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直木賞受賞の表題作は、株主総会の席上やその裏面で、命がけで暗躍する、財界の影武者ともいえる総会屋の老ボスを描く評判作。ほかに交通事故の時だけタクシー会社の重役の身代りで見舞いや弔問にゆく五十男の悲しみを描いた「事故専務」をはじめ、資本主義社会のからくり、陰謀などを、入念な考証に基づき、迫力あるスピード感と構成力で描く本格的な社会小説7編を収める。
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Posted by ブクログ
企業の話が7作入った短編集。
短く切るリズミカルな文章に、めまぐるしく変わる展開。そして主語をくるくる変えながらキャラクターの内面に迫っていく手法。
どれを取っても一級品だった。
ある種の切なさや悲しさが全体的に漂っている『総会屋錦城』よりも、バリバリ働く商社マンの光と陰を描く『輸出』やアメリカの関税規制に挑む日本人を描く『メイド・イン・ジャパン』の方が個人的には好きだな。
戦争の傷がまだ残る中で、様々な日本人が公私ひっくるめてめちゃめちゃに働き、今の日本がある。
いわゆる「古き良き」日本が知れていいですね。
城山三郎の中では一番好きな作品になった!次は随筆でも読んでみようかな。
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