ひとの住処―1964-2020―(新潮新書)

ひとの住処―1964-2020―(新潮新書)

814円 (税込)

4pt

1964年、横浜・大倉山の“ボロい家”に育ち、田園調布に通いながら丹下健三に目を剥き、建築家を志す。無事にその道を進みニューヨークへ。帰国後のバブル崩壊で大借金を背負い、10年間東京で干される間に地方各地で培ったのは、工業化社会の後に来るべき「緑」と共生する次の建築だった。そして2020年、集大成とも言える国立競技場で五輪が開催される――自分史を軸に人間と建築の関係を巨視的に捉えた圧巻の一冊。

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ひとの住処―1964-2020―(新潮新書) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    建築士というと、斬新で奇抜なデザインとお洒落の極みの印象があった。
    本書によれば、実際そのように思考する物もいて経済システムの一部としての割り切りでいることも確かなようだ。
    それはどこか窮屈さを感じることもある。

    そのような中でビジネスとは違い、その時、その場所に最も適した建築を思考してきた著者の

    0
    2023年08月27日

    Posted by ブクログ

    建築のことはよくわからないけれど、建築物を見るのが好きな私にとって、めちゃくちゃ面白かった。
    隈研吾さんの建築に対する考え方、大きなプロジェクトを成功に導く極意、建築史を垣間見ることができた気がします。
    ナラティブな語り口なので知識のない私にも読みやすかったです。

    0
    2023年04月20日

    Posted by ブクログ

    前に読んだ2冊は対談の書き下ろしで、著書は初めて。ひとことで言うと面白い本だった(陳腐ですみません)。
    隈さんという人は、先人にすごく憧れたかと思ったら割と簡単に失望したりする。はっきりしてて良い。歴史的建築家の先輩方に毒を吐きながら、それは悪口を言ってるのではなく、自分の価値観をしっかり確かめなが

    0
    2020年04月29日

    Posted by ブクログ

    隈研吾の 生い立ちから、建築家を目指し、
    そして、建築家とは何かを 問いながら、建築家として行動する。
    自分の中にある、真摯な心の叫びを 自分なりに受け止めながら現在の在りようを、真摯に認めて、どうあるべきかを問う。
    自分の中にある建築家としての自己矛盾。
    実に 思い切って、赤裸々に語る。その姿勢が

    0
    2020年03月25日

    Posted by ブクログ

    建築家に必要なのは、その建築に人々が何を求めているか、社会がその建築に何を必要としているかを理解する能力。

    0
    2024年05月22日

    Posted by ブクログ

    新国立競技場のコンセプトを創造する過程を、幼年期からの様々な経験をベースに記載したユニークな著書だ.コンクリートと金属での建築から、日本の感性をふんだんに取り入れた木材を中心とする構成を押し通す、強固な意思を感じる著述が多数見られて、非常に楽しめた.10種類の日本人が住む10酒類の住宅という切り口で

    0
    2021年03月27日

    Posted by ブクログ

    近現代の社会と建築との関係を、著者自身の経験から語る一冊。
    建築の知識が全くなくても、大変面白く、興味深く読むことができた。

    建築がこんなにも社会に影響を与えてきたものだったのか、政治的な面をもったものだったのかと思った。

    0
    2021年02月27日

    Posted by ブクログ

    2時間くらいで読み終わってしまった。筆者の体験談が面白い。そして、建築の側から資本主義を眺める視点が、他の著者には無くて、面白かった。建築系に進みたい人は一度読んでみたらいいんじゃないだろうか。

    0
    2020年12月07日

    Posted by ブクログ

    好きな建築家は?と聞かれたら間違いなくあげる一人。

    新国立競技場でさらに有名になった隈研吾さんの建築家人生を振り返りながら、原点を知ることのできる一冊です。

    なんであんなに「木」にこだわるのか?という最大の謎も「なるほど!」という確かな納得感を得ることができました。笑

    ちなみに環八沿いにある「

    0
    2020年02月20日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ふたつのオリンピック。

    20世紀から、人は家を持てるようになった。
    チャーチル「建築信仰」 吉田茂へ
    オリンピック、新幹線、首都高速、代々木体育館

    万博
     スイス館 木のような入れないパビリオン

    武士道
    海外参入障壁、ミリ単位の精度の国産コンクリート建築
    抽象性、安藤忠雄

    ザハ
     オブジェク

    0
    2020年06月26日

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