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Posted by ブクログ
善き
リストの生涯についてとても詳しく、また作者の主観が強すぎる事もなく、とても読みやすい。
リストを知りたい方へおススメできる一冊
タイトルが奇を衒っているように感じるが、コレがリストのイメージなのかもしれない。それを覆すだけの内容がここには在る。
リストに関する本は絶版を除くと1冊しかないそうだ。
若き日々はスキャンダルも喜んで起こし名声を得て、且つ見えない努力も凄まじい。恋愛にも溺れ生まれた子供を自分より早く亡くしてしまったり、最後まで天才ショパンを尊敬し一つの祖国ポーランドへの愛国も示す。
ワイマールの宮廷楽長、聖職者と知られざる一面も記されていてとても面白かった!
師匠ツェルニーが亡くなるまで続く、超絶技巧練習曲は師に捧げたもの
11歳でウィーンにてデビュー、ツェルニーに徹底的に基礎を叩き込まれる
12歳パリへ
15歳父を亡くしパリでピアノ教室として名声を上げる
18歳七月革命にて魂揺さぶられ、美青年はサロンを舞台に女性たちを魅了していく
失神した女性たちは、ブルジョワ女性の鬱積したエネルギーはフェミニズム運動へと駆り立て、欲望と快楽のメカニズムだと。
1839年3月8日 ローマ ピアノリサイタル誕生
Posted by ブクログ
~あらすじ~
フランツリスト。当時は、民衆の間で圧倒的な人気を誇り、西洋音楽史に名を残す最強のピアニストでありながら、日本ではほとんどその人生について知られていない。そんな彼の苦悩や野望、恋などを、ショパンなど彼の周りの人物や手紙のやり取りなどから考察していく。
~感想~
リストという人物は、単なる超絶技巧の持ち主であったというだけではなく、その内面には、当時の音楽家の誰よりも過去と未来の音楽に対する愛と希望が溢れていたのである。
また彼は、どんな難曲も引きこなせる天才でありながら、恋に悩んだり、たくさんの弟子を教えたりと、とても人間らしく一途で、男らしい人物だったということが伝わってきた。
フランツリストという人物をより深く知り、より深く愛せるようになる作品である。
Posted by ブクログ
この本からはリストの内面や音楽的な意義などはよく分からないが、今まで知らなかったリストの生涯や人柄について知ることができた。説明不足の文章や構成の散漫な点はご愛敬かもしれない。音楽理論的な本ではなく、気楽に読む本だから。
リストは最強のピアニストということがよく分かった。とにかく凄い人である。その利他主義的な人柄や空前絶後のバイタリティーはびっくりだ。初見でどんな曲でも弾いたというし、残された超絶技巧の曲も凄い。リサイタルというものを開拓し、人気はすさまじかったというし、その収益から学校、音楽関係の施設、孤児院などへの寄付は莫大だったというし、来る者は拒まずで、レッスンは無料、若い音楽家たちを援助し励まし続けたというし、なんという人格者だ。ワーグナーやグリーグ、スメタナたちの心の支えになった。ショパンとはよきライバルだった。古典派やロマン派の作曲家の曲を率先して弾いて世に知らしめた。女性関係はちょっとあれだが、きっと迫ってくる女性を拒めなかったんだろうね。35歳でピアニストを引退し、楽長の仕事や作曲に専念した。交響詩という新しい分野を切り開いたし、無調の曲も作ったという。まさしくスーパースターだ。コジマの血統で今も子孫がいるらしい。そうそう、13歳の時にすでにピアノのエラールの広告塔になっていたらしいね。ほええ。しかしねえ、よくまあこんな題名を付けたなあ。編集者に押し切られたんだろうね。「最強のピアニスト・リスト」ぐらいがいいんじゃない。
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