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Posted by ブクログ
冒頭にあったように、最後の1年は、印象に残っていないものだ
他者から見れば、「まだやれるのに」と思われつつ、引退するものはごく一部(王、山本浩二)
殆どは、ボロボロになるまでプレーを続けていたものだ
門田選手の最後の1年を私はリアルタイムで知らなかったのだが、糖尿病とも闘い、昭和のライバルが皆引退した中、1人で闘い続けた姿が思い浮かんだ
人選自体も、唆られるものだ
一流選手だけでない、一時期話題をさらった選手(一茂、定岡、水野)を取り上げていた
こういう選手は、当時を生きていない世代からすると、全盛期の活躍の情報さえも貴重だし、ましてや最後の1年は言わずもがな
あとがきに、近藤唯之氏の本について、作者が語っていたが、今後、近藤氏の領域を継ぐのは、中溝氏なのではないか
今後の作者の活躍に期待いたします
Posted by ブクログ
本書は昭和・平成のプロ野球で活躍した〈王・落合・長嶋一茂・古田・水野・原・石毛・中畑・掛布・江川、田淵・清原・桑田・村田兆治・駒田・定岡・西本・山本浩二・渡辺久信・クロマティ・バース・秋山・門田・長嶋〉24選手の『現役最後の一年』をプレイバックし、リレー形式で追ったドキュメント。
完全燃焼し有終の美を飾った人,球団事情により引退を決意せざるを得なかった人、最後まで己の美学を貫いた人、怪我に泣かされ引退を余儀なくされた人、静かにユニフォームを脱いだ人…。
24選手をリアルタイムで見ていたとはいえ、あらためて王さんのラストイヤーの成績が凄すぎる。40歳で30本塁打・84打点。これに匹敵するのがMr.赤ヘル 山本浩二。40歳で27本塁打・78打点に加えベストナイン選出ですって⁈ちなみにタイガースの主砲 大山。昨年キャリアハイの成績は28本塁打・85打点。並べてみると、ふたりのレジェンドスラッガーの成績がいかに凄いかがわかる。
ただ惜しむらくはノムさんや江夏の最晩年が取り上げられていないこと。最後まで圧倒する実績と唯一無二の存在感を放ちながら、ユニフォームを脱いだ。複数球団を渡り歩き、同じ匂いを放つ落合を取り上げているだけに、刃折れ矢尽きるまでやり抜いた姿を活写してほしかった。
余談だけど、江夏は球団主催の引退試合はなかった。同じ年に引退した田淵にはライオンズ主催の引退試合を行うのに、江夏には無し。そのことに『一時代を築いた人間に、あまりに失礼じゃないか!』憤ったのが文藝春秋 雑誌Numberの初代編集長。在籍した4球団に引退セレモニー用に球場の貸し出しを依頼するも断られ、手弁当で引退式開催のため奔走。何とか草野球場の多摩市一本杉球場にて開催に漕ぎ着ける。当日は何と16,000人ものファンが押し寄せ、ビートたけしも飛び入り参加し、前代未聞の引退セレモニーとなった。
プロ野球選手に限らず、引き際は身綺麗に終えたいと願う。とりわけ最後までスタメンに名を連ね、絶大なる人気の選手であればあるほど,その思いは強い。
本書の帯にある『去り際に、ドラマが宿る』という惹句。著書は目前に迫る引退に向けて『どう、あがいたのか?』その様子にドラマを見出し、筆を執る。
プロ野球版〈男たちの挽歌〉をきちんと謳い上げねば…という強い使命をひしひしと感じた好著。とは言え、そこにノアールさはない。
Posted by ブクログ
著者と世代が合致してることもあり、尚更いつも面白く、また興味深く拝読させてもらってます
この作品は、さまざまな名選手のラストイヤーに焦点を当て、どのような形(成績、心境、境遇、経緯など)で現役を退いたのかを、当時のインタビュー記事や時代背景などを織り交ぜながらまとめられています
本人へのインタビューは一切せず、とにかく当時の資料を調べるだけ調べ尽くしてまとめられていて、とても客観性に富んだまとめられ方をしていて、そこに著者の何気ない主観がおもしろ表現で入ってたりもしてとても面白かったです
私が阪神ファンということもあり、なんといってもバースのラストイヤーが一番印象的でした
なんとなく知っていたけれど、あそこまで悲しい結末だったとは、阪神らしいと言えばそれまでですが、改めて、やらかしとるなぁ…という内容に衝撃を受けました
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