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「日本はもうダメだ」「世の中悪くなる一方」。SNSでもメディアでも、聞こえるのは嘆きの声ばかり。たしかに世界は順風満帆ではないし、悲観論は人を賢く見せる。だが、僕たちはこの世界で生きていくしかない。だったらせめて、楽観的に捉えてみたらどうだろう。どんな出来事も視点をずらして眺めれば、違った景色が見えてくる。危機の時代、安易な厭世論に陥らず軽やかに生きるためのヒント。
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Posted by ブクログ
週刊新潮の連載『誰の味方でもありません』の書籍化第二弾。 2018年から2020年のものなので、時代を振り返ることもできる一冊。 コロナ禍になる前、こんなことで日本は賑わってたんだなぁと、なんだか随分昔のように感じました。 ちなみに、この写真は蜷川実花さんが撮られたそうで。 前のもよかったけど、...続きを読むこれは爽やかさが増してとても素敵ですね。 本屋さんで思わず見惚れてしまいました。 当時の連載すべてに後日談が加筆されているので、週刊新潮で拝読済でも楽しめます。 こういう新たな楽しみを作ってくださることに毎回感謝。 古市さんご自身が、当時をどう振り返られるのか興味深く読みました。 こんな世の中を諦めるんじゃなく楽観的に捉える。 人生はローリスクハイリターン。 何とかならないことは、ほとんどない。 絶望したり悩んだり苦しんだり。 悲観的になるのはとても容易。 だけどいつも「それでも」と思ってしまう。 あぁ、そうなんだ。 そういうことなんだと、すとんと落ちた気がします。
性に合う のです 偉そぶらない語り口で 世のなかの さまざまな出来事を ご自分のことばで ひょうひょうと論じておられる かなり辛辣なことをおっしゃっておられるのに なぜか かろやかに 読み手に 伝わってくる これは 芸ですな
著者は自分に求められている立ち位置をよくわかっている。同意できるかどうかは別として、やり方が上手いなと感じる一冊
子供が社会問題に興味ない、ニュース見ないと困ってる親御さん、本書がオススメです。 他の方が言われている通り、私も古市さんは書体の方が面白いなーと思いました。
古市君のコラムは何故か古市君の声で読んでくれているようである。 テレビでコメントしているスピードで文字を追っている感じ。
古市さんの著書を初めて読みました。 長岡の花火大会が長岡空襲の慰霊の祭りと言うことを初めて知りました。その背景にあるものを知ることは、批判するよりも、その背景に何があるのかが大切なのだなと感じました。 またコロナ様式のあり方が、平安時代の貴族の生活に似ているというのが斬新でした。 決して過激な...続きを読む考え方をする人ではないですが、視点を変えてみると、理不尽な世の中も少しは楽になるのかなと感じました。まぁ、重度にもやりますが。
★4.2(3.31)2021年8月発行。2018年から2020年にかけて週刊新潮に連載した「誰の味方でもありません」に後日談を掲載して書籍化したもの。社会学者だけあって、と言ってもまだ36歳だが、かつ大学の先生ではなく、作家かつタレントとして、テレビにも引っ張りだこですね。小説も含め、若い感覚でとて...続きを読むも読み易い文体です。内容も着眼点が面白く、これからも読み続けたい著者の1人です。小説については、本人は芥川賞を狙ってるように思われますが、いつも次点。小説もまあまあ面白いのですが、まだ独身?
古市さんらしさ全開でおもしろかった。もちろんタイムラグはあるが、古市ワールドを楽しむには十分すぎる本。
古市さんは、嫌いじゃないですよ。 世のことを、ちょっと違う視点から見て、楽観的に捉えてみる。 確かに古市さんは、何か飄々としててそれほど深刻に捉える事がなさそうだもんなと。 こんな風に色々な経験をしていると、多角的な視点を持てるんだろうなぁ。ある意味古市さんは偏ってるとも言えるけれども。 あるも...続きを読むのごとに精通するのも良いけれど、こんな風に様々な事を語れるのも良いなぁ。
「そっか、こんなことがあったか」と思いながら読んだ。エッセイとしては軽く読めて楽しかったが、その当時、私は何を考え、何をしていたか、全く思い出せないことに危機感を感じた。
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古市憲寿
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