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日本人の誇りを取り戻すべく、固い信念で通産行政を強引、着実に推し進め、次官への最短コースを疾走する“ミスター・通産省”風越信吾。高度成長政策が開始された60年代初め、通産省という巨大複雑な官僚機構の内側における、政策をめぐる政府・財界との闘いと、人事をめぐる官僚間の熱い戦いをダイナミックに捉えた城山三郎の代表作!
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Posted by ブクログ
昭和の激務官僚の話。 今もブラック霞ヶ関とかで話題になるけど、昔もとんでもなかったんだな。 仕事にこんだけ命懸けられるって凄いし、こんな官僚たちがいてくれたお陰で今の日本があるんだね。
霞が関は夏に人事異動をやる(一部、4月もあるが)、という慣習と、予算編成とがうまくマッチしていてとても面白い小説だった。高度経済成長期頃と今の官僚は役割も立場もだいぶ変わったが、なお残るものは今でもある。通産省がMETIになってしまったのが惜しまれる。
普段小説はあまり読まないのですが、読み始めるとページをめくる手が止まらなかった。 高度成長期の日本を舞台にした、通算官僚たちの熱い生き様。 政治に翻弄され、挫折を味わいつつも、天下国家のために文字通り命懸けで闘い続ける骨太の官僚たち。 結末は、時代の変化を感じさせるいささか悲しいものではありましたが...続きを読む、濃密な物語でした。 気を大きく持ちたい時にまた読もう。
「霞ヶ関で働きたいならこの本を読んでみなさい。この本に出てくる官僚のような働き方が出来そうなら官僚を目指しても良いんじゃないかな。」と恩師に言われ、気になっていた本。正直、私には風越や庭野のような働き方は出来ない。むしろ、片山のような生き方に憧れる(片山ほどの能力は私にはないが…)。この話は1960...続きを読む年代の話であるが今の官僚たちも同じような働き方をしているのだろう。日本人は働きすぎである。
高度成長期時代の通算省の人間模様。脚色しすぎてる部分はあるかもだし、モーレツにはたらく時代の話だけど、今に通ずるものあり。国家のために身を注ぐ風越の男気に魅力を感じる企業戦士は多いはず。
昭和50年に書かれた作品であるが、作品内で描かれる二項対立は、令和の今もなお現実に我々を取り巻く課題である。
おもしろかった。 官僚に対する漠然としたイメージが、少し変わった。 ただ、ここまで仕事に打ち込み、24時間働く男たちの姿は、心打つものはあるが、女性の視点で見ると、無理だなと思ってしまう。 ひと世代前の働き方、人生観かもしれないな。 どちらかというと、作中の登場人物である片山の考え方に共感した。
本作の舞台になった1960年代から60年が経っていますが、本作が持つメッセージ性は少しも色褪せることなく、それどころか現代人に向けたものであるかのような錯覚さえ覚えます。 天下国家のために働くエリート官僚たちの姿をリアルに、生々しく描き、官僚国家が孕む問題点を鋭く描きます。 登場人物のキャラクター...続きを読むがそれぞれ立っているのですが、それは決して一面的な平板な設定ではありません。それぞれの信念がぶつかり合い、信念と現実とのギャップに苦しみ、それぞれがもがきます。 国家のために働く、官僚たちのリアルがここにあります。
戦後日本で経済開放と国内産業保護の過渡期を牽引した通産官僚の実話。官僚と政治家の関係や人事等々、現在でも不変のものも多く、パブリック・セクター(特に経済産業行政)で働く人にとっては必読書。
通産官僚たちの、法案をめぐる政財界とのバトルと、人事をめぐる官僚同士の戦いを、タイトル通りに熱く描く。 天下国家のためという意志のもと、無定量・無際限の仕事っぷりで突き進み、民族派的で統制的ともとれる政策を推し進めようとする風越派官僚と、様々な利害からそれに抵抗、妨害する政財界との戦い、それに政策の...続きを読む理念等による官僚同士の対立も絡み、風越派は敗れ去る。 「離れること、忘れることの難しさ」。「天下国家のため」という美しく尊い理想が、逆に官僚たちを押しつぶし、敗北へと走らせてしまう。 風越たちが肩で風を切るように通産省内を闊歩して官僚人生を謳歌し、天下国家のためという大きな理想を掲げて政策の実現のために邁進していた暑い夏は過ぎ去り、風越派が一人また一人と省を去る敗北の冬が訪れるという、状況と季節の対応が、より物語のドラマを印象付ける。 何度か経産省に行って話を聞いたりしたことあるので、古い本だし時代設定も昔だけど、空気とかは、そういえばそんな感じだったなあってところもあって面白く読めた。風越が人事方針を能力主義に転換したところとか、行政指導が政策ツールの大部分を占めるので社交性が重視されるってところとか。
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