小説作品一覧
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-長崎を舞台に地を這うように生きる人を描く。 「おれにまで長崎のことをかくそうとする。おれたちが浦上を歩いた時、お前はなんというた。ここも火、あそこも火じゃった。ここはもうのっぺらぼうで、足にまきついた電線をとったら髪の毛のようにふわっとしとった。あん時いうたことは、みんな嘘だったとか……」 戦時中に長崎の炭鉱で働いていた朝鮮人女性、原爆被害者たちが人たちが集まる海塔新田、原爆症をおそれる人、被差別部落出身者――。さまざまな立場の人間が、それぞれのエゴをむき出しにしつつ、地を這うように生きる人たちを描く表題作「地の群れ」を中心に、戦争に赴く若者が「ガダルカナル戦詩集」を輪読する同名の短篇、身を寄せ合うように生きる隠れキリシタンの集落に、原爆症の魔の手が忍び寄る「手の家」など、いずれもずしりと読み応えのある4篇を収録。
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-「トイレ占い ノックにノッ句」「げんそ占柳 エレメントスクール」「歩いて占う、てくて句 川柳文字放送」「令和川柳選書 ブレス」に続く、著者待望の第5集。著者は1972年に生まれ、東京都昭島市コミュニティーサークルの「くじら川柳」に参加し、川柳作家・大木俊秀に師事。川柳にとどまらず、ブロガーとして、ラジオリスナーとして、また川柳と占いを融合させた「占柳作家」として活動をスタート。 本書は、とある年の9月から8月までの1年間に食べたもの全てを、毎日1句の川柳で記録して1冊にした極めて斬新な川柳句集である。 食べたものを毎日記録する人は少なくない。また川柳で日記をつける人も珍しくないが、食事記録のみを川柳に詠んで365日欠かさず書き続けるという試みは前人未踏の領域ではないだろうか。 守りに入ることなく、常に挑戦し続ける著者の川柳魂にぜひ触れてほしい。 バーベQ味ならひとりでもできる 蚊が鳴いてトマトジュースを用意する 天ぷらの日にアゲアゲな本を読む 今川焼食べて面接おけはざま お茶漬けはサラサラサラリーマンかしら
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4.73.11を忘れない――。感動のTVドラマを作者・内館牧子 自らの筆で書き下ろした小説版が文庫で登場! 巻末にはドラマで主役を演じた 俳優・千葉雄大氏 感動の解説を掲載! ◎あらすじ◎ 谷川晃は宮城県南部の街・亘理のいちご農家の長男。 家業を継ぐ気はなく、東京の大学に進学することに。 2011年3月11日は、アパートの契約などのために上京していた。 その間、晃を除く家族全員が津波に呑まれてしまい、8年経っても誰一人見つかっていない。 大学卒業後、東京で就職するも志半ばで仙台に戻った晃の目には、 人々がすっかり震災のことを忘れてしまっているかのように映っていた。 そんな晃を支えてくれたのは、恋人の岡本美結。 しかし、家族のことを考えると「自分だけが幸せになれない」と、晃は苦しんでいた。 そんな時、二人の前に1台のタクシーが現れる。
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-自分の将来について考えて、なりたい自分になるために一歩踏み出す勇気をくれる物語。
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4.4町中でバッグや財布が「連れて行って」と私を呼ぶ。置き引きがやめられない私が次に手にした物とは。 ダイエットと運動を限界まで続けてしまう婚約者。 化粧品の衝動買いが止まらない母と美容にこだわる息子、など。 何かに依存せずにはいられない人間の性を描き、強烈なインパクトを残す6編収録。新感覚短編集。 貴方は何をやめられない? 現代人の約七割が、依存症!? 盗り続けてしまう人、刺激臭が癖になる人、運動せずにはいられない人、鏡をよく見る人、 緊張すると掻いてしまう人、スマホを手放せない人ーー抜けられない、やめられない。 依存しているのか、依存させられているのか。彼、彼女らは、明日の私たちかもしれない。 ──三宅香帆(書評家)
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-著者初の単行本と短篇集をカップリング。 単行本デビュー作である『フライパンの歌』は、戦後の赤貧時代を綴った自伝的作品。上京して早々に生活に行き詰まり、神田の工場に間借りして、妻と乳飲み子の3人暮らしを始めた安田。友人に紹介された出版社で編集長の肩書を得て、やっと生活が落ち着くかに見えたが、会社の経営が思わしくなく、安月給で妻はお乳も出ないほどの状況に……。そんななかでも、あまり悲壮感を漂わせることなく、飄々として生きる主人公を描く。 『風部落』は、貧しい集落に住む老婆が、重い病を患う息子のために、裕福な家の山雀を盗んでしまう表題作など8篇をまとめた、著者初の短篇集。 いずれも、「机にむかうと書きたいことはたくさんあった。」(『フライパンの歌』より)という、若き日の情熱を凝縮したような作品集。
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4.7JR新宿南口に「濱地探偵事務所」はある。年齢不詳でダンディ、美術品への造詣が深い探偵は、幽霊を視る能力を持っている。幼いころ漫画家になりたかったという助手の志摩ユリエは、その絵心を生かして、心霊探偵が視たモノを絵に描きとめるのも大切な仕事だ。ここには、奇妙な現象に悩まされる依頼人だけでなく、警視庁捜査一課の辣腕警部も秘密裡に足を運び、濱地の推理を頼みにしているのだ。リモート飲み会で現れた、他の人には視えない「小さな手」の正体。廃屋で手招きする「頭と手首のない霊」の姿に隠された真実。濱地と助手のコンビが、コロナ禍で一変した日常に潜む怪異と6つの驚くべき謎を解き明かしていく。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 実体のみで構成されるべき音楽という芸術に於ける核心部分を削ぎ落とすという無意味な行為。コバヤシは大満足し、爆発こそしなかったがこれを芸術と感じていた。この無意味な行為を世論と対決させる為のプラットフォームとして、コバヤシはダンケレコード店を開店した。コバヤシの脳内で膨らむバンドの存在を音楽の基本手段を取らずに、然し音楽として一方的に具体化させたら、世論は何処まで付いて来るだろうか。コバヤシが用意したバンド達の存在を知った愛好家は、一体どの様な反応を示すのか。ダンケレコード店はコバヤシが仕掛けた社会実験の場とも言えた。芸術としての価値を生みだす核心部分を削ぎ落とすことによって、音楽はいまだかつてない、あらたな芸術性を創造する――クリエイティビティとピュアな感性、そこからうまれたユニークな想像力が紡ぐイノベーション・ストーリー。
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3.8元総理への凶弾と宗教問題。 刊行時に予言的作品とメディアを揺るがせた超問題作! 書評続々掲載! 読売新聞、日本経済新聞、毎日新聞、産経新聞、共同通信、週刊文春、文學界etc. 脳が侵され、やがて全身が洗脳されていく。 人間とは、かくも弱い生き物なのか! (芳林堂書店高田馬場店 江連聡美) 超巨大企業・Central Factory(通称CF)は加害の責任、被害者の苦しみを取り除く「無化」を行い、人々を平穏な世へ導いてくれている。だが、人類最高のシステムに疑問を持つ男がひとり。男はCFへのテロを計画していた。なぜ男は夢の世界を壊そうとしているのか。その時、理想郷を壊されようとされている人々は……。予言的作品と話題を呼んだ物語が待望の文庫化。
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-令和初の日本を代表する第一線作家、200名超による川柳叢書。これからの川柳界を背負っていく若手実力作家から、常に手本としてあるべき川柳家の姿を示す重鎮まで錚々たる顔ぶれが並ぶ。本シリーズをひもとくことで、現代川柳のトレンドを知ることが出来る。 森羅万象がテーマとなり、「人間を詠む」短詩型文芸と呼ばれる川柳は、作者の人間像を浮き彫りにする。3章を基本とするシンプルな構成だからこそ、より作家ごとの個性が際立つ。 発祥から260余年、気の遠くなるほど長い年月をかけて熟成された川柳。その歴史の継承の瞬間を、あなたも一読者として目撃、そして体験することが出来る。 47都道府県のうち愛知を代表する川柳作家・松代天鬼のベスト作品集! 本当の味方を針の座が証し 善人の四次元にあるけもの道 助かった後の歩幅が狭くなる 帰省して獏に食われた夢に逢う 枕木を詰める小石の使命感
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-令和初の日本を代表する第一線作家、200名超による川柳叢書。これからの川柳界を背負っていく若手実力作家から、常に手本としてあるべき川柳家の姿を示す重鎮まで錚々たる顔ぶれが並ぶ。本シリーズをひもとくことで、現代川柳のトレンドを知ることが出来る。 森羅万象がテーマとなり、「人間を詠む」短詩型文芸と呼ばれる川柳は、作者の人間像を浮き彫りにする。3章を基本とするシンプルな構成だからこそ、より作家ごとの個性が際立つ。 発祥から260余年、気の遠くなるほど長い年月をかけて熟成された川柳。その歴史の継承の瞬間を、あなたも一読者として目撃、そして体験することが出来る。 47都道府県のうち大阪を代表する川柳作家・渡辺たかきのベスト作品集! 引力は万有じゃない恋の道 復習も予習も効かずもがく恋 豊作は望まぬ恋の種を蒔く 春になり這い出す蛇と恋心 とりあえず腕立てをする恋の予感
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-令和初の日本を代表する第一線作家、200名超による川柳叢書。これからの川柳界を背負っていく若手実力作家から、常に手本としてあるべき川柳家の姿を示す重鎮まで錚々たる顔ぶれが並ぶ。本シリーズをひもとくことで、現代川柳のトレンドを知ることが出来る。 森羅万象がテーマとなり、「人間を詠む」短詩型文芸と呼ばれる川柳は、作者の人間像を浮き彫りにする。3章を基本とするシンプルな構成だからこそ、より作家ごとの個性が際立つ。 発祥から260余年、気の遠くなるほど長い年月をかけて熟成された川柳。その歴史の継承の瞬間を、あなたも一読者として目撃、そして体験することが出来る。 47都道府県のうち岡山を代表する川柳作家・藤井智史のベスト作品集! 愛していますと猛追する煙 挨拶をせずに無言で去る波紋 握り飯握り直している絆 違う助詞使い大爆発の頭 井戸端はおいしいネタの試食会
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-令和初の日本を代表する第一線作家、200名超による川柳叢書。これからの川柳界を背負っていく若手実力作家から、常に手本としてあるべき川柳家の姿を示す重鎮まで錚々たる顔ぶれが並ぶ。本シリーズをひもとくことで、現代川柳のトレンドを知ることが出来る。 森羅万象がテーマとなり、「人間を詠む」短詩型文芸と呼ばれる川柳は、作者の人間像を浮き彫りにする。3章を基本とするシンプルな構成だからこそ、より作家ごとの個性が際立つ。 発祥から260余年、気の遠くなるほど長い年月をかけて熟成された川柳。その歴史の継承の瞬間を、あなたも一読者として目撃、そして体験することが出来る。 47都道府県のうち広島を代表する川柳作家・瀬戸れい子のベスト作品集! ビタミンを心の留守に取り入れる サプライズ平凡な日に色を添え 森の中いのちを叫ぶ声を聞く 価値観をがらりと変えた草もみじ こっそりと愛を伝える花言葉
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-令和初の日本を代表する第一線作家、200名超による川柳叢書。これからの川柳界を背負っていく若手実力作家から、常に手本としてあるべき川柳家の姿を示す重鎮まで錚々たる顔ぶれが並ぶ。本シリーズをひもとくことで、現代川柳のトレンドを知ることが出来る。 森羅万象がテーマとなり、「人間を詠む」短詩型文芸と呼ばれる川柳は、作者の人間像を浮き彫りにする。3章を基本とするシンプルな構成だからこそ、より作家ごとの個性が際立つ。 発祥から260余年、気の遠くなるほど長い年月をかけて熟成された川柳。その歴史の継承の瞬間を、あなたも一読者として目撃、そして体験することが出来る。 47都道府県のうち京都を代表する川柳作家・竹内ゆみこのベスト作品集! 赤色で琵琶湖と書いてある手帳 誰よりも早く白状いたします 血色の良くなる話聞いている 何をくれたんやと包み紙ひらく においを嗅げば家族だと分かります
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-令和初の日本を代表する第一線作家、200名超による川柳叢書。これからの川柳界を背負っていく若手実力作家から、常に手本としてあるべき川柳家の姿を示す重鎮まで錚々たる顔ぶれが並ぶ。本シリーズをひもとくことで、現代川柳のトレンドを知ることが出来る。 森羅万象がテーマとなり、「人間を詠む」短詩型文芸と呼ばれる川柳は、作者の人間像を浮き彫りにする。3章を基本とするシンプルな構成だからこそ、より作家ごとの個性が際立つ。 発祥から260余年、気の遠くなるほど長い年月をかけて熟成された川柳。その歴史の継承の瞬間を、あなたも一読者として目撃、そして体験することが出来る。 47都道府県のうち広島を代表する川柳作家・笹重耕三のベスト作品集! 主張のない根っこにリズム感がない 赤っ恥かいて人間らしくなる 真っ直ぐな風が守っている棚田 食欲の秋に減量するヤル気 論争のシャワーに止水弁がない
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-令和初の日本を代表する第一線作家、200名超による川柳叢書。これからの川柳界を背負っていく若手実力作家から、常に手本としてあるべき川柳家の姿を示す重鎮まで錚々たる顔ぶれが並ぶ。本シリーズをひもとくことで、現代川柳のトレンドを知ることが出来る。 森羅万象がテーマとなり、「人間を詠む」短詩型文芸と呼ばれる川柳は、作者の人間像を浮き彫りにする。3章を基本とするシンプルな構成だからこそ、より作家ごとの個性が際立つ。 発祥から260余年、気の遠くなるほど長い年月をかけて熟成された川柳。その歴史の継承の瞬間を、あなたも一読者として目撃、そして体験することが出来る。 47都道府県のうち香川を代表する川柳作家・安田翔光のベスト作品集! 本籍は宇宙 現住所は地球 深遠な宇宙原理を説く仁王 生まれた日の逸話を母に聞かされる 本屋から本屋へ蝶になる 男 仮の世を遊び惚けて果てんかな
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3.8ついに読める! 火村英生 幻の事件 都市伝説“砂男”を調べていた学者が刺殺された。 死体にはなぜか砂が撒かれていて……。 奇怪な殺人事件に火村とアリスが挑む表題作など、 これまで雑誌掲載のみとなっていた幻の〈火村シリーズ〉2作をはじめ、 〈江神シリーズ〉やノンシリーズの貴重な作品6編が一冊に! すべて単行本未収録。 江神二郎と火村英生が一冊で競演する、贅沢なミステリ作品集。 【目次】 女か猫か(☆) 推理研VSパズル研(☆) ミステリ作家とその弟子 海より深い川(★) 砂男(★) 小さな謎、解きます ☆……江神二郎シリーズ ★……火村英生シリーズ
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4.0天照大神から浦島太郎、義経や内蔵助、八百屋お七まで、江戸のヒーロー100人が、川柳でバッサリと斬られ、笑いとばされる! これで「ニヤリ」とできたら、あなたはもう江戸っ子だ! 「江戸のヒーロー、98人と1組と1匹を可笑しがる!」取り上げた川柳は、いわゆる正史だけではなく、神話・伝説・俗説の類、さらには講釈・芝居・謡曲などに登場する架空の人物まで、幅広い題材を含みます。それを、まるで見てきたかのように細かく描写したり、思い切ってデフォルメしたり、クイズのように仕立てたり、さまざまに加工して可笑しがるのが「詠史句」です。パロディですから、もとになった題材の知識がないと、面白さはわかりません。「エッチな句」や「世相を風刺した句」と違って、広汎な教養が要求されるのです。是非、江戸川柳作者が知識と才智を動員して作った句を読み解き、可笑しがってください。ふだんとはちょっぴり違った脳ミソの刺激になれば幸いです。──「まえがき」より(一部改変)──冴える邪推! どうでもいい細かな推察! 川柳作家の真骨頂がここにある!
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4.0「このミス」大賞作家による待望の新シリーズ開幕! 元刑事と現役キャリア組の異色のコンビが誕生―! 瀬戸内の美しい海に面した村で起きた転落事故。真相の裏に隠された悲しき過去とは……。 ある事件での出来事が影響し、警察官を退任した元警視庁捜査一課の草野誠也は、 友人の出版エージェント社長の紹介でライターとして全国を巡る。 「日本のウユニ塩湖」と呼ばれる美しい海岸を有する香川県の小さな村で草野は、 有名竹細工アーティストが不可解な転落死をしていたことを知る。 さらに、その事件を再調査するために全国の警察署査察顧問として香川を訪れていた 警察庁キャリア組の白羽雅也と再会する。白羽は、査問会で草野を退職に追いやった張本人であった。 いがみ合う草野と白羽。村に漂うよそ者を寄せ付けない不穏な空気。 アーティストの事故現場に残された不可解な竹の傷。 そして、転落した崖にあった謎の祠。事故か、それとも殺人か――。 刑事をやめたからできること、現役だからできること、それぞれの立場から二人は徐々に事件の真相に迫り――。
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3.3※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 今年度版は創刊20年を迎える20周年記念号になり、過去20年のライトノベルを振り返る企画や、過去に上位ランクインした人気作家たち20人からのコラムを掲載した特別保存版になります。 また2年連続で文庫部門1位を獲得し、アニメ化も決定した『千歳くんはラムネ瓶のなか』を特集。裕夢さんインタビューのほか、raemzさん描き下ろしのイラストがカバー&ピンナップポスターで登場します。 毎年の恒例、1位獲得作家のインタビューも掲載。今年の“すごい”ライトノベルを紹介する、ガイドブックです。
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3.7怪談師を生業としている三咲は、訳あって“本当に人が死ぬ”怪談を探している。相棒は「呪いか祟りで死にたい」というカナちゃんだ。新たな怪談が見つかると、死ねるかどうか確かめてくれる。 ある日、カナちゃんが「釣ると死ぬ魚」の噂を聞きつける。静岡県のある川の河口付近で見たこともない魚を釣った人が、数日のうちに死んでしまったというのだ。類似する怪談を知らなかった三咲は、噂の発生源を辿って取材を始める。すると、その川沿いには不思議なほどに怪談の舞台が集まっていることが分かってきた。これは偶然か、それとも狗竜川には怪異の原因が隠されているのだろうか。 自分が生涯追い求めてきた“本物”の怪談の気配を感じ、三咲は調査にのめりこんでいく。しかし、うまくいくということは、カナちゃんが死んでしまうということだ。自分はそれを望んでいるのだろうか――? 解説:小野不由美
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-「ソロモン王の洞窟」の続編。アラン・クォーターメンはカーティス卿、グッド大佐、ズールー族酋長ウンスロポガスに声をかけ再び東部アフリカへ。マサイ族との戦いのあと、一行は地下河川を経て未知のズー・ヴェンディス国に達する。その国の住民たちは好戦的な白人で、双子の姉妹ニレプタとソライスによって統治されていた。姉妹はカーティス卿に魅せられ熱烈な恋心を抱くが、卿が受け入れたのはニレプタだった。ニレプタが高地の支配者ナスタを拒絶したことをきっかけに、国はニレプタ/カーティス/クォーターメン連合軍対ソライス/ナスタ軍に分かれて内戦に突入する。ニレプタは激戦に勝利を収め、司祭たちの暗殺の企てを退けてカーティスと王位に就くが、多大な犠牲も払わなければならなかった。
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-本作は、十七歳のキャサリンを主人公に、前半はファッショナブルな温泉保養地バースを舞台に、後半はグロスターシャ―の裕福な地主の家ノーサンガー・アベイに場所を移して、繰り広げられる。バースでは裕福な地主アレン夫妻や新興ブルジョアのソープ一家を中心に、社交場や遊歩道などを舞台に都市小説風の展開を見せ、ノーサンガーでは怪奇小説的要素を加えて、古い屋敷を舞台に、裕福な地主の生活ぶりを浮かびあがらせる。平凡なキャサリンが自分で判断のできる一人前の女性に成長していく過程がていねいに描かれるが、軽い喜劇的な気分にも満ちている。「高慢と偏見」「知性と感性」「エマ」「マンスフィールド・パーク」「説きふせられて」に継ぐ本作で、オースティンの全長編は完結する。
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-コンラッドはこの作品によって、海洋冒険物語を、名誉と勇気、忠節と裏切りの深い意味をもつ物語に変えた。理想主義肌の商船の一等航海士ジムは、沈没の運命にあった「パトナ号」と船客たち八百人を見捨てることで、若き日の栄光への夢を見捨てた。法廷で「臆病」の烙印を押されたとき、ジムは極東での放浪の暮らしに活を見出そうとする。スマトラのパトサンで原住民から伝説的な名声を得たジムは理想的な統治者としてふるまうが、悪漢ブラウンの出現で…。コンラッドの『闇の奥』と同じ語り手マーロウは、社会に拒否されながら、なお償いへの欲求につかれた男の、不可思議な心のうちに探りをいれていく。ポーランド生まれの英国の作家コンラッドの「密偵」「闇の奥」と並ぶ代表作。
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-大人の純愛×忘れられない恋×再生×スローバーン 〈Eve〉――愛と欲望、その深淵へ。 縛りと解放、痛みと快楽。 一見矛盾しているものの狭間で揺れる男女を描いたシリーズ、ついに完結。 ――「彼」が縄を握ったのは、「彼女」を守るためだった。 過去に独占欲で傷つけた恋人、いま隣にいる恋人。 それぞれへの思いで揺れながら、 過去の贖罪と痛みの先に再生を見出していく男の姿を、 繊細かつ濃密に描き出す大人のための濃密な純愛物語。 【あらすじ】 ドイツでの仕事中、縄の受け手であるルイのある姿を目にし、 嫉妬に似た感情にのまれてしまった渡海(とかい)。 そこへ現れた謎の日本人女性の“挑発”は、渡海を過去と向き合わせた。 縄を教えてくれた師である仲秋。師と関わりがありそうな女王様とその夫。 そして、それぞれ異なる「縛り」を行う緊縛師たち。 彼らと接し、渡海は緊縛師として誰かを縛るという行為の本質を考え始める。 【お客さまへ】 ・ストーリー上で欠かせない官能描写・ソフトSMおよび緊縛描写を含んでいますが、 過度な加虐表現はなく、SM・緊縛に抵抗のある方にも、人と人が向き合うラブストーリーとしてお楽しみいただけます。 【読者レビュー(WEB公開時)】 ■渡海の気持ちを込められない葛藤が繊細に描かれて、自分にも当てはまるし、目標への習得の参考になりました。中々何事もすんなり習得出来ないもんです。(40代・女性) ◆キーワード◆ 切ない恋愛小説女性向けロマンス小説恋模様恋物語恋愛模様大人の恋愛センチメンタル 泣ける大人の純愛大人の恋セカンドチャンス恋のやり直し人生の選択中年恋愛熟年ロマンス 感動純文学文芸人間模様複雑な事情人間ドラマヒューマンドラマヒューマンストーリー 心の傷再生成長繊細な心理描写揺れる心女性心理男性心理内面の変化感傷的エモーショナル シリアスドラマチックピュアラブスローバーン深い愛 耽美心理ロマンスファンタジー一途 初恋忘れられない恋過去の恋二度目の恋再会叶わない恋幸せな結婚真実の愛ハッピーエンド ラブストーリー女性視点男性視点心に響く心に残る胸が熱くなる深い言葉の綾読みごたえ
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4.1日本文学最大の傑作を、小説としての魅力を余すことなく現代に甦えらせた角田源氏。輝く皇子として誕生した光源氏が、数多くの恋と波瀾に満ちた運命に動かされてゆく。「桐壺」から「末摘花」までを収録。 <疾走感ある自然な訳文で、なにより物語の醍醐味が味わえる、現代語訳の決定版!> 恋に生き、切なさに、嫉妬に、美しさに涙する―― 日本文学最大の傑作が、明瞭な完全新訳で甦る、全8巻! 【読売文学賞(研究・翻訳賞)受賞作】 とりかかる前は、この壮大な物語に、私ごときが触れてもいいのだろうかと思っていた。 実際にとりくみはじめて、私ごときが何をしてもまるで動じない強靭な物語だと知った。 ――角田光代 <出版社から> 「最後まで初めて読めました!」「角田さんの訳で物語の全体が分かりました」等、小説としての面白さが分かる現代語訳として大好評の角田源氏。 【読みやすさの工夫を凝らした角田訳の特徴】 ●原文に忠実に沿いながらも、読みやすく、感情に引きつけて読める自然な訳文 ●主語を補い、地の文の敬語をほぼ廃したことで、細部までわかりやすい ●現代的で歯切れがよく、生き生きとした会話文 ●作者や第三者の声(草子地)を魅力的に訳して挿入 ●和歌や漢詩などの引用はほぼ全文を補って紹介 平安時代中期の11世紀初めに紫式部によって書かれた『源氏物語』は、54帖から成る世界最古の長篇小説。輝く皇子として生まれた光源氏が、女たちとさまざまな恋愛を繰り広げる物語であると同時に、生と死、無常観など、人生や社会の深淵が描かれている。400人以上の登場人物が織りなす物語の面白さ、卓越した構成力、細やかな心情を豊かに綴った筆致と、1000年読み継がれる傑作。 『源氏物語 1』は、若き光源氏の姫君たちとの恋と許されぬ藤壺への思慕を描く。
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4.4「トルンカは、 日常と地続きにある 桃源郷だ」 菊池亜希子 最高の一杯をあなたに――。 路地裏に佇む『純喫茶トルンカ』のコーヒーに 魅せられた人々の三つの人生模様。 近所で骨董品屋を営む滝田の痛切な後悔、 ハリネズミのように心にハリをはやし生きてきた 女優・ルミの思いがけない転機、 『トルンカ』の寡黙なマスター・立花の過去と 彼が長年一人で抱えていた驚きの秘密……。 読了後、あなたをあたたかな余韻が包み込む。 大人気シリーズ感動の最終巻! 「再会とは、人生における 一番身近な奇跡である」 純喫茶トルンカは、 あなたを肯定してくれる場所。 【目次】 眉雪の後悔 傷だらけのハリネズミ 最高の一杯 解説:菊池亜希子
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3.8失われた夢の国へようこそ 巨大すぎるクローズドサークルで連続殺人発生!? 衝撃の全編リライト! 待望の文庫化!! 銃乱射事件で閉鎖された遊園地・イリュジオンランドへ、廃墟コレクターの資産家・十嶋庵が二十年ぶりに人々を招く。廃墟マニアの元コンビニ店員・眞上永太郎をはじめとした招待客が、廃園の所有権を賭けた宝探しに挑戦する最中、串刺しになった血まみれの着ぐるみが見つかり……。驚愕の廃墟×本格ミステリ長編! 文庫版あとがき収録。 【目次】 プロローグ 第一章 失われた夢の国 第二章 着ぐるみに死す 第三章 燃える迷宮 第四章 事件は巡る、星は回る エピローグ 文庫版あとがき カバーイラスト/Add your name カバーデザイン/坂野公一(welle design)
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-◆ふらんす堂友の会会員様にお送りしている冊子「ふらんす堂通信」の一年分が一冊の電子書籍に! 四冊分の内容が詰まったお得な一書です。 ●受賞特集 森賀まり句集『しみづあたたかをふくむ』 ――第62回俳人協会賞 髙柳克弘句集『涼しき無』 ――第46回俳人協会新人賞 和田華凜句集『月華』 ――第11回星野立子賞 小川軽舟句集『無辺』 ――第57回蛇笏賞・第15回小野市詩歌文学賞 大辻隆弘歌集『樟の窓』 ――第15回小野市詩歌文学賞 河津聖恵詩集『綵歌』 ――第41回現代詩人賞 熊谷蓬山句集『数珠子』 ――第53回福岡市文学賞 山崎るり子詩集『猫まち』 ――第63回中日詩賞 山田牧句集『青き方舟』 ――第19回日本詩歌句随筆評論賞 種谷良二句集『蟾蜍』 ――第19回日本詩歌句随筆評論賞・奨励賞 岩田奎句集『膚』 ――第14回田中裕明賞 ●追悼 ……徳高博子追悼 徳高博子歌集『ジョットの真青』評――堀田季可 「思い出」――宮野健次郎 ……秦夕美追悼 秦夕美さん追悼――藤原龍一郎 ●書き下ろし書評 南うみを著『石川桂郎の百句』――細谷喨々 中村雅樹句集『晨風』――中西亮太 和田順子句集『皆既月蝕』――山崎祐子 松尾隆信句集『星々』――堀切克洋 山口昭男句集『礫』――岩田奎 「主題ということ」――小山玄紀 ●連載 三者競詠――池田澄子・大木あまり・小澤實 私のプルースト4~7――高遠弘美 虚子研究レポート 38~41 ――岸本尚毅 毎日精進 16~19 ――小野あらた 俳書遠近1――千葉皓史 ●付録 各号/編集後記・コラム・voix et bois 声の森
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-=============== 謎解きは清少納言におまかせ! 「お葉の医心帖」の著者が贈る 渾身の平安ミステリー! =============== 宮中にいたころから 「勘働き」に定評のあった清少納言。 今は宮仕えを辞し、 東山月輪の小さな邸で暮らしている。 ある日、陰陽師の安倍吉平が 訪ねてきた。 怪事件の謎を解くために 知恵を貸してほしいという。 青い目の生首の正体、 女房が遺した真似歌の真意……。 調べを進めるうちに、 話題の「源氏物語」と 事件が呼応していることが判明する。 名探偵、清少納言が陰陽師を相棒に 難題に挑む平安ミステリー!
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-ケンブリッジの若き教授、ホーレス・ホリーは危篤のヴィンシィ教授から幼い息子レオを引き取ってくれと頼まれ、同時に鉄の箱を渡された。それにはレオが25歳になるまで開けてはいけないという指示が書かれていた。20年後、箱を開けると、レオの父による一通の手紙と古地図、ギリシア語が刻まれた古代の壺の欠片、宝石の指輪が入っていた。壷の破片には2千年以上前のとあるギリシア人と不死の秘術を持つアフリカの女王との悲恋の物語が。ギリシア人は女王の求婚を拒んで殺される。手紙にはレオの父が耳にした、アフリカの奥地にアラビア語を話す部族の国があり、白人の美しい女王がいるという噂が書かれ、それが陶片に刻まれた女王そのものではないか、ぜひ真相を確かめてほしいと記されていた。ホリー、レオ、従者のジョブは勇躍アフリカへ旅立つ。待っていたのは戦慄と幻想の目くるめく世界だった! ヘンリー・ミラーは『洞窟の女王』を「驚嘆すべき書」と絶賛した。コナン・ドイルも「空想やスケールの点ではハガードに及ばぬかもしれないが、作品の質と思想の面白さにおいてはハガードを凌ぎたい」と書いた。
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-令和初の日本を代表する第一線作家、200名超による川柳叢書。これからの川柳界を背負っていく若手実力作家から、常に手本としてあるべき川柳家の姿を示す重鎮まで錚々たる顔ぶれが並ぶ。本シリーズをひもとくことで、現代川柳のトレンドを知ることが出来る。 森羅万象がテーマとなり、「人間を詠む」短詩型文芸と呼ばれる川柳は、作者の人間像を浮き彫りにする。3章を基本とするシンプルな構成だからこそ、より作家ごとの個性が際立つ。 発祥から260余年、気の遠くなるほど長い年月をかけて熟成された川柳。その歴史の継承の瞬間を、あなたも一読者として目撃、そして体験することが出来る。 47都道府県のうち和歌山を代表する川柳作家・岡内知香のベスト作品集! 法螺貝が鳴ると立ち上がってしまう タイムカード押して仕事の顔になる 働けど働けどワーキングプア プアですが源泉徴収をされる ため息を誘うねんきん定期便
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-令和初の日本を代表する第一線作家、200名超による川柳叢書。これからの川柳界を背負っていく若手実力作家から、常に手本としてあるべき川柳家の姿を示す重鎮まで錚々たる顔ぶれが並ぶ。本シリーズをひもとくことで、現代川柳のトレンドを知ることが出来る。 森羅万象がテーマとなり、「人間を詠む」短詩型文芸と呼ばれる川柳は、作者の人間像を浮き彫りにする。3章を基本とするシンプルな構成だからこそ、より作家ごとの個性が際立つ。 発祥から260余年、気の遠くなるほど長い年月をかけて熟成された川柳。その歴史の継承の瞬間を、あなたも一読者として目撃、そして体験することが出来る。 47都道府県のうち兵庫を代表する川柳作家・辻岡真紀子のベスト作品集! 球形の青をさすらう羊たち 空は海海は空抱く青の果て 靴底にあの日の海を秘めたまま 大都会夕陽吞み込むビルの海 陽が沈む王者の孤独を見せつけて
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-令和初の日本を代表する第一線作家、200名超による川柳叢書。これからの川柳界を背負っていく若手実力作家から、常に手本としてあるべき川柳家の姿を示す重鎮まで錚々たる顔ぶれが並ぶ。本シリーズをひもとくことで、現代川柳のトレンドを知ることが出来る。 森羅万象がテーマとなり、「人間を詠む」短詩型文芸と呼ばれる川柳は、作者の人間像を浮き彫りにする。3章を基本とするシンプルな構成だからこそ、より作家ごとの個性が際立つ。 発祥から260余年、気の遠くなるほど長い年月をかけて熟成された川柳。その歴史の継承の瞬間を、あなたも一読者として目撃、そして体験することが出来る。 47都道府県のうち青森を代表する川柳作家・北山まみどりのベスト作品集! 語らいを見守る薄切りのりんご 穏やかな時間を過す冬の窓 あの風があの物音がある安堵 いちねんの始まりそっとめざめよう おだやかな幕開けみかん転がして
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-令和初の日本を代表する第一線作家、200名超による川柳叢書。これからの川柳界を背負っていく若手実力作家から、常に手本としてあるべき川柳家の姿を示す重鎮まで錚々たる顔ぶれが並ぶ。本シリーズをひもとくことで、現代川柳のトレンドを知ることが出来る。 森羅万象がテーマとなり、「人間を詠む」短詩型文芸と呼ばれる川柳は、作者の人間像を浮き彫りにする。3章を基本とするシンプルな構成だからこそ、より作家ごとの個性が際立つ。 発祥から260余年、気の遠くなるほど長い年月をかけて熟成された川柳。その歴史の継承の瞬間を、あなたも一読者として目撃、そして体験することが出来る。 47都道府県のうち山口を代表する川柳作家・渋谷栄子のベスト作品集! 元気かと覗き元気をくれる友 大変な事もさらっと話す友 慰める言葉を捜す友の背な 快方に向かう繰り返しのドラマ それからが知りたいが聞かない話
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-令和初の日本を代表する第一線作家、200名超による川柳叢書。これからの川柳界を背負っていく若手実力作家から、常に手本としてあるべき川柳家の姿を示す重鎮まで錚々たる顔ぶれが並ぶ。本シリーズをひもとくことで、現代川柳のトレンドを知ることが出来る。 森羅万象がテーマとなり、「人間を詠む」短詩型文芸と呼ばれる川柳は、作者の人間像を浮き彫りにする。2章を基本とするシンプルな構成だからこそ、より作家ごとの個性が際立つ。 発祥から260余年、気の遠くなるほど長い年月をかけて熟成された川柳。その歴史の継承の瞬間を、あなたも一読者として目撃、そして体験することが出来る。 47都道府県のうち大阪を代表する川柳作家・本田智彦のベスト作品集! 道険しコロナ感染終息路 数による決着それが民主主義 マスクの役目風邪とコロナの二刀流 世の中がどうあれ生きることが先 義理募るきっぱり言えず誘い乗る
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-令和初の日本を代表する第一線作家、200名超による川柳叢書。これからの川柳界を背負っていく若手実力作家から、常に手本としてあるべき川柳家の姿を示す重鎮まで錚々たる顔ぶれが並ぶ。本シリーズをひもとくことで、現代川柳のトレンドを知ることが出来る。 森羅万象がテーマとなり、「人間を詠む」短詩型文芸と呼ばれる川柳は、作者の人間像を浮き彫りにする。3章を基本とするシンプルな構成だからこそ、より作家ごとの個性が際立つ。 発祥から260余年、気の遠くなるほど長い年月をかけて熟成された川柳。その歴史の継承の瞬間を、あなたも一読者として目撃、そして体験することが出来る。 47都道府県のうち高知を代表する川柳作家・竹内恵子のベスト作品集! 割れガラス抱いて始まる第二幕 人生をあきらめきれぬサードゴロ 底辺を歩いて世間よく見える 義理チョコも配れず花が枯れてゆく 亡き祖母に出会えたようなおぐる汁
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-令和初の日本を代表する第一線作家、200名超による川柳叢書。これからの川柳界を背負っていく若手実力作家から、常に手本としてあるべき川柳家の姿を示す重鎮まで錚々たる顔ぶれが並ぶ。本シリーズをひもとくことで、現代川柳のトレンドを知ることが出来る。 森羅万象がテーマとなり、「人間を詠む」短詩型文芸と呼ばれる川柳は、作者の人間像を浮き彫りにする。3章を基本とするシンプルな構成だからこそ、より作家ごとの個性が際立つ。 発祥から260余年、気の遠くなるほど長い年月をかけて熟成された川柳。その歴史の継承の瞬間を、あなたも一読者として目撃、そして体験することが出来る。 47都道府県のうち千葉を代表する川柳作家・島田駱舟のベスト作品集! 民主主義齧る魚の骨齧る 温暖化政府答弁にも及ぶ 聞く力アイムソーリー押す力 選挙カー読んでるかい走れメロス 当確へ意欲から意の字が抜ける
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-令和初の日本を代表する第一線作家、200名超による川柳叢書。これからの川柳界を背負っていく若手実力作家から、常に手本としてあるべき川柳家の姿を示す重鎮まで錚々たる顔ぶれが並ぶ。本シリーズをひもとくことで、現代川柳のトレンドを知ることが出来る。 森羅万象がテーマとなり、「人間を詠む」短詩型文芸と呼ばれる川柳は、作者の人間像を浮き彫りにする。3章を基本とするシンプルな構成だからこそ、より作家ごとの個性が際立つ。 発祥から260余年、気の遠くなるほど長い年月をかけて熟成された川柳。その歴史の継承の瞬間を、あなたも一読者として目撃、そして体験することが出来る。 47都道府県のうち富山を代表する川柳作家・森谷正成のベスト作品集! 反省はするが後悔していない 一般論私の傍を通り過ぎ 傷口に了見違い擦り込まれ ペンだこが勲章なんと誇らしい 定年後妻の風向きだけはよむ
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-令和初の日本を代表する第一線作家、200名超による川柳叢書。これからの川柳界を背負っていく若手実力作家から、常に手本としてあるべき川柳家の姿を示す重鎮まで錚々たる顔ぶれが並ぶ。本シリーズをひもとくことで、現代川柳のトレンドを知ることが出来る。 森羅万象がテーマとなり、「人間を詠む」短詩型文芸と呼ばれる川柳は、作者の人間像を浮き彫りにする。3章を基本とするシンプルな構成だからこそ、より作家ごとの個性が際立つ。 発祥から260余年、気の遠くなるほど長い年月をかけて熟成された川柳。その歴史の継承の瞬間を、あなたも一読者として目撃、そして体験することが出来る。 47都道府県のうち大阪を代表する川柳作家・森井克子のベスト作品集! 蔓が巻く鉄条網を抱きしめて タワービル林立 道が匂わない 人類が持ってしまった原子力 ああ氷瀑止まったままのポテンシャル 特大の拳を明日の空に描く
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-令和初の日本を代表する第一線作家、200名超による川柳叢書。これからの川柳界を背負っていく若手実力作家から、常に手本としてあるべき川柳家の姿を示す重鎮まで錚々たる顔ぶれが並ぶ。本シリーズをひもとくことで、現代川柳のトレンドを知ることが出来る。 森羅万象がテーマとなり、「人間を詠む」短詩型文芸と呼ばれる川柳は、作者の人間像を浮き彫りにする。3章を基本とするシンプルな構成だからこそ、より作家ごとの個性が際立つ。 発祥から260余年、気の遠くなるほど長い年月をかけて熟成された川柳。その歴史の継承の瞬間を、あなたも一読者として目撃、そして体験することが出来る。 47都道府県のうち奈良を代表する川柳作家・山田順啓のベスト作品集! 穏やかが一番天も地も人も 時々は神に縋って自助努力 脈はあるノーの返事はまだ来ない 思い出し笑いができる脳回路 無意識に犯した罪を顧みず
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-令和初の日本を代表する第一線作家、200名超による川柳叢書。これからの川柳界を背負っていく若手実力作家から、常に手本としてあるべき川柳家の姿を示す重鎮まで錚々たる顔ぶれが並ぶ。本シリーズをひもとくことで、現代川柳のトレンドを知ることが出来る。 森羅万象がテーマとなり、「人間を詠む」短詩型文芸と呼ばれる川柳は、作者の人間像を浮き彫りにする。3章を基本とするシンプルな構成だからこそ、より作家ごとの個性が際立つ。 発祥から260余年、気の遠くなるほど長い年月をかけて熟成された川柳。その歴史の継承の瞬間を、あなたも一読者として目撃、そして体験することが出来る。 47都道府県のうち兵庫を代表する川柳作家・澁谷さくらのベスト作品集! 見る景色毎日違うおなじ空 外に出て知るぬくい風さむい風 踊るには春の音符がまだ足りぬ おかえりと生家の水仙が香る 再会のその日の梅は七分咲き
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-著者は東京に生まれ実践女子大学を卒業、歌人・木俣修に師事。美しい万葉語をちりばめて春への想いを歌に託した『讃花集』『新・讃花集』『讃花集 華明草子』の三部作ならびに『清月抄』の歌集刊行、また『京極高永公夫人 梅壽院様の御歌集解読』の監修をつとめ、歌人として研究者として精力的な活動を続けている。本書は公益社団法人 日本弘道会の機関誌「弘道」の弘道歌壇(東京大学名誉教授・古川哲史選)に2004年11・12月号から2009年7・8月号まで掲載された作品をまとめた歌集であり、亡き古川師への敬慕と感謝の念が書名の中の「シリウスブルー」に込められている。
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-来日中のペンシルベニア大学教授ジョゼフ・ハートマンは、古代史の世界的権威。同じく歴史学者である早乙女静香と京都へ旅行しようとしてはキャンセルの憂き目に遭い、毎晩うらぶれたバーで飲むことに。しかし、バーテンダー松永の供する酒肴に舌鼓を打ちつつ聴く宮田六郎と静香の歴史検証バトルは、不満を補って余りある面白さであった。アトランティス大陸、ストーンヘンジ、ピラミッド、ノアの方舟、始皇帝、ナスカの地上絵、モアイ像――七つの不思議を俎上に載せ、常識を覆す新解釈を披露。好評嘖嘖たる奇想天外なデビュー作品集『邪馬台国はどこですか?』の姉妹編、ここに登場!/【目次】アトランティス大陸の不思議/ストーンヘンジの不思議/ピラミッドの不思議/ノアの方舟の不思議/始皇帝の不思議/ナスカの地上絵の不思議/モアイ像の不思議/*本電子書籍は『新・世界の七不思議』(創元推理文庫 新装新版 2024年8月30日初版発行)を底本としています。
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3.0累計300万部突破の大人気シリーズ「口入屋用心棒」をはじめ、 時代小説の第一線を走る鈴木英治、5年ぶりの戦国冒険活劇、開幕! 今川家家臣として甲斐武田家に入った由比藤弥之助の数奇な運命。 【著者コメント】 『義元謀殺』でデビューした私にとって 今作は五年ぶりの戦国物で、かなり力が入りました。 その甲斐あって、とてもおもしろい 一巻目に仕上がったと自負しています。 ――鈴木英治 武田との同盟の証として信玄の嫡男・義信に嫁いだ今川義元の娘・日奈姫。 その供侍として甲斐に付き従ってきた由比藤弥之助は鉄砲の腕を見込まれ 指南役となり、やがて義信の小姓となる。 桶狭間の戦いで義元が討ち死にしたのを機に駿河を我がものにしようとする信玄。 妻の生家を守ろうと反対する義信。 川中島の戦いの折、義信が独断で動いたことを信玄に咎められ、父子の不仲は決定的となる。 さらに信玄が義元の仇である織田信長と同盟を結んだことで、義信は父を亡きものにしようとするが、 逆に謀反の疑いで東光寺に幽閉される。 弥之介は旧臣の長坂清四郎勝繁、曽根周防守昌清らと義信を救い出そうとするが失敗、 ただひとり生き残る――。 書下し時代冒険活劇、新シリーズ開幕!
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4.0
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-“死者の谷”から生還した元兵士の心の叫び。 戦争末期、雲南の地で日本人兵士がほぼ全滅した騰越・龍陵の戦い。そこからほど近い旧ビルマの“死者の谷”フーコン谷地でも、全滅の危機に瀕している部隊があった。 ――ああこれでは勝負にならない、と一等兵でも思う。そう思いながら戦闘をしたのであった。敵は……必要な条件を整えたうえで戦った。こちらは、弾がなくても、食糧がなくても、とにかく、やれと言う。……弾がなくても食糧がなくても、一人が二十人殺せば二十倍の敵に勝てるわけだから、そうしろと言う。―― 六割以上が亡くなった無謀な戦いから、片腕と引き換えに生還した村山辰平は、あの戦闘で夫を亡くした中川文江とともに、フーコンで自分がたどった場所を地図に記していく。それは、将官への怒りを新たにする作業でもあり、「諦めながら恨む」作業でもあった。 第48回菊池寛賞に輝いた古山高麗夫戦争三部作の完結編。
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4.2
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5.0何度読んでも涙がこぼれる 感動の名作。 願いは必ず叶う。 いっぺんだけなあ― 一度だけ何でも願いを叶えてくれるという神様を探しに友人のしーちゃんと山に向かった少年は神様を見つけることができるのか、 そして、その後しーちゃんに起きた異変に対してとった少年の行動とは…(「いっぺんさん」)。 『花まんま』の直木賞作家が贈る、ノスタルジーと不思議が融和する朱川ワールド傑作集。 書き下ろし掌編「八十八姫の村」特別収録。 〈目次〉 いっぺんさん コドモノクニ 小さなふしぎ 逆井水(さからいみず) 蛇霊憑き(じゃれいつき) 山から来たもの 磯幽霊 磯幽霊・それから 八十八姫(やそやひめ) 八十八姫の村
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4.6
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5.0読み手に迫る恐怖と情緒 「女が首吊ったわ。家のなかでな…」 住むと心が壊れる家、その曰くとは―― (「死にたがる男」より) 多様な怪異を引き寄せる!丸山政也が描く底知れぬ恐怖 怪談心中。重いタイトルである。怪談を聞き蒐めていると、時折、心中事件にまつわる話を伺うことがある。そういった話を聞いていると、常にひどくやるせない気持ちに囚われてしまう(あとがきより)。 ・一緒に死んでくれませんか? 新宿の路上で声をかける男。その凄惨な曰くとは「死にたがる男」 ・小瓶を呷った女は凄まじい痙攣とともに倒れた。旅館で見た奇妙な夢の続きは…「感応」 ・妻と義母を刺殺し、子どもたちを絞め殺し…悲惨な凶事に遭った家族たち「運動会の写真」 ――など74話。 凶事のその後、遺された思いや恨み底知れぬ恐怖とともに、貴方も一緒に逝きませんか。
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3.0異界の住人が蠢く恐怖譚 「あのおじいちゃんたち、血が通ってないみたい」 隣室に住む不気味な男たちとは―― 「老人」たち あのとき迷い込んだのは―― 彼岸の不思議と恐怖を描く異世界怪談 沖縄は此の世と彼の世が混じり合い、精霊や妖怪がすぐそばに蹲る土地――沖縄に住み土地の怪談を書き続ける著者による、異世界に迷い込んだ不思議と恐怖譚を再録含めて収録する。 ・囲炉裏の赤く燃える炎の中から呼ぶのは…「いろり」 ・海から漂ってきた黒い靄とともに聞こえる呻き「モーレイ」 ・もう向こうに行くことにした、と呟いた祖父は忽然と消えて…「万馬券」 ・祭りの日、四辻に立ってこちらを見ている男は一体…「道ジュネー」 ・アパートの隣室に住む不気味な集団の驚愕の正体「老人たち」 ――など。 見えない世界に誘われ、気がつけば戻れない。そんな異世界の扉が――開く。
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5.0「百万円を二百万円にするのはたやすい」 そう嘯いて他人様の懐に平気で手を突っ込み、 意表を突いたケントク買いで万馬券を掴み取る――。 ギャンブルの神様に魅入られた、“ろくでなし”の自伝的長編小説 「30年前の新人が、新人のまま現われた。 馬とデラシネの日々と、ギャンブルの陥穽と 黄昏の中に立つ影に、活路はあるのか。 この小説の放逸な人生の底にあるのは、書くという行為の業である。」 ――北方謙三 「破天荒なこの男の物語世界はくやしいほどにまばゆい。 映画の嘘を凌駕した凄味があるからだ。 こいつとは簡単につき合わないほうがいい。」 ――高橋伴明(映画監督) ショウコから百万円を受け取り、(福島競馬場のメインレースの)3枠6番のソウルスピリッツの複勝に張った。 「見ていろ。6番の馬が三着にくれば金になる」 ショウコは府中の馬場をふりかえって戸惑う。 「どういうこと? 馬、走ってないじゃない」 「ここのレースじゃない」 (中略) しばらくして東京競馬場の帯で束ねられた百万円が七束と、端数の三十万円を受け取る。JRAの手提げ紙袋にそれをしまってもらった。 ショウコはその場にへたり込んで紙袋に手を突っこみ、札束を数えながら、泣いた。 「なんで……なんでこんないい加減な男が簡単にお金を作れちゃうのよ……」 ――本文より
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-「勇兵団」生き残りの声をありのままに綴る。 仙台に本拠を置く陸軍第二師団「勇兵団」の一兵卒として南洋に送られた著者は、旧ビルマと中国の国境で、雲南遠征軍を相手に苦戦を強いられている龍陵守備隊を救出する任務に就く。しかし圧倒的な物量の差はいかんともしがたく、上官、同僚が次々と亡くなり、負傷していった。 ――挙国一致だと。糞食らえだ。尽忠報国だと。糞食らえだ。……気力なし、体力なし、プライドなし、自信なし、希望なし。……私は、もう、なにがどうでもいいような気持になっていたのだ。―― その絶望的な戦いをともに経験した勇兵団の生き残りを中心に、丹念に取材を続けてまとめられた一冊。相手は饒舌ではない東北人だが、それだけに一層言葉に重みが感じられる。 古山高麗雄の戦争三部作のうち、『断作戦』に続く第二作。
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-芥川賞候補作3篇を含む珠玉の作品集。 ――あの、二年前の別れたあと、私は毎日、新聞の社会面をみるたびにびくびくした。女の自殺ばかりが目につき、不安は半年以上もつづいた。……彼女の死、それが、それまでは新しく生きることも死ぬこともゆるされない、ひとつの刑の期限のように思えたのだ。―― ある女優の自死をきっかけに、冷たく別れたかつての恋人・小田富子のことをあらためて思い起こす〈私〉。突然、消息不明だった富子から「会いたい」という手紙がきて……。 表題作「演技の果て」のほか、米兵に媚びを売る日本人女性に複雑な思いを抱く日本人少年を描いた「その一年」、乳飲み子を船から海に投げ込んだ女の心理を綴る「海の告発」という芥川賞候補作3作品と、「煙突」「猿」「遠い青空」「頭上の海」といういずれ劣らぬ4篇の短篇からなる作品集。
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