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Posted by ブクログ
あらかじめ断っておきますが私は既婚者です。
この本を読んだのは、あくまで現代社会の縮
図を知りたいという好奇心からです。
この本で言う「すごかった」というのは、想
像もしないような世界が広がっているという
ことです。
全員がそういうわけでは無いですが、常識が
通用しない人が一般社会よりも多く存在する
世界なのだろうと想像できます。
そんな非常識な人々をただ笑い飛ばす内容で
はないです。
婚活アプリ、結婚相談所、婚活パーティと、
主に主要な3つの婚活ツールをリアルに冷静
にレポートしています。
これらのツールでは特に同性(この場合は男
性です)の動きが分かりづらいというのもあ
り、それを克明に綴っている本書は貴重なの
では?と思ってしまいます。
婚活中の女性は自分より年収の多いパートナ
ーを求める傾向にあると言います。
そして専業主婦となり”上がり”を目指すとか。
現代ではそれはかなりハードルが高い気がし
ますが、これを読んだ人はどう思いでしょう
か。
現代社会の縮図をこれほど分かりやすく炙り
出した本はなかなか無いなあ、と思わせる一
冊です。(上から目線で失礼しました)
Posted by ブクログ
アラ還になられてからの婚活。
連載記事を書くという前提があるからかもしれないけど、石神さんの戦略的な動き、そしてフットワークの軽さに前作以上に感嘆。
失礼な話、婚活市場で50代半ば以上ともなるとほとんどマッチングできないものだと思い込んでいたけれど、全然そんなことないどころか何人かと(しかもそれなりに若い人も含む)男女の関係にまでなっていることにビックリしました。
清潔感やTPO、機転の利き方等は”数字のスペック”をしのぐアドバンテージになるということなのかしら…
それにしても「写経と座禅と婚活飲み会がセット」はツッコミどころが多すぎ!
Posted by ブクログ
本書はひとり暮らしに寂しさを覚え、そこに新型コロナ罹患による孤独死も頭を過り、〈やっぱり結婚したい!〉と決意したのは57歳のフリーランスの記者。バツイチ・子どもなし・持ち家なし・年収700〜900万。そのスペックを婚活アプリ・結婚相談所・婚活パーティーに登録し、怒涛の婚活ライフに突入していく。
実は著者は40代でも〈ふと結婚したい!〉と思い、今回同様の方法で結婚相手を探した前歴あり。その際は成就には至らず。それを受けて、本書表題にある〈やっぱり〉に繋がる。婚活を成就はできなかったものの、著者は転んでもただでは起きず、その一連の活動譚を『婚活したらすごかった』〈新潮新書〉を著す。
10年経ち、いよいよ還暦が視野に入る57歳となり巻き返しを期す。本書はそういう経緯を踏まえ、悪戦苦闘ぶりをリアルに仔細に活写した中高年の婚活ルポ。
◉著者の掲げた婚活の3大行動指針
①婚活アプリに登録。ネットを通して毎日誰かにアプローチする。
②コストをかけて、結婚相談所に登録する。
③週末でも平日でも時間が許す限り婚活パーティーに参加する。
それに加えて、婚活バスツアー・婚活ハイキング・婚活料理教室等にも積極参加。
はたして、その結果は...。
〈すごかった〉の言葉の意味するところは…。
通読し、以下の文章がしっくりと腑に落ちた。
参加者はみんなパートナーを求めている。それなのに、男女ともなかなか相手に恵まれない。なぜか…
40代を過ぎると、自我は育ち切っている。自分が好きな人間、波長が合う人間がよくわかる。だから、ストライクゾーンがどんどん狭くなっていく。自覚はある。しかし、それは理性でコントロールできる領域ではない。たぶん、女性側も同じだろう。男女ともこの歳まで頑張ったのだから何とかしたいという気持ちも強くなる。
…深い考察だ。
たまたま観たNetflixのある韓流映画の台詞。
〈人と出会い、愛し合う…それ自体が奇跡〉。
字面だけ見れば陳腐すぎる言葉ながら、『運命の人』という表現もあるぐらいだから、確かにそうだ。
中高年の婚活とは、〈自我×優先順位×依存心〉の上に成り立つ狭小なストライクゾーンを持つ同士のガチンコの場であり、等価値交換の場。
ひとり暮らしの寂しさや孤独死が頭を過ぎり、熟年婚活を始めた著者がたどり着いた境地は、〈婚活をひとりで生きていく自信があってこそ、自分以外の人間に費やす時間と余力があってこそ、誰かと一緒に生きていくことがようやくにしてできる〉。この境地こそ婚活を成功に導くと著者は綴る。
軽妙なタッチで描かれてはいるも、なかなかどうして深くて鋭い社会考現学の好著。
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