配信予定・最新刊

作品一覧

  • 恋愛美術館
    NEW
    4.2
    1巻1,100円 (税込)
    「電子版まえがき」を加筆し、新装カバーとなって待望の電子書籍化! 恋愛こそが芸術! 人が、誰かに恋をし、誰かを愛する時、そこにはその人の美学と人間観が結晶しています。 本書は、美術史を彩る絵画や彫刻の名品を、芸術家の恋愛体験で読み解く画期的な一冊。 モディリアーニの妻ジャンヌの悲恋伝説の真相、 巨匠ロダンとの狂気の恋に身を滅ぼしたカミーユ・クローデルの悲劇、 性の帝王として君臨した巨匠ピカソ晩年の自画像にひそむ地獄図絵、 ルノワール描く美の聖地モンマルトルの青春、 ドガ描く近代都市の泥沼の恋愛などなど……。 傑作の背景に渦巻く、恋愛の歓喜と苦悩、恍惚と絶望のドラマは、 それぞれ一編の短編小説のように読者を興奮と感動に誘うことでしょう。 あまりにドラマティックな芸術家達の、悲恋・純愛・狂恋の人間模様を通して 美術史上に残る傑作の数々の見方と読み解き方がスリリングに明かされていきます。 画家の恋に名画の秘密を見出し、愛のドラマに人間の生き方を学ぶ名画鑑賞ガイドです。
  • わかるゴッホ 見方が変わる 理解が深まる!
    4.6
    1巻1,100円 (税込)
    生前は1枚しか絵が売れなかった!? 南仏アルルを日本と思い込んだ!?  あの黄色の意味するものは? 新しいゴッホが見えてくる! 多摩美術大学名誉教授による決定版。『謎解きゴッホ』改題。
  • ビジネス戦略から読む美術史(新潮新書)
    4.1
    フェルメールの名画は「パン屋の看板」として描かれた!? ガラクタ扱いされていた印象派の価値を「爆上げ」したマーケティング手法とは? 美術の歴史はイノベーションの宝庫である。名画・名作が今日そう評されるのは、作品を売りたい画家や画商、そして芸術を利用しようとした政治家や商人たちの「作為」の結果なのだ。ビジネス戦略と美術の密接な関係に光を当てた「目からウロコ」の考察。
  • 名画の暗号
    3.0
    1巻1,760円 (税込)
    名画に隠れた真実のコードを解き明かす、エンタメ的読み応えたっぷりの美術鑑賞ガイド。美術史を代表する画家たちがキャンバスに忍ばせたメッセージを彼らの生涯や作品制作の背景とともに書き下ろす。図版多数収録!
  • ピカソは本当に偉いのか?
    3.9
    「なぜ『あんな絵』に高い値段がつくのか?」「これって本当に『美しい』のか?」。ピカソの絵を目にして、そんな疑問がノド元まで出かかった人も少なくないだろう。その疑問を呑み込んでしまう必要はない。ピカソをめぐる素朴な疑問に答えれば、素人を煙に巻く「現代美術」の摩訶不思議なからくりもすっきりと読み解けるのだから――。ピカソの人と作品に「常識」の側から切り込んだ、まったく新しい芸術論。

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ユーザーレビュー

  • わかるゴッホ 見方が変わる 理解が深まる!

    Posted by ブクログ

    絵が全体的に白みがかっている、確かに。

    わたしの好きなゴッホって、死の直前10週間に生まれたものだったんだ。精神的に苦しんでいただけでなく、最後の最後まで技術を磨こうと模索していたと知り、より好きになる。

    テオがゴッホの死後半年で亡くなったのはもちろん知っていたけれど、入院するほど精神にキテいたのね。ヨハンナ、強い女性だ。

    0
    2025年11月26日
  • わかるゴッホ 見方が変わる 理解が深まる!

    Posted by ブクログ

    凄まじく悲しい人生とその絵の筆致について、残された膨大な手紙による事実と筆者の考察からまとめられている

    これは感動した
    軽いタイトルで損してると感じる程、素晴らしい内容だった

    今、上野でやってるゴッホ展、これ読んでから行ってたら涙出ただろうな…

    0
    2025年11月12日
  • わかるゴッホ 見方が変わる 理解が深まる!

    Posted by ブクログ

     この本を読むことができて良かったと本当に思いました。こんな気持ちになることなんて滅多にないのですが、ゴッホ展の前にこの本を読んでなかったらその感動が全く違うと思います。
    ゴッホは27歳から37歳までわずか10年で約2000枚の作品を遺すのですが、生前に売れた作品はわずか1枚のみだったというのは驚きです。芸術とは普遍的なものではなく流行や教育に依存するものであるということがわかります。わたしは19世紀の末になぜゴッホの作品がこれほどまでに嫌悪されたのかよくわかりませんでしたが、タッチの荒々しさが理解されなかったということなのだと思います。
    この本を読むまで、わがままな兄を支え続けた弟テオは立派

    0
    2025年09月17日
  • ビジネス戦略から読む美術史(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    誰もが見たことある絵画を題材にしてくれて面白い

    宗教改革で、宗教画がかけなくなったから静物画や風景画が生まれた

    動産、不動産としての絵画

    ギルド(教会」vs王室
    職人と作家、アカデミア


    正面は聖なるもの
    横顔は永遠、記念碑的なもの
    斜め向き自然体、親近感→モナリザで完成

    批評家がフランス美術に反映をもたらした

    美術を売る戦略、面白かった

    0
    2024年08月10日
  • ピカソは本当に偉いのか?

    Posted by ブクログ

    19世紀の革命期以降、美術の評価の舞台は王族貴族のアカデミーから市民の世論になった。こうなると作者の声高な主張や作品の衝撃度が勝敗を分け、アトリエは世間に衝撃を与える作品の試作や実験の場所となる。ピカソの『アヴィニョンの娘たち』はその代表ともいえるものでいわば「新理論の論文」である。
    更に写真の登場によって写実的な絵画は衰退し近代美術は「反写実」に向かった筆触(タッチ)の強調やさらに個々の画家が独自にそのスタイルを工夫することで自らを主張した。スーラの点点やセザンヌの平筆タッチ(p.123~)
    近代以降の写実的でない美術の個々の解説は何度読んでも腑に落ちなかった。というよりはなぜこんな絵を描こ

    0
    2022年09月05日

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