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親鸞と道元(新潮新書)
今なお計三万七千の寺院数を誇る浄土真宗と曹洞宗。それぞれの宗祖である親鸞と道元は、ともに鎌倉仏教の旗手として斬新かつ独創的な思想を展開、日本仏教の行く末を大きく変えた。しかし両者を比較すると、「念仏(南無阿弥陀仏)と坐禅(只管打坐)」「救い(絶対他力)と悟り(修証一等)」など、極めて対照的。同じ仏教を掲げながら、なぜここまで違うのか――。多様で寛容な日本仏教の魅力に迫り、宗教の本質を問う。 -
厚労省―劣化する巨大官庁―(新潮新書)
長引くコロナ禍の中、感染対策とワクチンや治療薬の承認など、最も世間の耳目を集める省庁・厚労省。医療、介護、年金、雇用などに毎年莫大な予算を執行し、3万人の人員を抱える巨大官庁の所管分野はとてつもなく広く、その激務ぶりは大臣も含めて時に“ブラック”とさえ揶揄される。同省を担当して10年余り、社会保障政策に精通するベテラン記者が、その成り立ちから、組織・人員・政策、不祥事までを徹底解説! -
マツダとカープ―松田ファミリーの100年史―(新潮新書)
マツダの実質的創業者・松田重次郎は、傑出した技術屋であり、「尖った経営」を貫いた実業家であった。二代目・恒次は世界初のロータリーエンジン搭載車の販売にこぎ着けるも、三代目・耕平は不本意な形で会社を追われる。カープのオーナーに転じた松田家は、四代目・元の下で「育成のカープ」の礎を築き、国内屈指の人気球団を育て上げたが……。「不屈のDNA」を受け継ぎし者たちのファミリーヒストリー。 -
「やりがい搾取」の農業論(新潮新書)
「日本社会の食糧生産係」の役割をふられた戦後の農業界では、「豊作貧乏」が常態化していた。どんなに需要が多くても、生産物の質を上げても、生まれた「価値」は農家の手元に残らなかった。しかし、いまや食余りの時代である。単なる「食糧生産係」から脱し、農家が農業の主導権を取り戻すためには何をすればいいのか。民俗学者にして現役農家の二刀流論客が、日本農業の成長戦略を考え抜く。 -
日本依存から脱却できない韓国(新潮新書)
上下関係に厳しい韓国は、日本より上位に立つあらゆる機会をうかがっている。日本人が謝罪するか、反論できなくなって白旗を上げる姿を上から目線で見たいと考える。昨今、韓国で吹き荒れた「日本不買」は「日本製品を買わない、使わない、日本に行かない」を掲げたが、実際に困ったのは韓国の方だった。日本にマウントを取りたいが、依存せずには立ち行かない彼らとどう付き合うか。目からウロコの現地報告――。 -
イクメンの罠(新潮新書)
鈍感、不真面目、頼りない――。ここ数十年、子ども達の父親に対するイメージは悪化し続けている。「父親は厳しかった」と答える割合は低下し、「よくほめられた」と答える子どもが増えているにもかかわらず、この結果。上辺だけを真似た欧米流子育ての導入は、日本の家族をどう変えたのか。イクメンブームが加速する中、教育心理学者である著者が、父性機能の低下と自立できない子どもの増加に警鐘を鳴らす! -
日本の近代建築ベスト50(新潮新書)
建築は、時代と人々を映す鏡である――日本で近代建築が始まって約100年。この間、数多くの建築が作られ、また破壊・解体されてきた。本書では、半世紀以上にわたり専門誌・書籍の編集に携わってきた著者が、ル・コルビュジエから丹下健三、磯崎新や隈研吾まで、現存するモダニズム建築の傑作50を選び、写真やエピソードとともに徹底解説。戦前から戦後の高度成長期、さらに現代まで流れる建築思想をたどる。 -
大坂城―秀吉から現代まで 50の秘話―(新潮新書)
本願寺の大坂(石山)御坊の創建に始まり、豊臣秀吉によって築かれた大坂城。大坂冬の陣、夏の陣を経て、徳川政権下では将軍の城とされ、徳川慶喜もまたこの城で、各国公使と会見した。秀吉のきょうだいを名乗った者の末路や、淀殿の本当のお相手の名、豊臣秀頼生存説や、真田幸村、後藤又兵衛ら名だたる戦国武将の驚きのエピソード等、日本一のドラマティック・キャッスルの名にふさわしい歴史秘話50を紹介。 -
官邸は今日も間違える(新潮新書)
コロナ禍の日本政治は迷走が続いた。突然発表された全国一斉休校に、閣議決定をやり直した一律給付金、アベノマスクと揶揄された布マスクの配布……。現場に混乱を生み、国民の信頼を損なう政策はなぜ生まれたのか。原因は「官僚主導」から「官邸主導」への変化に、政治の仕組みが対応できていないことにある。元厚労省キャリアが、もつれた糸を解きほぐし、政治と官僚、国民のあるべき姿を提示する。 -
平成のヒット曲(新潮新書)
平成とは、どんな時代だったのか——。「川の流れのように」から「Lemon」まで、各年を象徴する30のヒット曲から時代の実像に迫る。ミリオンセラー連発の90年代、音楽産業が大きく変化した00年代、新たな流行の法則が生まれた10年代……。小室哲哉からミスチル、宇多田ヒカル、SMAP、星野源まで、いかにしてヒット曲は生まれ、それは社会に何をもたらしたのか。ヒットの構造を分析し、その未来をも占う画期的評論。 -
最強脳―『スマホ脳』ハンセン先生の特別授業―(新潮新書)
・成績が上がる・集中力が上がる・記憶力がよくなる・発想力が豊かになる・ゲームがうまくなる……etc.etc.ではその方法とは!? コロナ禍で自宅時間が増え、大人も子供もスマホやパソコン、ゲームやSNSに費やす時間が増えていませんか? 欧米では運動不足や睡眠不足、うつになる児童や若者の増加が問題になっています。記憶力や集中力の低下、成績悪化、心の病まで引き起こす、そんな毎日を一変させる方法を本年度50万部のベストセラー『スマホ脳』著者、ハンセン先生がやさしく教えます。教育大国スウェーデンの教育現場を変えた、簡単なのに科学的な方法とは!? -
独身偉人伝(新潮新書)
非婚や少子化は国家の将来にとっては難題だが、個人の生き方とは別の話だ。恋多き人生を全うした男女もいれば、世を正しく導くため、あるいは社会を作り変えるという使命感とともに単身を貫いた人もある。エリザベス一世、マザー・テレサ、ニュートン、カント、津田梅子、小津安二郎……直接の子孫こそなくとも、偉大な事績を遺した「おひとりさま」19人の言行と信念から見えてくる、本当の「自分らしさ」とは。 -
談志のはなし(新潮新書)
「情報を疑え、常識を疑え、地球儀なんぞ信用するな」。〈最後の名人〉と謳われた立川談志が逝ってはや十年。その活躍は落語界に留まらず、多くの著作や音源で金言・名言、芸論等を遺してきた。没後十年の節目に、高座などでは分からない「普段の談志」をもっと知って欲しい――前座生活十六年半。弟子の中で一番長く談志と時間を共にした著者だからこそ知る、唯一無二、笑いはもちろんホロリとさせるエピソードが満載!! -
職務質問(新潮新書)
「こんにちは、お時間いいですか!?」街頭で突然、警察官が声を掛けてくる。実際に職務質問をされた人にも、偶然そこを通り掛かった人にも、数多くの疑問が浮かぶはずだ。「どこをどう疑ったんだ」「任意なら拒否して帰れるだろ……」「持ち物検査なんて横暴だ」「何で同じ人間ばっかり!」善良な市民もそうでない人も、また現場警察官自身も必読。本邦初、元警察官の著者が赤裸々に描く〈街頭の真剣勝負〉の全貌。 -
中国「国恥地図」の謎を解く(新潮新書)
かつて中国が列強に奪われた領土、すなわち「中国の恥」を描いた地図があるという。その名も「国恥地図」。その実物を手にした筆者は啞然とした。国境線は近隣十八か国を呑み込み、日本をはじめ三か国を切り取り、南シナ海をほぼ囲い込んでいたのだ。こんな地図がなぜ教科書に? 誰がなぜ作らせた? なぜ図面に「日本語」が?――執念の調査と取材で数々の謎を解き、中国の領土的野望の起源を明らかにする。 -
世界の知性が語る「特別な日本」(新潮新書)
近代日本は世界にとって如何なる存在だったのか。欧米列強を打ち負かした国であり、アジアを侵略した国であり、敗戦後に驚異的な復興を遂げた国。日本が歩んだ曲折の道のりは、他国の人々の精神にも大きな影響を与えてきた。リー・クアンユー、李登輝、ブトロス・ガリ、アンジェイ・ワイダ、オルハン・パムクら世界の政治家や知識人にインタビューし、それぞれの国が抱えた近代の葛藤と日本への特別な思いに迫る。 -
アホか。(新潮新書)
日々のニュースを眺めていると、出るわ出るわ、アホのオンパレード。腹立たしいほど考えなしの国会議員、欲望がこじれて独自の進化を遂げた変態、動機と行動がズレすぎた理解できない犯人……。「アホちゃうか」と呆れ返るような事件から、「アホか!」と怒鳴りつけたくなるような事件、「アホ丸出しやで」と笑ってしまうような事件まで。面白さに命を懸ける人気作家が思わず唸って書き留めた、92のアホ事件簿。 -
イルカと心は通じるか―海獣学者の孤軍奮闘記―(新潮新書)
イルカと話したい。しかし、著者には大きな弱点があった。大小かまわず船がダメ、泡を吹き、気絶したことも。これでは大海のイルカは追えない。ならば、「陸」のイルカの知能に迫ろう。水族館に通い続ける日々が始まった。ことばを教えるには、音か視覚か? シャチが実験に飽きた? そしてついに、シロイルカが「私」の名を呼んだ!?――孤軍奮闘の三十余年、変わり者扱いされながらたどりついた「夢のはじまり」を一挙公開。 -
ビートルズ(新潮新書)
1970年のグループ解散から数えて、すでに半世紀。にもかかわらず、いまなおカリスマ性を失わず、時代、世代を越えて支持され続けるビートルズ。いったん頂点に上り詰めても、たちまち忘れ去られるのが流行音楽の常なのに、なぜ彼らだけは例外なのか――。世界各地のポピュラー・ミュージックに精通する音楽評論の第一人者が、彼ら自身と楽曲群の地理的、歴史的ルーツを探りながら、その秘密に迫る。 -
甲子園は通過点です―勝利至上主義と決別した男たち―(新潮新書)
二〇一九年夏、岩手県大会の決勝で大船渡高校のエース、佐々木朗希が登板を回避したことは、賛否の論議を呼んだ。それは突き詰めると、「甲子園にすべてを捧げる」か「将来の可能性を取る」かの選択に他ならない。「負けたら終わり」のトーナメント方式の中で、どう選手を守り、成長させていくのか。球数制限、丸坊主の廃止、科学的なトレーニングの導入など、新たな取り組みを始めた当事者たちの姿を追う。 -
日本大空襲「実行犯」の告白―なぜ46万人は殺されたのか―(新潮新書)
第二次大戦末期、わずか一年足らずの空爆で約46万人もの命が奪われた。すでに敗色濃厚の日本に対して、なぜそれほど徹底的な爆撃がなされたのか。最大の理由は、空爆を実行したアメリカ航空軍の成り立ちにあった。当時、陸軍の下部組織という立場にあり、時に蔑まれてきた彼らが切望するものは何だったのか。半世紀ぶりに発掘された将校ら246人の肉声テープが浮き彫りにする「日本大空襲」の驚くべき真相とは。 -
中国「見えない侵略」を可視化する(新潮新書)
研究費は五年で二億円――「千人計画」に参加する日本人研究者は破格の待遇をこう明かす。激しさを増す米中対立を背景に、中国がいま狙うのが、「軍事アレルギー」が根強い日本が持つ重要技術の数々だ。中国人留学生による知的財産の収集、殺戮ドローンやゲノム編集攻撃といった新たな軍事技術の開発など、経済安全保障を揺るがす専制主義国家の脅威を総力取材で明らかにする。 -
現役引退―プロ野球名選手「最後の1年」―(新潮新書)
完全燃焼した者、最後まで己の美学を貫いた者、ケガに泣かされ続けた者、海外に活路を見出した者……どんな名選手にもやがて終わりの時が訪れる。長嶋、王、江川、掛布、原、落合、古田、桑田、清原など、球界を華やかに彩った24人の「最後の1年」をプレイバック。全盛期の活躍に比べて、意外と知られていない最晩年の雄姿に迫る。有終の美を飾るか、それとも静かに去り行くか。その引き際に熱いドラマが宿る、男たちの挽歌。 -
自衛隊最高幹部が語る令和の国防(新潮新書)
令和日本の最も重要な戦略的課題は、力による現状変更に躊躇しなくなった中国の封じ込めである。台湾有事は現実の懸念であり、その際には尖閣諸島や沖縄も戦場になる可能性がある。自衛隊は本当に国土・国民を守り切れるのか。日米同盟は機能するのか。そして国民に「有事への備え」はあるのか。陸海空の自衛隊から「平成の名将」が集結、「軍人の常識」で語り尽くした「今そこにある危機」。 -
小説家になって億を稼ごう(新潮新書)
いま稼げる仕事はユーチューバー? 投資家? いや「小説家」をお忘れでは? ミリオンセラー・シリーズを多数持つ「年収億超え」作家が、デビュー作の売り込み方法から高額印税収入を得る秘訣まで奥の手を本気で公開。私小説でもライトノベルでも、全ジャンルに適用可能な、「富豪専業作家になれる方程式」とは? ここまで書いていいのか心配になるほどノウハウ満載、前代未聞、業界震撼、同業者驚愕の指南書! -
ロシアを決して信じるな(新潮新書)
北方領土は返ってこない。ロシア人は狡猾(こうかつ)で、約束は禁物だ――著者はこう語る。長年、かの国に渡り、多くの知己(ちき)をもつ研究者にそこまで思わせるロシアとは、一体、どんな国なのか。誤作動で発射をまぬがれた核ミサイル。日常の出来事となった反体制者の暗殺。世界最悪の飲酒大国。悪魔への奇妙な共感。消えない「プーチン偽者」説。さもしい都市モスクワ……現地を旅し、不条理に絶望し、怒り、戸惑い、ときに嗤(わら)いつつ描く、新しいロシア論。 -
だからヤクザを辞められない―裏社会メルトダウン―(新潮新書)
今やヤクザは食えない稼業だ。最大時約18万4000人を数えた暴力団構成員は、現在約2万8000人。しかし離脱届を出しても法律の縛りは厳しく、就職もままならない。反社排除に過敏な世間に受け入れられない彼らの行き着く先は? それでも辞めた者、辞めきれず元に戻った者、暴力団を嫌い半グレになった者……彼らの肉声に「暴力団博士」が耳を傾けながら、裏社会の危うい橋を渡り続ける男たちの実情に迫る。 -
うんちの行方(新潮新書)
流した後はどこへ? どう浄化される? そのために誰が、どんな苦労を? 鉄道や船はどう処理? もしマンション全戸で一斉に流したら? あらゆる疑問を徹底取材。下水を嗅ぎ、汚水処理場に潜り、「5分でウンチが飲用水になる」最新技術に触れ、トイレメーカーを質問攻めに。さらに元作業員が語った貴重な証言とは――。フタを開ければ、思わず唸る驚きと素朴な感動がてんこ盛り、奥深い世界へご案内! -
兜町の風雲児―中江滋樹 最後の告白―(新潮新書)
稀代の相場師として数奇な運命をたどった中江滋樹。小学生で株取引を始め、弱冠20代にして大阪・北浜の若獅子、東京・兜町の風雲児と持てはやされた。その人脈は政財界からスポーツ芸能界まで広がるが、「投資ジャーナル事件」で暗転、塀の中へ。出所後はアングラマネーで再起を図るものの、ついに果たせず海外逃亡、幾度も死亡説が流された。そして2020年、アパートの一室で焼死――最初で最後の自伝的告白。 -
あなたはなぜ誤解されるのか―「私」を演出する技術―(新潮新書)
「あの人、一言多いんだよな」「あの癖、イライラする」等々、他人の「残念な面」に私たちは敏感だ。あの振る舞いを直せばもっと良くなるだろうに――しかしここで我が身を振り返ってふと気づく。あれ? 私もそんな風に見られ、誤解されているんじゃないか……自分の「残念な面」をどう変えていくか。不可欠なのは「私」を演出する技術なのだ。『人は見た目が9割』の著者が自己プロデュースの極意を伝授する。 -
2021年以後の世界秩序―国際情勢を読む20のアングル―(新潮新書)
米大統領選の混乱は、アメリカの衰退の象徴である。世界は明らかに混沌に向かっており、この流れは不可逆的と言わざるを得ない。「世界の力の均衡点はアジアに移行しつつある」「アメリカ・ファーストは不変である」「中国の国際機関支配は止まらない」「北朝鮮の核開発は着実に進む」「米・イランの神経戦は続く」――。国際情勢分析の第一人者が、20の観点(アングル)から2021年以後の世界を読み解く。 -
番号は謎(新潮新書)
郵便番号はどう決まる? 国道100号が存在しない理由は? M78星雲ってどこだ? 交響曲マイナス1番とは? 上野駅13・5番線はどこへ向かう? バーコード、ISBN、原子番号、テレビチャンネル、マイナンバー……私たちを取り囲む数々の番号の起源から裏事情までを徹底調査。そこには混沌と秩序をめぐる驚くべき人間ドラマが――その魅力に取り憑かれた著者が案内する、面白くてためになる「番号」の世界! -
自衛隊は市街戦を戦えるか(新潮新書)
陸上自衛隊といえば総合火力演習。榴弾(りゅうだん)砲に迫撃砲、戦車がハデに撃ちまくる――だが、それで日本を守れるのか。サイバー戦に情報戦が加わった「新しい戦争」の時代、主戦場となるのは市街地ではないのか。「時代錯誤の突撃訓練」「独自の文化・銃剣道」「銃の取り扱い方も知らない隊員たち」……陸上自衛隊で作戦・教育訓練にたずさわり、「最強の部隊」を追求した元幹部が初めて明かす組織の内情と未来への提言。 -
トヨタに学ぶ カイゼンのヒント71(新潮新書)
どんな職場にもムダがある。だから改善できる――世界のトヨタ、その強さの秘密は、徹底的にムダをなくす「カイゼン」(改善)の積み重ねにある。「ベストを追求するな」「行動しながら考えろ」「精神論はいらない」「必要な会議はそれほど多くはない」「残業を疑え」「トリセツよりも口伝え」「わざと失敗させる」等々、現場で考えることから生まれた、あらゆる職場、学校、家庭で実践可能なカイゼン方法を示す。 -
スマホ料金はなぜ高いのか(新潮新書)
菅官房長官が「スマホ料金4割値下げ」をぶちあげてから早や2年。5G対応や急増するテレワークなど通信インフラ大変革の時にあって、日本の通信料金は高止まりしたままだ。背景には、NTTドコモをはじめ大手3社による寡占市場、歪んだ料金体系と収益構造、官民の馴れ合い体質がある。誰が悪いのか。何が改革を邪魔しているのか。通信業界に長年身を置いた著者が全てを明かす。 -
令和の巨人軍(新潮新書)
王・長嶋もゴジラもいない。地上波中継はなく、人気・実力は他球団と拮抗中。それでも巨人軍は永久に不滅です――。“悪役”として戻ってきた若大将、史上最高の遊撃手、待望の生え抜き4番と今も“役者”は揃っている。アップデートされた魅力を当代一のウォッチャーが徹底解説。次世代エースや歴代最強助っ人は? ポスト阿部と亀井の背中、ビール売り子の本音など、新旧G党もアンチも楽しめる新しいジャイアンツ論。 -
ヤバい選挙(新潮新書)
政見放送で「放送禁止用語」を連呼する候補者がいた。村民二百人以上が一斉出馬した村長選があった。「死んだ男」が立候補した都知事選があった。「問題候補者」の真の狙いは何だったのか。そして有権者はどんな判断を下したか。屈指の選挙マニアが、半世紀分の資料から発掘した衝撃のエピソードを明かす。国政選挙、地方選挙から「選挙権が剥奪されていた島」の初投票まで網羅した、「我らが民主主義制度」のヤバい事件簿。 -
断薬記―私がうつ病の薬をやめた理由―(新潮新書)
二〇一〇年、うつ病と診断された。大量の向精神薬や睡眠薬を飲み、通院する日々。執筆意欲は衰え、日常生活を律することも叶わず、自殺未遂を三度も起こしてしまう。「薬はもう飲みたくない」。その思いから医療関係者への取材を敢行、「減薬」に挑み、そして遂に「断薬」に――。心の支えとなる主治医との出会い、専門医との協力、副作用への対処、荒行のような湯治……試行錯誤の過程をすべて明かした、大宅賞作家による衝撃の私記。 -
戦争と平和(新潮新書)
日本は絶対に戦争をしてはいけない。日本人ほど、戦争に向かない民族はいないのだから――。「ゼロ戦」と「グラマン」の徹底比較から見えてきた、私たちの致命的な欠点とは何か。ベストセラー『永遠の0』に秘めた、本当の想いとは。作家が「何としても戦争を回避しなければならない」という強い想いから真摯に綴った、圧倒的説得力の反戦論。 -
大放言(新潮新書)
思ったことや軽いジョークを口にしただけで、クレーム、バッシングの嵐。求められるのは人畜無害な意見ばかり。こんな息苦しい世に誰がした? 数々の物議を醸してきた著者が、ズレた若者、偏向したマスコミ、平和ボケの政治家たちを縦横無尽にメッタ斬り。炎上発言の真意から、社会に対する素朴な疑問、大胆すぎる政策提言まで、思考停止の世間に一石を投じる書下ろし論考集。今こそ我らに“放言の自由”を! -
美術展の不都合な真実(新潮新書)
フェルメール、ゴッホ、モネ――屈指の名画が来日するのは、有数の芸術愛好国だから? 否、マスコミが主導し、大宣伝のなか開幕する「美術展ビジネス」が大金を生むからだ。「『〇〇美術館展』にたいした作品は来ない」「混雑ぶりは世界トップレベル」「チケット代の利益構造」「“頂点”に立つ国立美術館・博物館」等、新聞社の事業部で美術展を企画した著者が裏事情を解説。本当に観るべき展示を見極める目を養う必読ガイド。 -
偽善者たちへ(新潮新書)
彼らはどこまで本気なのだろうか。都合のいい正義を振りかざし自省しないマスコミ、犯罪者をやたら擁護したがる人権派、隣国の横暴には見て見ぬふりをする輩たち、無責任な発言ばかり繰り返す野党議員……。この国に蔓延する数多の「偽善」をぶった斬り! ベストセラー作家が日々のニュースに潜む「薄っぺらい正義」を笑い飛ばす、言論の銃弾109連射! -
鋼のメンタル(新潮新書)
他人の目が気になってしかたがない、悪口に落ち込む、すぐにクヨクヨする、後悔を引きずる、人前であがってしまう……そんな悩みを抱える人は多いでしょう。でも大丈夫。考え方ひとつで、誰でも「精神の強さ」は鍛えられるのです。マスコミ、ネットで激しいバッシングを受けても、へこたれず我が道を行く「鋼のメンタル」は、どのように形成されたのか。著者初の人生論にして、即効性抜群の実践的メンタルコントロール術! -
私の考え(新潮新書)
「人生は一回限り。人間、迷ったら本音を言うしかない」――常に冷静に、建設的な議論を求めるスタンスで言論活動を続けてきた著者が、思うままに本音を語る。「“リベラル”にも女性憎悪は潜んでいる」「『性暴力疑惑』を報じる価値」「政治家が浮気してもいい」「怖がっているだけでは戦争はわからない」「恋は本当に美しいものだから」etc. 政治について、孤独について、人生について、誠実に書きとめた思索の軌跡。 -
倉本聰の言葉―ドラマの中の名言―(新潮新書)
「同情ってやつは男には――つらいんだよ」「威張っているのは親の権利です」「人生は、アップで見れば悲劇だが、ロングショットでは喜劇である」「金なんか望むな。倖せだけを見ろ」「子どもがまだ食ってる途中でしょうが!!」――『前略おふくろ様』、『北の国から』、『やすらぎの郷』など幾多の傑作を送り出した巨匠・倉本聰の全ドラマ作品から、愛弟子が精選した四百に及ぶ名ゼリフ。初の名言集。 -
トラックドライバーにも言わせて(新潮新書)
強引な幅寄せ、ノロノロ運転と急ブレーキ、堂々と路駐……公道上でとかく悪者にされるトラック。そのドライバーも「態度が悪い」と批判されがちだが、内情を知れば、複雑な事情が見えてくる。「彼らは底辺職なのか」「休憩中エンジンを切らない理由」「プロの眠気対策」等々、これまで語られてこなかった本音を元トラックドライバーの女性ライターが徹底解説。読後、街中でトラックを見る目が一変すること必至! -
210日ぶりに帰ってきた奇跡のネコ―ペット探偵の奮闘記―(新潮新書)
引っ越しの翌日に、茶トラと三毛の兄妹ネコが消えた。見知らぬ土地で2匹はどこへ? ペット探偵の著者は、依頼を受けて捜索を始める。足取りがつかめないまま季節は遷り、投函した迷子チラシは数千枚に。そこへ入った目撃情報、そして行方不明から210日目に奇跡は起きた――。ペットと家族をめぐる感動の実話7つを紹介、生き物を愛する全ての人に役立つ「万が一のための備え」と「捜索ノウハウ」も惜しみなく明かす奮闘記。 -
ひとの住処―1964-2020―(新潮新書)
1964年、横浜・大倉山の“ボロい家”に育ち、田園調布に通いながら丹下健三に目を剥き、建築家を志す。無事にその道を進みニューヨークへ。帰国後のバブル崩壊で大借金を背負い、10年間東京で干される間に地方各地で培ったのは、工業化社会の後に来るべき「緑」と共生する次の建築だった。そして2020年、集大成とも言える国立競技場で五輪が開催される――自分史を軸に人間と建築の関係を巨視的に捉えた圧巻の一冊。 -
カズのまま死にたい(新潮新書)
「サッカー人生、これまで下した選択は全て正解でした。そう言い切れることが、精いっぱいやってきた証拠といえるんじゃないかな」「あすプレーするかしないかも、代表での振る舞いも、自分で決める。ずっとそうしてきた。そこには後悔の生じる余地がないんだ。失敗しても、自分が選んだことだから」プロ生活35年目を13年ぶりのJ1で迎えるキング・カズの、終わりなき前進の軌跡。 -
「反権力」は正義ですか―ラジオニュースの現場から―(新潮新書)
「マスコミの使命は権力と戦うことだ」そんな建前でポジションを固定して良いのだろうか。必要なのは事実をもとに是々非々で議論し、より良い道を模索することのはず。経済や安全保障を印象と感情で語り、被災地の悪しき風評を広める。その結論ありきの報道は見限られてきてはいないか――人気ラジオ番組パーソナリティとして、また現場に出向く一記者として経験し考えてきたことを率直に綴った熱く刺激的なニュース論。 -
「人生百年」という不幸(新潮新書)
人は必ず老いて、寿命が尽きて死ぬ。医者も患者も家族も、国家も、この当然の真理を直視できずに目を背ける。「人生百年時代」などと浮かれているが、この長寿社会は人々に幸福をもたらしているのか。長生きのみを目的にする医療にはいかなる歪みが生じるか。癌患者にとって本当のハッピーエンドとは何か。臨床医として常に「死にゆく患者」と共にいる著者が、遠慮忖度なく現代医療の抱える根本的な矛盾を衝く。 -
興行師列伝―愛と裏切りの近代芸能史―(新潮新書)
華やかな舞台での熱演、鳴り止まぬ大歓声……しかしその裏では、血と汗と金にまみれた争いがあった――。情熱と野望で大衆芸能の発展に貢献した、松竹・吉本・大映・東宝の創業者たち。その波瀾万丈の人生やライバルとの仁義なき戦いを、膨大な資料からドラマチックに描く。ヤクザや官との癒着、札束攻撃、二枚舌……昔も今も、芸能界はグレーゾーンだらけの弱肉強食の世界。注目の演劇研究者による、興行師たちの物語。