儚い羊たちの祝宴

儚い羊たちの祝宴

737円 (税込)

3pt

夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。翌年も翌々年も同日に吹子の近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。優雅な「バベルの会」をめぐる邪悪な五つの事件。甘美なまでの語り口が、ともすれば暗い微笑を誘い、最後に明かされる残酷なまでの真実が、脳髄を冷たく痺れさせる。米澤流暗黒ミステリの真骨頂。

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儚い羊たちの祝宴 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    明治、大正期の大金持ちとメイドと座敷牢がテーマの本。
    アニメ化したら面白そうだなと思って読んでいるとデビュー作が『氷菓』だそうだ。
    五篇の短編が入っているが、最後の『儚い羊たちの祝宴』は描き下ろしだと言う。
    終わらせるために書いたのか、他の短編に比べて物足りなかった。

    0
    2025年11月29日

    Posted by ブクログ

    イヤミスの決定版に出会った、というのが素直な感想。

    読書好きな令嬢子息が集うサークル「バベルの会」をめぐる、“意味がわかると怖い”短編集。
    じわじわと微かな違和感を積み上げて、最後の一文でしっかりとどめを刺してくる。

    出会ったことのない言葉や、漢詩・絵画・古典文学の知識がないとピンとこない場面も

    0
    2025年11月26日

    Posted by ブクログ

    全話面白すぎる。最後の一行まで気を抜けないとはまさにこのこと。ショートショートなのに一話一話が重い。

    0
    2025年11月17日

    Posted by ブクログ

    3話目もおもしろかったけど、4話目が秀逸。ページをめくる手が止まらないとはこういうことなんだと実感した。短編なのがまた読みやすくてよかった。もっと読みたい。

    0
    2025年11月17日

    Posted by ブクログ

    やっばい、マジ面白かった。
    お嬢様が集う読書会ミステリー…みたいな書き出しで、なんとなく「うふふ、あはは」みたいな感じ?と思っていたのに、全然違ってた。残酷感がたまらない。好き。
    ある程度、読書慣れしている方が読んだ方が、より楽しめるかもしれない。作者が直木賞受賞者とは知らず。通りで面白いわけだ、と

    0
    2025年11月16日

    Posted by ブクログ

    高貴なお嬢様が集う謎の読書サークル「バベルの会」その会員の周りで起こる悲惨で残酷な事件の数々。読書サークル「バベルの会」の真実と行末とは…

    米澤穂信さんの作品初読みでした。『氷菓』や「小市民シリーズ」の作者ということは知っていたのでイメージと全く異なった作風の本作に衝撃を受けました。
    館や屋敷が舞

    0
    2025年11月14日

    Posted by ブクログ

    ミステリの短編集となっているこの作品。読んでいて非常に印象的だった話が1つあった。「玉野五十鈴の誉れ」である。特に最後の1行で非常に感極まって声を上げてしまった。それほどに衝撃的だった。短編集だから読みやすく、普段本を読まない人にもオススメしたい。

    0
    2025年10月29日

    Posted by ブクログ

    身近に潜む悪意。
    その美しい仮面の下に潜むもの。どう牙を向いてくるのかハラハラドキドキしながら読み進め、気がついたらその悪意に魅了されている自分がいた。
    美しき狂気に抗う術はないのだ。

    0
    2025年10月13日

    Posted by ブクログ

    なんか最高だった。2ヶ月くらい前に読んだし割と時間かけちゃったから内容はそこまで覚えてないけど(特に消費、消費の読み方をしてるし)、読み終わった時のこれまでにない満足感は本当にすごかった記憶!
    小説あまり読み直さないけどこれはまた読みたいなぁ

    0
    2025年10月12日

    Posted by ブクログ

    初めて米澤穂信を読んだ。

    前評判なしに「古典部」や「小市民」シリーズのイメージで読み進めたので、最初の話を読み終えてそういう感じ?と驚いた。

    少し昔の名家を舞台とした独特の雰囲気が各話ともとても良かった。

    0
    2025年12月01日

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