違和感があって(米澤穂信はこの違和感のない違和感散りばめるのがお上手ですね)ラスト怒涛の紐解きで一気に読んじゃった。 でも主人公が可哀想すぎる。。ママぇ… 普通(普通?)こういうミステリとかってママとかパパって、割と空気か、もしくは諸悪の根源かのどっちかなことが多いので、本作は諸悪の根源ではないけど、普通に酷いので、読んでてげんなりしちゃった。新しい土地に来て、頼れるものが家族だけのはずなのに、このオチは救いがない。。 ラストもうちょっとスッキリするとよかったなーという気持ちもある。 でもこういう怪しげな村の怪しげな宗教系?ってみんな好きだよね!是非アニメ映画にしてください!
怖い。。不気味 ちょくちょく不穏な描写があって、段々とわかっていく感じを書くのが上手いし 主人公のハルカは一見まともそうに見える(実際めっちゃしっかりしてる)けど、どこか歪んでるから そこに肩入れして見てはいけないな……と思った インシテミルほどわかりやすいホラーとかサイコキラーな話じゃないけど、静...続きを読むかに怖い感じが好きだった
面白かった。 劇的なことも起こらず前に進んでいくその世界観は、少し陰鬱でありながら思春期の人間の心に寄り添ってくれているような不思議な魅力があり、さわやかな読後感だった。 「赤いトマトのことを考えているとき赤信号に引っかかったからといって、この二つを結びつけて考えるなんておかしなことだ。」作中に出...続きを読むてくるちょっとした一文だが、リカーシブルを象徴するようなフレーズだと思う。本作のどことなく陰鬱で不気味な雰囲気の中でも、目の前の不思議な出来事に飛びつかず筋道立てて1歩ずつ論理が進んでいくのが面白い。 同作者の『ボトルネック』でもそうだったが、もう一つ印象的だったのは作中の天気。曇っていたり雨が降っていたり、晴れの日にも川が濁っていたりと作中では天気について何度も語られる。どことなく湿っぽく嫌な感じがして、天気によって様々なことが左右される感覚が、思春期特有の閉塞感と本作の質感を持ったリアリティをより増しているように思えて好き。
米澤穂信が描く、因習村っぽい雰囲気が漂うミステリ 以下、公式のあらすじ --------------------- 越野ハルカ。父の失踪により母親の故郷に越してきた少女は、弟とともに過疎化が進む地方都市での生活を始める。だが、町では高速道路の誘致運動を巡る暗闘と未来視にまつわる伝承が入り組み、不...続きを読む穏な空気が漂い出していた。そんな中、弟サトルの言動をなぞるかのような事件が相次ぎ……。大人たちの矛盾と、自分が進むべき道。十代の切なさと成長を描く、心突き刺す青春ミステリ。 --------------------- 因習村ものミステリの雰囲気を感じる 未来予知をして村に利益をもたらした後に、自信も命を落とすタマナヒメの伝承 田舎町の民間信仰としての庚申講 代々のタマナヒメのもたらした利益と非業の死 高速道路の誘致を望む街の人達、そして現代のタマナヒメ 弟のした予知や過去見としては、置き引きの居場所、報橋での惨事など 外から来た、しかも男である弟が今代のタマナヒメという事があり得るのか? 果たして、その不思議な力は本物なのか? 訳ありで越してきたハルカ 弟のサトル 中学校で知り合ったリンカ 「ボトルネック」の例もあるので、不思議なことは不思議なまな終わる可能性も考えながら読んだけど ある程度はちゃんと説明のつく構造の物語でよかった ただ、すべてが説明のつく事柄ではない それこそ、物語の後、ちゃんと登校してくるのか疑問が残る そんなスッキリしない終わり方なあたりがとても米澤穂信っぽい タイトルの「リカーシブル」 言葉の意味としては「再帰性」だけど タマナヒメの再帰性について言っているのだろうか? だとすると、本物という事になるのだが……
古い寂れた田舎の街。 そこに訪れる中学生の少女。 米澤穂信が描く思春期の子供達は、誰もが賢く思慮深い。 その思慮深さが、この物語では何とも悲しい。 過酷な運命を背負ってこの街の謎と、田舎の嫌な風習に挑む。 街の人の考え方には、理解に苦しむ所があり、現実離れした所がある。こんなことがあるものなのだろう...続きを読むか? でもその「嫌な感じ」が米澤穂信は上手いな、と感じる。
引越してきた町で新しい生活が始まる中学1年生のハルカ。弟はいつもぐちぐち言ってる頼りない8歳のサトル。 慎重に振る舞い、なじめるように気をつけていたけど、どうもこの町はおかしい。 高速道路を誘致したい住民たちや、民話のタマナヒメが代々続いている疑問。 ずっと何が起こるのか、何が結末に待ってるのか不...続きを読む穏な空気感だけが漂う感じ。 それがラストに一気に明らかになる。 10年以上前の作品で、しかも主人公が中学生なので、中高生向けかな?って思ったけど、舐めてはいけない。 やっぱり米澤穂信は面白い!
不気味な町、そこに住む妙な人物。舞台設定がうまい。 終盤の名探偵に変貌するところが急展開すぎ、中学生というのは少し無理がある。解説に、少女を主人公に、という著者の思いが書かれていて、なるほどと思った。 明日からの成長したハルカが、どんな生活を送るのだろうか?
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