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Posted by ブクログ
社会人もそうですが、今まさに日本史の授業を受けている学生にこそ読んでみてほしいと思う内容でした。
『できるだけ固有名詞に頼らずに、引いた視点で、巨視的に日本の歴史を把握したい。まるで神様のような目線で、この国の歴史を描いてみたいと思った』(まえがきより引用)
筆者は第1部通史編、第2部テーマ史編と2部構成で日本の歴史について紐解いていきます。
特に第2部では、年代、文化、時代ではなくテーマに沿って話が進みます。「土地と所有の日本史」「家族と男女の日本史」は最近の話題にも通じるものであり、非常に興味深く読みました。
『歴史とはつまるところ、証拠と推論の組み合わせによって織りなされる叙述である』(本文より引用)
日本史は受験のために必死で暗記しました。そこに"間違い"や"解釈"の入る余地があるなどと思いもせずに勉強しました。そもそも歴史自体が"推論"で、そこにはその時代に生きた人たちの合理的利己的な思いがあることがよく理解できました。
学生時代にこのことを知っていれば、また歴史の授業も違った気持ちで受けることができたかもしれません。
というわけで、ぜひ学生の方に読んでいただきたいと思いました。
Posted by ブクログ
当方アラフォー。
TBSラジオリスナーとして聞いたことのある名前。
ワイドショー関連はノータッチ。
著作は初読。
という状態で読んで、かなりよかった。
中年になって社会の酸いも甘いも嚙み分けた段階で、歴史に興味が再度湧いてきた段階で、この本は、出会うのに最適な時期であったろう。
最近主にポッドキャストで歴史や言語やを復習するのが面白い(リベラルアーツ)が、その一環。
中高生の受験本としてはどうか。
ある程度日本史や人類学を齧ったことのある人にこそ嬉しい本かもしれない。
断片的な事前情報が、本書を読むと、書籍内では省略されているにもかかわらず、読者の頭の中で再構築されていく。
この気持ちよさを味わうためにこそ、中高生当時いまひとつ面白くない授業に耐えてきたのではないかしらん。
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