歴史の教訓―「失敗の本質」と国家戦略―(新潮新書)

歴史の教訓―「失敗の本質」と国家戦略―(新潮新書)

836円 (税込)

4pt

4.3

急速な近代化を成し遂げ、大国ロシアも打ち破った戦前の日本が決定的に誤ったのは、「統帥権の独立」が政争の道具として登場した時だ。逆に言えば、政治と軍事が国家最高レベルで統合されていない限り、日本は同じ過ちを繰り返すかも知れない――。「官邸外交」の理論的主柱として知られた元外交官が、近代日本の来歴を独自の視点で振り返り、これからの国家戦略の全貌を示す。

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歴史の教訓―「失敗の本質」と国家戦略―(新潮新書) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    もしかすると今年読んだ本の中で最も勉強になる本になるかもしれない。これまでの歴史本は日本人が主人公として書かれたものが多かったが、ヨーロッパ、ソ連、アメリカの思惑も冷静さをもって描かれており、とても良い。

    0
    2024年02月06日

    Posted by ブクログ

    【外交は常に連立方程式である。全体を見る力がない国は滅びる】(文中より引用)

    安倍官邸外交を支えた前内閣官房副長官補が近代以降の日本の国際関係を敷衍しながら、最大の問題であったと指摘する「国務と統帥の断絶」について解説した作品。著者は、退官後に同志社大学特別客員教授として活躍する兼原信克。

    「歴

    0
    2020年05月27日

    Posted by ブクログ

    著者は絶賛された安倍外交の屋台骨を7年に渡り支えてきたという元外交官。
    本書に卓越した識見がちりばめられております。
    15世紀にスペイン、ポルトガルが大航海を始めたあたりから現在までの「世界史」や「日本近現代史」のエッセンス、今後の「国際政治」で知っておくべき要点などをざっくり学びたいという方には是

    0
    2020年05月23日

    Posted by ブクログ

    まず、「失敗の本質」という言い方そのものが、何を、誰が、どのような価値基準で「失敗」と見なすのかという問題を内包している。たとえば、戦前日本の軍部にとっての「失敗」は、「勝てなかったこと」であり、国際社会における地位低下かもしれないが、アジアの植民地で抑圧されていた人々からすれば、それは「成功(解放

    0
    2025年04月20日

    Posted by ブクログ

    長年、首相官邸で安全保障に携わってこられ、現在は大学教授の兼原氏による近代の歴史に学ぶ安全保障論。近代の日本を取り巻く東アジアの歴史のみならず、欧米やインドを含め豊富な知識を基に論じられており説得力がある。勉強になった一冊。
    「人は、未来を見るために過去を見るのである」p18
    「今を生きる私たちは、

    0
    2021年02月18日

    Posted by ブクログ

    わかりやすい。明治維新から終戦までの部分は特にわかりやすい。戦後は私の勉強不足もあり、難解な部分もあった。

    0
    2021年02月15日

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