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「頑張る人を応援します」。世間ではそんなメッセージがよく流されるが、実は「どうしても頑張れない人たち」が一定数存在していることは、あまり知られていない。彼らはサボっているわけではない。頑張り方がわからず、苦しんでいるのだ。大ベストセラー『ケーキの切れない非行少年たち』に続き、困っている人たちを適切な支援につなげるための知識とメソッドを、児童精神科医が説く。
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Posted by ブクログ
読み応えがあった。 頑張らない、と、頑張れない、の違いは何なのか。それらを分けているのは何なのか。 重要なのは「その人自身」に目を向ける事である。どういったタイプの人間で、何が得意で、何が不得手なのか。それによって支援の形も違ってくる。
560 非行で誰にも止められなかった少年が少年院で更生した話聞いて、少年院の仕事のすごさに感動したんだけど、この本は医療少年院で働いてた精神科医の本だからそのことが中心に書かれてて興味深かった。こんな素晴らしい仕事をしてくれる所には税金払うのは全然いいと思った。
頑張れない人たち。例えば家庭の問題。生徒の家庭が大変な状態なのに勉強が頑張れるか?頑張れる子もいるかもしれないが、「先生の家が家事だったり、食べ物が全くない状態でも仕事を頑張れますか?」著書の言葉に私もハッとする。「毎日勉強しろと言っても勉強しない」と言う母親には「もしあなたが周りから毎日『もっと痩...続きを読むせなさい』と言われたらどうですか?」と言うそう。人から言われてやるのではなく本人が何かを実現したいと考えて行動することが必要。かと言って「頑張らせない」も良くないのだと言う。人は何をするにしても、努力して頑張らないと生きていけないのだ。「この子には無理かな」と思うトレーニングでも、周りが驚くほど熱心に取り組んで、学力が向上することもあると言う。 【だからだめだと言ったじゃない】 何かに失敗して辛いのは子供自身。ダメ出ししてとどめを刺したら「もうチャレンジするのは止めよう」となる。 【どうしていつもそうなの】 後ろめたい気持ちを持ちつつなかなか変われない子供にそんなことを言ってはダメ。 【伴走者が必要】 少年院の成人式に親が来てくれない少年に、教師が「仕事が休みでも見に行く」と言ったら、自分のために時間をとってくれる人がいること、自分の成長を願う人がいることにすごく喜んだ。人生に必要なのは伴走者。
自分自身の子どもへの関わり方を見つめ直し、反省すべき点にたくさん気付かされました。 口うるさく勉強しろと毎日いわれ続けることは、なかなかダイエットできない自分が「まだ痩せない!なんで頑張らない!努力しろ!自分のことだろ!」と顔を合わせる度に言われ続けるのと同じだ。「痩せなきゃいけないのは自分が一番...続きを読むわかってるんだー!うるせー!」ってなるよね(笑) もう、子どもに「勉強しろっ!」って言うのやめます…
支援する側へ向けた内容。 自己評価を上げるには他者からの評価が絶対に必要。 やる気は達成と承認で生まれる。 確かにと思った。でも承認ってなんでもかんでも頑張ったね〜ではだめなんだな〜って。わたしもよく子供にいってしまいがちだけども。例えばテストで80点で本人が悔しがってた。でも80点取れてすごいね〜...続きを読むは子供納得しない。でもこれやりがちだな〜などと思いながら読みました。
親に気付いてもらえない障害。何かおかしいと思っていてもそれが障害であることに気付かない、気付いても放置する親たちによってもたらされる悲劇。誰か一人でも向き合って気付いてくれる大人が居たら‥
今回は支援する側のことも多く書かれていて、より身近に感じた。 非行少年、障害を持つ人に対してだけじゃなく、現代を生きる人はみな、こういう感覚を持っていた方がいいんじゃないだろうか。
前作は支援される子ども側、今作は支援する大人側の話がメイン。間違った声掛けや接し方についても書かれている。頑張るとは何か、「頑張ったら支援する」や「頑張らなくていい」の危うさは考えさせられる。
売らずにずっと棚に置いておきたい1冊。自分が子どもの立場になった時に、大人になんと声を掛けられたらやる気が出るだろうと想像することが大切だと思った。
"ケーキの切れない非行少年たち"の続編。 頑張れない人たちを支援する側の人に、より焦点を当てている。 関わるのが大変な人こそ支援が必要な人だという話にハッとさせられた。頑張っていることが周りから見て分かりやすい人、助けを求められる人というのは自然と支援者も応援やサポートをしたい...続きを読む気持ちになる。 逆に周りから見て頑張る姿勢が見えない人、支援を遠ざけてしまう人はどうしても、そういった気持ちは減っていってしまう。しかし、そういう人だからこそ、支援が必要。 支援する人は家族、学校教員、医療関係者、福祉職員と様々だと思うが、いずれにしても支援する人が支えられ、認められるような環境や人間関係があることが大事だと思った。 支援する人が一人で抱えることなく頑張り続けられることが、より良い支援に繋がっていくのだと思う。
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