ベートーヴェンと日本人(新潮新書)

ベートーヴェンと日本人(新潮新書)

902円 (税込)

4pt

3.5

幕末から明治にかけての日本人には「耳障り」だったクラシック音楽は、「軍事制度」の一環として社会に浸透し、ドイツ教養主義の風潮とともに「文化」として根付いていった。そして日本は、ベートーヴェンが「楽聖」となり、世界のどこよりも「第九」が演奏される国となっていく――。明治・大正のクラシック音楽受容の進展を描きながら、西欧文明と出会った日本の「文化的変容」を描き出す。

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ベートーヴェンと日本人(新潮新書) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年06月07日

    タイトルから第九のことが中心に書かれているのかと予想したけれど、いい意味で裏切られた。日本で最初にベートーヴェンを聴いたり弾いたりした人たちのことなど想像したこともなく、苦労もあっただろうし、異文化体験が衝撃的だったのだろうと想像する。

    0

    Posted by ブクログ 2022年01月10日

    こちらの本は日本人とベートーヴェンの関係
    を主体に書かれています。

    なぜ年末になると「第九」があちこちで演奏
    と共に歌われるのか。これはいつ頃から定着
    した風習なのか。

    明治の開国から西洋の文化がドッと日本に入
    ってきた時、そもそもクラッシック音楽とは
    どのような位置付けであったのか。

    から始...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年03月11日

    ベートーヴェンの第九が何故日本人に許容されたのだろうと言う問いには残念ながら到達していないよう。
    もっと戦後のことに掘り込んで探るべきか。次回作に期待

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年01月11日

    ベートーヴェンが日本人に「楽聖」として定着していく過程を、明治以降の関東大震災と大東亜戦争を軸に考察している論考。明治時代の西洋音楽のとり入れ方や日本のプロオーケストラの始まりや職業指揮者としての山田耕筰と近衛秀麿トの確執などにも触れていて面白い面もあるが、既に多くの書籍に書かれていることを集約して...続きを読む

    0

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