恋愛美術館
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恋愛美術館

1,100円 (税込)

5pt

4.2

「電子版まえがき」を加筆し、新装カバーとなって待望の電子書籍化!

恋愛こそが芸術!
人が、誰かに恋をし、誰かを愛する時、そこにはその人の美学と人間観が結晶しています。
本書は、美術史を彩る絵画や彫刻の名品を、芸術家の恋愛体験で読み解く画期的な一冊。

モディリアーニの妻ジャンヌの悲恋伝説の真相、
巨匠ロダンとの狂気の恋に身を滅ぼしたカミーユ・クローデルの悲劇、
性の帝王として君臨した巨匠ピカソ晩年の自画像にひそむ地獄図絵、
ルノワール描く美の聖地モンマルトルの青春、
ドガ描く近代都市の泥沼の恋愛などなど……。

傑作の背景に渦巻く、恋愛の歓喜と苦悩、恍惚と絶望のドラマは、
それぞれ一編の短編小説のように読者を興奮と感動に誘うことでしょう。

あまりにドラマティックな芸術家達の、悲恋・純愛・狂恋の人間模様を通して
美術史上に残る傑作の数々の見方と読み解き方がスリリングに明かされていきます。
画家の恋に名画の秘密を見出し、愛のドラマに人間の生き方を学ぶ名画鑑賞ガイドです。

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恋愛美術館 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    いま、自分が興味あるので、
    美術関係の本はほとんど面白く感じる。
    でも、やはり、
    「恋愛」でくくるのが一番面白いですね。
    ゴシップ的になることなく、
    それぞれの画家の個性が理解できました。
    絵もちゃんと載っている点も良いと思います。

    0
    2022年02月19日

    Posted by ブクログ

    絵画、彫刻の「恋愛にまつわる物語」をまとめた一冊。

    恋愛を描いた名画の物語もあれば、名画を描いた画家自身の物語も。

    著者の西岡文彦さんは、版画家、多摩美術大学の教授でもあり、沢山の美術本を書かれている方。
    また、『日曜美術館』、『世界一受けたい授業』、『芸術に恋して』、『誰でもピカソ』、『タモリ

    0
    2022年03月31日

    Posted by ブクログ

    プロテスタントの隆盛が、キリスト教の肖像画や人物画を禁止したことにより、風景画や静物画が始まり、先行するオランダの風景画に憧れて、初期のフランスの風景画は、モンマルトルの風車を描いたものが多いなど、恋愛以外にも、興味深いエピソードが満載で楽しい。もちろん、芸術家たちの激しい恋愛話は読み応え十分。芸術

    0
    2014年01月14日

    Posted by ブクログ

    芸術家の制作源泉となっている"情愛(+性愛?)"についてのストーリー。
    11のエピソードが前後しながら関連していき、読んでいて感情を増幅させられる丁寧で上手な構成。

    舞台となる19~20世紀の時代背景、芸術家にとって放蕩が才能・霊感の源泉となると社会的にも許されている、というこ

    0
    2011年07月17日

    Posted by ブクログ

    美の本質は恋愛にある。なにものかを恋い求める際に激しくかきたてられる感情。モディリアーニ、ピカソ、ジェローム、ドガ、ベアトリーチェ、マネとモネ、ルノアール、ムンク、カミーユ・クローデル、モンマルトル、モンパルナス。アーティストの人生と作品の背景を語る。

    貴族からブルジョア、ルネサンスから近代絵画・

    0
    2022年07月24日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ひとりひとりの芸術家に焦点を当て、物語が展開してゆくのだが、いつの間にか最初の話は後半に取り上げられた作家の作品の影響を受けていたことが分かり・・・という重層的な構成になっている。
    「美」を求めるひとの根源とは何か、という答えを芸術家たちが直面した様々な局面(酷かったり、陽気だったり、業としか言えな

    0
    2013年05月19日

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