毒親の日本史(新潮新書)

毒親の日本史(新潮新書)

924円 (税込)

4pt

3.8

親子関係は一筋縄ではいかない。古代天皇に平安貴族、戦国武将から僧侶まで、あっちもこっちも「毒親」「毒子」だらけ。子捨て、子殺しや性虐待は勿論のこと、きょうだいの殺し合いを招いたり、子の恋文を世間にさらしたり。父親に見殺しにされたヤマトタケル、子を母に殺された建礼門院徳子、実家にいびられ続けた小林一茶等々、系図上では、はかなく頼りない親子の縦一本線に込められた愛憎が、日本史に与えた影響を読む。

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毒親の日本史(新潮新書) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    毒親の日本史。大塚ひかり先生の著書。毒親はいつの時代にもいる。毒親は現代社会にしか存在しないというのは大きな勘違い。毒親の歴史は長い。日本の歴史においては子捨て、子殺し、孫殺し、虐待、殺し合いをする毒親がたくさんいた。自らの野心や欲望や保身のために子供をコントロールして子供を洗脳して子供を道具によう

    0
    2022年10月08日

    Posted by ブクログ

    面白かったけれど引用する文献が「毒になる親」と「親を殺した子どもたち」なのはいいとしても、その2冊ばかり繰り返し出て来る。こういうふうに書いたら残念だということがわかったので気をつけようと思う。
    しかし、著者の説明を読むともう毒親にしか見えなくなったり、「春過ぎて、夏来るらし…」の歌も権勢欲の現れと

    0
    2021年06月12日

    Posted by ブクログ

    久々に心躍るリアル書店と出会い、夢中で本棚を眺めていて目が合った一冊。大塚ひかりさんの日本史本、面白くないはずがないです。

    本書のテーマは「毒親」と「毒親に育てられた子ども」としての歴史的人物像について(時折創作の登場人物も混ざる)。古代から近現代に至るまで歴史上偉大な業績を残し、誰もが立派な人と

    0
    2021年04月05日

    Posted by ブクログ

    毒親の日本史という割に文学が扱われている。資料の信頼性が論証されていない。筆者の個人的な解釈が多い。文学に当時の歴史や文化が反映されるからとはいえ、文学が当時の歴史や文化をありのまま正確に映しているわけではないと思う。読み物としては面白いけど、あまり真に受けなない方がよい。

    0
    2023年06月12日

    Posted by ブクログ

    昔は当たり前だった、創作に出てくるのはその状況が多かったから、などもわかるが、時代背景や価値観の違いもあるから、全てを毒親で済ませるのはどうかとも思う。
    近松門左衛門話など親のせいにするのもどうかと思うし。
    だが兄弟間の待遇の差が戦に繋がることはあるし、出てくる毒親の事例が現代の定義に当てはまるとい

    0
    2022年01月29日

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