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読むと書くとは表裏一体。書き手の視点を知れば、ミステリは飛躍的に面白くなる。長年、新人賞の下読みを担当し、伊坂幸太郎氏、道尾秀介氏、米澤穂信氏らと伴走してきた編集長が、ミステリの〈お約束〉を徹底的に解説。フェアな書き方、アンフェアな書き方とは? 望ましい伏線の張り方は? 複雑な話だから長編向き? 「人間が書けている」とは? なぜ新人賞のハウツーを信じてはいけない? 読むほどにミステリの基礎体力が身につく入門書。
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Posted by ブクログ
書く人にとって全員読んで欲しいミステリの基礎学習本。 ミステリを描きたいって思っていてもミステリってどんな構成なの?叙述トリックって?推理ってどう書くの? そんな作品の構成が他作の紹介もあり、読めばミステリの変遷や形式がわかるありがたい入門書。自分が描きたいミステリがわかるヒントになります。 また...続きを読む作家ではなく編集者、新人賞の審査員が解説しているので文学賞の裏側や求められること、佳作に入らない人の作品に関する特徴なども語られており、応募する前に手を止めて読んでみることもお勧めします。 画期的なことはあまりなく基本を抑えた内容になりますが、そうでこそ必要になる知識だと思います。
読者目線で者なく、書く側(作り手側)の視点からのミステリ入門でなかなか面白い。しかも実際の書き手が書いているのではなく、いろいろな作家の卵の原稿を読んでいることの強みを持つ「編集者」という第三者的立場からの視点でもあるため、独りよがりにならずにすんでいる。巻末にある「本書で紹介した作品一覧」は半分以...続きを読む上既読だけれど、未読既読本関係なく一通り読んでみたいと思った。
作家ではなく編集者の書いたミステリ入門。 小説を楽しむ立場から客観的に見たら、という内容。自身が作家でないぶん、余計な思い入れや主観が少ない。また、読書家らしく大量のミステリを読破しているため、面白い本の共通点など参考になる点が多い。 ミステリ小説を書こうと思っている人は読んでおくと良いと思った。 ...続きを読む <アンダーライン> ★★★★★ 謎、伏線、論理的解決 ★★★★「幻想味」に関しては、ミステリーのセンスからはずれない限り、ともでもないものであればあるほどよい。 ★★★★★ ダブルミーニングな伏線が望ましい ★★★★★ 「世界が反転する」という表を読んだことがあるかもしれないが、まさしくそれで、見えている事象は変わらないが、それらの持つ意味が変化することにより、世界がひっくり返るのである。 ★★★★(伏線は)はっきり因果関係が示されない限り、どれだけ「バレバレ」に思えてもまず見破られることはない。 ★★★★★ クイーンもクリスティーも、解決の論理性に差はない。クイーンが論理的だと言われる理由は、十の可能性の中から、九つを潰したあとに、真相を示すからだ。他のあらゆる可能性を潰して、唯一の真相に到達したように見えるからだ ★★★★★ 特殊な動機ほど、多くを説明してはいけない。 ★★★★★ 連城三紀彦の中には「一方通行だと思い込んでいる矢印を、逆に向けてみる」という発想があったのではないか ★★★★★ 凄い絵画を表現するのに、その絵に「インパクトがあった」と書くのは、「インパクトのある絵」と記された色紙を額に入れて壁に飾るようなもの
書かないことで状況を説明することの大切さがよくわかった。 是非、この本に出てくるミステリー小説を1冊づつ読んでみたい。
書籍を出版する側の人から、ミステリとはどんな構造になっているのかを解析し、ミステリ作家という職業への採用活動をしているような本。 本書は、ブックガイドとしても活用できる。ミステリにもいろんなジャンルがあり、各ジャンルの解説と、そのジャンルの代表的な作品が紹介されている。ミステリ好きなら、ご存知の作品...続きを読むが多いかもしれないが、私は知らない作品のほうが多かった。 読みたい本が増えていく。自宅の空間が本で圧迫され、財布の中身が無くなる怪奇現象?が加速しそうでとても怖い。笑
ネタバレ一切なしの初心者向けミステリガイドブックとして極めて優秀、かつ、タイトル通り「書く人(または編集者)」にとっても非常に役立つ一冊。 また、ミステリの作法(謎を提示して伏線を張り最後にカタルシスとともに回収する)というのは、一般的なエンタメ作品にも共通する「読者・視聴者を喜ばせる構成」なので、...続きを読む他ジャンルの書き手でも是非一読あれ。
マダミスを作りたくて買った本。 謎の作り方について丁寧な解説で、「俺にも面白い謎が作れるのかもしれない!」と前向きな気分に。 「書く」というモチベーションを維持するために、「話す」をしてはいけないという忠告はわかりやすく実行しやすいアクションだと膝を打ちました。
往年の名作ミステリを交えながらミステリ新人賞の選考者の視点から書かれた文章。 ミステリのざっくりとしたルールから始まり、他のエンタメに通ずるような話も多い。 ・食わず嫌いをせずなんでも読む ・改稿に一番時間をかけろ ・読者を意識し、第三者に読んでもらう ・とにかく書く などなど、なんとなくわかって...続きを読むいるけど行動にできていないことが明文化された一冊。 良い勉強になりました。
ホントに書きたい人の為の本だった笑 ライトなミステリファンとして知っておくべきことが知れてよかった。
小説家や海外のライティングスクールの講師が書いた創作本はいろいろありますが、編集者が書いたミステリ入門&創作本は珍しいかも。 内容としては創作の話はもちろんなのですが、前半部ではミステリの種類やトリックなど、様々な先行作品の紹介もされていて、ガイドブックとしても面白い一冊でした。 編集者の書いた創...続きを読む作本ということでいうと、小説のタイトルと作者名に関する話が、この本ならではだと感じました。 凝りすぎた作者名では検索してもらえないし、タイトルだけで物語の雰囲気やジャンルが分からない作品だと敬遠されてしまう。それが新人作家ならなおさらということで、「タイトルに気を配る」「作者名は複雑にし過ぎない」などといった話は新鮮で、編集者ってこういうところも考えているんだと感じます。 ミステリを概観してみると、推理小説の時代から、社会派ミステリに潮流が変わり、そこから新本格が勃興し、日常の謎、そしてファンタジー、SF、ホラー要素も取り込んだ昨今はやりの特殊設定ミステリなど、改めてミステリは広がり続けているのだと感じます。 そうした拡張するミステリの楽しみを、単に「読む」以外の視点から考えられる一冊です。
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書きたい人のためのミステリ入門(新潮新書)
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新井久幸
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