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Posted by ブクログ 2022年03月13日
面白かった。飛行機の技術後進国だった日本が堀越二郎等の必至の努力と独創性で欧米を凌駕する驚愕の飛行機零戦を開発した。開発後の活躍とその黄昏を描いた作品。
普通新兵器は2年もすれば他国に追いつけれるものだが戦争末期までこの零戦はナンバーワンの性能を保っていた。逆に考えるとと物凄い先進的な技術なので他国...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年12月15日
軍部からの無茶な要求をできるだけ満たそうと思いつく限りのアイデアと改良を詰め込んだ結果、よもや大傑作の戦闘機が誕生してしまった。
その零式戦闘機が中国での初戦から太平洋戦争の半ばまで無敵を誇り、連合国側を恐怖に落し入れた。
大戦終盤には特攻機として無残に散っていくが、その姿は日本の太平洋戦争の興亡そ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年01月13日
吉村昭が書いた歴史文学の傑作の一つ。
ゼロ戦(零式戦闘機)の誕生からその最後までを綴ることにより、太平洋戦争を描き出した傑作小説。
恥ずかしい話だが、戦争末期のゼロ戦が無残に米軍の戦闘機や対空砲火に撃ち落とされていくイメージが強く、ゼロ戦もまた世界の水準に到達しえない兵器であり、そんな兵器で戦わさ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年10月31日
ゼロ戦の誕生から末期までを描いた小説で、人ではなく兵器から見た戦争ものである。ゼロ戦がこんなにも圧倒的な性能を有していたとはうかつにも知らなかった。
劇的なデビュー、華々しい活躍、悲惨な戦場、やがて哀しく終えるのだが、感情を抑えた表現はかえってそれらが胸を打つ。さすがの吉村昭である。この人の小説...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年03月14日
零式戦闘機の開発、その後迎えた絶頂期から特攻まで、零戦を中心とした日本の戦局が描かれています。記録的な書き方をされているので、読んでいても必要以上に感情的にならなくて済みます。大人になってから戦争関連の本を読むと、小学校で「ガラスのうさぎ」とかを読んでいた頃とは全く違った印象を持ちます。国民(特に子...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年10月16日
きっかけは”風立ちぬ”でもなければ”永遠の0 ”でもなく
”艦これ”だ!(笑)
吉村昭作品はそれなりに読んでいたつもりだが、まだ未読作品が多いなと反省^^;
この種の本を読んだときにいつも思うことですが
あらためて、あの戦争は無理して・背伸びしてやった戦争だったんだ・・・
と思い知らされる。
そ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年09月10日
零式戦闘機が生まれるまでのストーリー。海軍の高い要望と三菱重工の設計者である堀越二郎の奮闘を描いている。話題の映画「風立ちぬ」だけでは表しきれないほど泥臭く、死者も出るほどの技術者の戦いが興味深い。戦闘機の試作と試験を重ねに重ね、高い要望を克服する日本人ならではの職人気質が、当時技術面で世界から遅れ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年08月15日
欧米に比べて格段に劣る工業力しかなく、航空技術でも一歩どころか、二歩も三歩も遅れていた日本が、突如として、世界でも群を抜く最新鋭の戦闘機を作りだした。 最高速度も旋回能力も航続距離も、そして攻撃力もそれまでの常識をはるかに凌ぐ戦闘機の誕生は皇紀2600年に海軍に正式採用され「零式戦闘機」、通称「零...続きを読む
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