現役引退―プロ野球名選手「最後の1年」―(新潮新書)

現役引退―プロ野球名選手「最後の1年」―(新潮新書)

小説・文芸
880円 (税込)

4pt

完全燃焼した者、最後まで己の美学を貫いた者、ケガに泣かされ続けた者、海外に活路を見出した者……どんな名選手にもやがて終わりの時が訪れる。長嶋、王、江川、掛布、原、落合、古田、桑田、清原など、球界を華やかに彩った24人の「最後の1年」をプレイバック。全盛期の活躍に比べて、意外と知られていない最晩年の雄姿に迫る。有終の美を飾るか、それとも静かに去り行くか。その引き際に熱いドラマが宿る、男たちの挽歌。

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現役引退―プロ野球名選手「最後の1年」―(新潮新書) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    冒頭にあったように、最後の1年は、印象に残っていないものだ
    他者から見れば、「まだやれるのに」と思われつつ、引退するものはごく一部(王、山本浩二)
    殆どは、ボロボロになるまでプレーを続けていたものだ
    門田選手の最後の1年を私はリアルタイムで知らなかったのだが、糖尿病とも闘い、昭和のライバルが皆引退した中、1人で闘い続けた姿が思い浮かんだ

    人選自体も、唆られるものだ
    一流選手だけでない、一時期話題をさらった選手(一茂、定岡、水野)を取り上げていた
    こういう選手は、当時を生きていない世代からすると、全盛期の活躍の情報さえも貴重だし、ましてや最後の1年は言わずもがな

    あとがきに、近藤唯之氏の本について、作者が語っていたが、今後、近藤氏の領域を継ぐのは、中溝氏なのではないか
    今後の作者の活躍に期待いたします

    0
    2025年03月30日

    Posted by ブクログ

    プロ野球選手の評伝は無数にあるけれど、名選手の「最後の1年」だけにフォーカスした構成が秀逸。どんなスターも最後の年は不遇をかこち存在感が失墜して終わっていく。そこにスポットライトをあてるというのが面白い。

    0
    2022年07月11日

    Posted by ブクログ

    どんなに偉大な選手であっても引退するときは
    必ずきます。

    世界の王と呼ばれた王貞治氏も40歳まで現役を
    全うし、その最後の年も何と30本も本塁打を打
    っていながら「王貞治のバッティングが出来な
    くなった」のを理由に引退しています。

    「まだ出来るのに、なぜ?」と周囲に惜しまれ
    つつ去っていく人もいれば、いつの間にか人々
    の興味から消えていった選手もいます。

    現役引退の最後の一年に焦点を当てて、「散り
    際、引き際」を鮮明に浮かび上がらせた稀有な
    一冊です。

    0
    2022年05月19日

    Posted by ブクログ

    ほとんどの選手が戦力外で去っていくプロ野球。その中で自分の引退を決めることができる選手は幸せだ。燃え尽きるまでやるほうが個人的には好き。

    0
    2021年07月06日

    Posted by ブクログ

    往年のプロ野球選手たちの最後の一年にスポットを当て、当時のスポーツ紙や週刊誌の記事を交え、面白おかしく描いている。

    全て知ってる選手だったので、当時の記憶が蘇った。

    それにしても凄い選手ばかりだったな。

    0
    2021年09月14日

    Posted by ブクログ

    本書は昭和・平成のプロ野球で活躍した〈王・落合・長嶋一茂・古田・水野・原・石毛・中畑・掛布・江川、田淵・清原・桑田・村田兆治・駒田・定岡・西本・山本浩二・渡辺久信・クロマティ・バース・秋山・門田・長嶋〉24選手の『現役最後の一年』をプレイバックし、リレー形式で追ったドキュメント。

    完全燃焼し有終の美を飾った人,球団事情により引退を決意せざるを得なかった人、最後まで己の美学を貫いた人、怪我に泣かされ引退を余儀なくされた人、静かにユニフォームを脱いだ人…。

    24選手をリアルタイムで見ていたとはいえ、あらためて王さんのラストイヤーの成績が凄すぎる。40歳で30本塁打・84打点。これに匹敵するのがMr.赤ヘル 山本浩二。40歳で27本塁打・78打点に加えベストナイン選出ですって⁈ちなみにタイガースの主砲 大山。昨年キャリアハイの成績は28本塁打・85打点。並べてみると、ふたりのレジェンドスラッガーの成績がいかに凄いかがわかる。

    ただ惜しむらくはノムさんや江夏の最晩年が取り上げられていないこと。最後まで圧倒する実績と唯一無二の存在感を放ちながら、ユニフォームを脱いだ。複数球団を渡り歩き、同じ匂いを放つ落合を取り上げているだけに、刃折れ矢尽きるまでやり抜いた姿を活写してほしかった。

    余談だけど、江夏は球団主催の引退試合はなかった。同じ年に引退した田淵にはライオンズ主催の引退試合を行うのに、江夏には無し。そのことに『一時代を築いた人間に、あまりに失礼じゃないか!』憤ったのが文藝春秋 雑誌Numberの初代編集長。在籍した4球団に引退セレモニー用に球場の貸し出しを依頼するも断られ、手弁当で引退式開催のため奔走。何とか草野球場の多摩市一本杉球場にて開催に漕ぎ着ける。当日は何と16,000人ものファンが押し寄せ、ビートたけしも飛び入り参加し、前代未聞の引退セレモニーとなった。

    プロ野球選手に限らず、引き際は身綺麗に終えたいと願う。とりわけ最後までスタメンに名を連ね、絶大なる人気の選手であればあるほど,その思いは強い。

    本書の帯にある『去り際に、ドラマが宿る』という惹句。著書は目前に迫る引退に向けて『どう、あがいたのか?』その様子にドラマを見出し、筆を執る。

    プロ野球版〈男たちの挽歌〉をきちんと謳い上げねば…という強い使命をひしひしと感じた好著。とは言え、そこにノアールさはない。

    0
    2021年08月17日

    Posted by ブクログ

    著者と世代が合致してることもあり、尚更いつも面白く、また興味深く拝読させてもらってます

    この作品は、さまざまな名選手のラストイヤーに焦点を当て、どのような形(成績、心境、境遇、経緯など)で現役を退いたのかを、当時のインタビュー記事や時代背景などを織り交ぜながらまとめられています

    本人へのインタビューは一切せず、とにかく当時の資料を調べるだけ調べ尽くしてまとめられていて、とても客観性に富んだまとめられ方をしていて、そこに著者の何気ない主観がおもしろ表現で入ってたりもしてとても面白かったです

    私が阪神ファンということもあり、なんといってもバースのラストイヤーが一番印象的でした

    なんとなく知っていたけれど、あそこまで悲しい結末だったとは、阪神らしいと言えばそれまでですが、改めて、やらかしとるなぁ…という内容に衝撃を受けました

    0
    2021年07月27日

    Posted by ブクログ

    王で始まり、長嶋で終わる全部で24人の引退の年のドキュメンタリー集とでもいう感じかな。
    あの、といってもリアルタイムで見ていたわけではないが、何度も流れる長嶋の引退セレモニーで、人々はそのときその時の長嶋に自分を投影した、そして今日その日々が終わりを告げると、アナウンサーが言ったらしい。
    こんなことを言われる選手は今はもういないし、これからも出ないだろうな。
    坂本も岡本も、そして今をときめくタイガースの佐藤だってこうはならないだろう。

    本人だけじゃなく、日本の世相全体絡めないとああはならないのだろうから。

    0
    2021年07月01日

    Posted by ブクログ

    有名選手の最終年にフォーカスしたという縛りがこの本をより面白くさせた。
    FAがない時代は今よりも大型トレードが活発で、選手からのトレード志願も多かったんだなと言うのが印象的だった。

    0
    2023年06月25日

    Posted by ブクログ

    どの選手も知っているけど、引退時のことはほとんど覚えていなくて、ここで初めて知ることがとても多かったです。
    バースや門田の引退は当時の報道から銭ゲバみたいな印象しか残っていなかったし、水野が海外に行っていたことなんて記憶にすらなかったし…

    歴史上の人物なら仕方ないものの、ここに登場する皆さんご存命なので、これだけの文献やYoutubeにまであたっているのならそれらをベースにインタビュー等で直接振り返っていただく趣向があっても良かったのかな…と個人的には少し惜しく感じました。

    0
    2022年01月02日

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