【感想・ネタバレ】わかるゴッホ 見方が変わる 理解が深まる!のレビュー

あらすじ

生前は1枚しか絵が売れなかった!? 南仏アルルを日本と思い込んだ!? あの黄色の意味するものは? 新しいゴッホが見えてくる! 多摩美術大学名誉教授による決定版。『謎解きゴッホ』改題。

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Posted by ブクログ

絵が全体的に白みがかっている、確かに。

わたしの好きなゴッホって、死の直前10週間に生まれたものだったんだ。精神的に苦しんでいただけでなく、最後の最後まで技術を磨こうと模索していたと知り、より好きになる。

テオがゴッホの死後半年で亡くなったのはもちろん知っていたけれど、入院するほど精神にキテいたのね。ヨハンナ、強い女性だ。

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2025年11月26日

Posted by ブクログ

凄まじく悲しい人生とその絵の筆致について、残された膨大な手紙による事実と筆者の考察からまとめられている

これは感動した
軽いタイトルで損してると感じる程、素晴らしい内容だった

今、上野でやってるゴッホ展、これ読んでから行ってたら涙出ただろうな…

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2025年11月12日

Posted by ブクログ

 この本を読むことができて良かったと本当に思いました。こんな気持ちになることなんて滅多にないのですが、ゴッホ展の前にこの本を読んでなかったらその感動が全く違うと思います。
ゴッホは27歳から37歳までわずか10年で約2000枚の作品を遺すのですが、生前に売れた作品はわずか1枚のみだったというのは驚きです。芸術とは普遍的なものではなく流行や教育に依存するものであるということがわかります。わたしは19世紀の末になぜゴッホの作品がこれほどまでに嫌悪されたのかよくわかりませんでしたが、タッチの荒々しさが理解されなかったということなのだと思います。
この本を読むまで、わがままな兄を支え続けた弟テオは立派で、この弟があったからこそゴッホはいい作品を遺すことができたのだと、ゴーギャンは偏屈でストーカーっぽいゴッホに関わってたいへんだったと、そんなふうに思っていました。
しかし、弟のテオは兄が
自殺した翌年の1月に精神病院で発狂死するのです。ゴッホがテオなしでに生きられなかったようにテオもゴッホなしには生きられなかったのです。ゴッホはその周りの人傷つけてしまう人であり、他人だったら関わらないようにしていればいいのですが、テオは家族なのでゴッホから逃げることは許されなかったのです。きっとテオは兄が無慈悲に他の人を傷つけてしまうことについて兄と同じように自責と羞恥の念を抱いていたに違いないのです。そんな兄のことはさっさと捨てて、自分の人生を楽しく送ればいいのにって思ってしまいます。
でも、テオにとって兄を支えるということは、単なる自己犠牲の精神ではなく、自分が自分らしく生きることそのものであったのです。だからゴッホはテオに「泣かないでくれ、皆のために良かれとしたことなんだ」という言葉を残して自殺しますが、その行為はテオに銃弾を撃ち込むことにも等しいことだったのです。
だからテオは兄の死後わずか半年で発狂死してしまうのです。そしてテオの死はゴーギャンにも影響を与え、その翌々月にゴーギャンはタヒチに渡るのです。

人間というのは自分を自分として祝福してもらえないと幸福感を感じることができない動物のようです。だから自分らしく生きることにこだわる人は周りの人を傷つけます。そしてその人を愛する人はその犠牲になるのですが、そのうち犠牲こそその人の生きる意味になっていることもあるのです。なんだか哀しい関係ですが、この本を読んだので、ゴッホ展が楽しみです。

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2025年09月17日

Posted by ブクログ

開催中のゴッホ展を鑑賞する前に絶対に読んでおいた方良いです。
ゴッホ展を2倍3倍楽しめました。
描いた時代によって変わっていく技法の変化はとても興味深いものがあります。
個人的には、後期の歪んだ表現が好きだなぁ。

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2025年10月04日

Posted by ブクログ

ばりおもろいやん!
小説くらい面白かった。
なんかもっと勉強的な本かと思って買ったけど
いい意味でも悪い意味でも違った。

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2025年09月20日

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